㉛癌が出す症状 | 甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺乳頭がんから未分化がんに転化り患した、超特急がんサバイバーのリアルながん情報を生存中に書き残します。

こんにちは。

いつもいいねくださりありがとうございます。

 

私は令和5年の夏に甲状腺乳頭がんの診断を受け、11月の手術で検体から未分化が見つかり、12月から分子標的薬を服用し始めた余命2年の人です。

 

 

パネル検査の結果、BRAF陽性の反応があり、以前からメラノーマで保険適用になっているタフィンラー・メキニストが効くかもということで保険適用になったタイミングで服用を開始しました。

この薬が甲状腺においてはどんな効果でどれだけの延命ができるのかをまだ医師が経験しておらず、さりとて結局なにができるといってもひたすら薬を服用し続けるしか手立てがないということで、現在は手探りの経過観察中です。。

 

 

昨年の夏、まだがん告知を受ける前、体に大きな蕁麻疹ができて数日悩んで皮膚科に行きました。

左右対称にでること、3日は消えないことなどを伝えるとすぐ基礎疾患の有無を訊かれました。

間もなくPET検査を控えていることを告げると、「あぁ~・・・」と悟ったようで、蕁麻疹のような皮膚炎のなかでも2%しかない症状だと説明してくださいました。

 

その段階で癌であろうと察しました。

 

塗り薬はまったく効かず、現在まで飲み薬で凌いでいますが、手術前と分子標的薬服用前の最も体調が悪化していたころは、お守りとしてステロイドのプレドニンをときどき飲んでいました。

比較的効きがよく、翌日にはほとんど姿を消していました。

でも、免疫がどんどん落ちていったのでしょうね。

 

分子標的薬が始まる前に、「根拠は無いけど、がんが出している症状かもしれない」と医師に言われたとき、どちらかといえば「やっとそう認識してくれたんですね?」と思ったのだけど、ちょうどあのころの白血球数は鰻上りでした。

 

いま、すべてが幻だったよう。

錠剤とカプセルでろくに副作用もなく癌が消える って・・・。

 

 

 

皮膚科のそばにある処方箋薬局の薬剤師さんはタフィンラー・メキニストに詳しかったですよ。

そういえばそうよね、そっちが本家。

 

 

*******************************************

残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。

そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。

*******************************************

令和6年3月10日  ★b-raugh-yousei★