数字の見方
数字の話と言っても、難しい話ではない
のですが、いわゆる専門家といわれる方々
(私もその部類ですが・・・💦)
がセミナー等で使う資料には、悪意はなく
とも、気をつけなければならないものが
多くあります。
また、これはメディアの情報では更に顕著
であると言えます。
昨日、リフォーム業界向けのセミナーに
登壇させていただきましたが、その際に
使った資料に、このようなものがあり
ました。
業界ではメジャーな新聞である
「リフォーム産業新聞」の今週号のトップ
記事です。
この記事では、コロナの影響でリフォーム
市場は、5.9兆円に沈むものの、それも
9%減程度あって、来年には6.2兆円に
戻るというものです。
きっとこれは正しい予測だと思いますが
これだけを切り取れば、今年は少し落ちる
けれど、来年には戻るというプラス思考
が働きます。
しかし、私は昨日この数字を紹介したと
同時に、このグラフの続きをお見せしま
した。
それがこちら。。。
確かに、2020年は一旦沈むものの来年
には少し戻るのですが、
以後ずっと市場は伸びない・・・
このデータが示している真実はそういう
ことなのです。
昨日は、経営者の参加率が高いセミナーで
したので、恐らく今年も大事ですが、来年
再来年、更に5年後、10年後を見据えて
私のお話を聞いて下さったのだと思います。
多くの方々に共感頂けたようで、来週
当社のもっと詳しい話を聞きたいという
お声をたくさん頂きました。
どんな形にせよ、同じ住宅業界ですので
共に発展して行くための協力関係が創れ
ることを切に祈り、お話させて頂きたいと
思います。