地下鉄サリン事件から22年 | 高橋正典オフィシャルブログ「価値組日記」

地下鉄サリン事件から22年

今日は春分の日でしたが、それと

共にあの地下鉄サリン事件から

22年目の日にあたります。


実はその事件があった日、私は

この業界に入った年、入った月

でしたので、とても印象深く

記憶に残っています。

私の親しい知人も当事、霞ヶ関

へ通勤していたこともあり、

とても心配をしました。

(結果、大丈夫でしたが)


22年も経つと、この事件の扱い

も減りますね。

また、最近は英会話の大手で

以前、経営破綻した会社のCM

も始まりました。

安倍総理が「誰もが再チャレ

ンジできる社会」を掲げてい

ましたが、私もそのこと自体

は賛同するものの、我が国の

人々は、あまりにもその時々

のことを優先しすぎる嫌いが

あるような気がしてなりませ

ん。

例えば、宅建業者も行政処分

を受けると、その事実が公開

され、消費者も知ることと

なります。

しかし、ある一定期間を過ぎ

ると、その事もあまり気にさ

れなくなります。

もちろん、その会社が本当に

業務改善を行いやり直して

いるなら問題ないのかもしれ

ませんが、多くの場合はその

経営者の資質に比例する所で

あり、表面上のやり繰りが

上手になっただけという実態

です。

アメリカの不動産取引において

消費者が一番重要視するのは

その会社、そのエージェントの

実績、評判そして名声という

積み上げて来たものです。


再チャレンジを許すことと、

積み上げて来たものへの評価

が同列で語られる社会は、

ある意味、虚しさを覚えます。