その宝の山から出てきた、小さな陶器の入れ物。「これは、卵に使うものだよ」と、Jは笑顔で言いながら渡してくれました。聞くところによると、イギリスのロイヤルウースター社製の卵料理用の入れ物だそうで、レストランをしていた叔母の遺品だそうです。主張しすぎないグレイッシュな色彩が上品な一品です。
使い方は、とても簡単。玉子を割って、この入れ物に入れ、蓋を締めて、沸騰したお湯に入れ、お好みの時間ゆでるだけ。出来上がったら、蓋をあけ、塩、胡椒、その他スパイスを加え、入れ物に入れたまま玉子を食す。フランスの朝ごはんの代表として、ゆで卵があります。大抵は殻ごと茹でて、エッグスタンドに卵を立て、ナイフで殻の端を切り取り、そこからスプーンを使って、熱々のうちにいただくというのが一般的です。しかし、殻ごと茹でると殻が割れて、卵白が漏出してしまう場合があり、残念な思いになってしまう事は、よくある事です。「この入れ物は、実に、その漏出を防ぐというアドバンテージがあるんだよ」とJは力説していました。玉子をボイルするのも良し、アイディア次第で色々と使い道のある一品です。
Jの家の前で、Michelleが「開け、ゴマ!」と叫んだかどうかは、記憶に残っていません・・・




