こんにちは。
いつもいいねくださりありがとうございます。
私は令和5年に甲状腺未分化がんに診断を受けて、分子標的薬で可能な限り命を伸ばし始めた人です。
今日は病院のソーシャルワーカーさんや市役所の方に色々相談に乗っていただきました。
あと2か月ほどで職場の就業規則により休職期間が終わってしまいます。
がんを患っていても闘病しながら働く方も多いと思いますが、つい最近まで死ぬかもしれん状況と闘っていた人の体は元には戻らないと感じています。
例えば怪我をしたらケロイドとか傷跡が残るように。
体内であっても同様に、CT画像では腫瘍が縮小しても、周辺組織がひきつれたり穴が開いたり、しばらくは炎症があったりすると感じます。
現に私の血液検査では「出血」に関するものはまだ数値が異常です。
縮小した=元通り ではないです。
そして、落ちた体力の回復もなかなかなもの。
とうていあと2か月でからだは回復なんてしないし声は出ないし、結局失職することになるのです。
さて、では退職したとして・・・
1⃣組合の保険証を使い続ける手続きをする。
2⃣国保に入る。
3⃣夫の扶養になる手続きをする。
この3通りをもとに比較検討していきます。
あくまでも私の場合ですので、ご自身の場合はよく検討してくださいね。
いまは健保組合の保険証を使っていて、傷病手当金を受給しています。
これが仮に国保になると、傷病手当金は出ません。=(個人の生命保険以外)どこからもお金は入って来ません(これは致命的)
ではどうするか・・・ いまの健保組合の保険証を退職後も使える手続きを行います。
在職中は会社が保険料を折半してくれていますが、退職すると全額払うことになります。
では、これを仮に国保になったとしたら月々幾らになるか・・・と市役所の高額療養を扱う課で試算してもらいました。
高額療養は社保でも国保でも57,600円からスタートして、4か月目から44,400円になるのは同じですが、社保から国保に変わった時点で57,600円にリセットされてしまうので、いまの健保組合の保険証を退職後最長2年間使い切るのが得策のようです。
社保の月額と国保の月額を比較して、もの凄く違いが無かったので決心がつきました。
傷病手当金は退職後も受給することができるので、医師が「この人、働けないよ」と書類上認定して下されば、総期間1年半受給できます。
あと、夫の扶養に入るのが意外に一番非現実的に不利でした。。。
社会とのつながりは生きる張り合いになるはずですが、いつ薬の効果が切れるか分からないのに、人生の残りの時間をストレスに曝すのはもうイヤだな。
退職後の傷病手当金受給資格も、退職日まで労働することができない状況でなければならないし。
***結論***
多角的に検討した結果、無理を押して働くよりも、浮いた時間は年老いた親とお互いに残りの時間を共に過ごす時間を増やして、心配させた分少しでも元気な顔を見せてあげる方がいいな。
ちなみに、市役所に持参して役立ったのは昨年度の源泉徴収票、社会保険料の記載されている給与明細。
病院で限度額の確認をしてもらいながら必要だったのは、病院や薬局の領収証、傷病手当金の支払い通知。
そして限度額を超えた分の申請をする用紙を貰いました。
確定申告用にまとめておいた諸々が思わぬところで必要になって、まとめておいてよかった~と思いました。
目前に迫ってきた退職に対して、「今後どうしたいのか」という意思を伝えなければならない、今日はそのための準備の日となりました。
自分だけ国保に入っても、夫がいると非課税にはならないんですって!
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残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。
そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。
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令和6年3月19日 ★b-raugh-yousei★