⑦蕁麻疹様血管炎て、蕁麻疹じゃないんだよね。 | 甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺未分化がん闘病記

甲状腺乳頭がんから未分化がんに転化り患した、超特急がんサバイバーのリアルながん情報を生存中に書き残します。

「そうだ、おばあちゃんのお墓参りに行こう!」
 
 
お仏壇には手を合わせていたものの、もう20年以上お墓参りに行っていなかった母方のご先祖様のお墓参りに、何の気なしにふと行こうと思い立った昨年の夏。
 
いまになればあれも、無意識の予感だったのかもしれない。
行かなければ!っていう居ても立ってもいられない義務感に胸がざわついて、親戚と待ち合わせをして迎え盆に行ってきました。
 
その翌々週にPET検査。
でも、この頃すでに目に見える異変に悩まされていて、別の病院も受診していたのです。
 
皮膚科医:「基礎疾患ある?」
私:「PET検査を控えていますが・・・」
皮膚科医:「あ~・・・・」
 
もう、この会話だけで「癌なんだな~」と悟ったので、PET検査の結果を聞きに行った際の告知では「うん、そうでしょ。」とすんなり納得しました。
 
皮膚科での診断は「蕁麻疹様血管炎」
 
蕁麻疹のような皮膚炎のなかでも2%ほどしかない症状だそうで、真っ赤に広がった炎症は5cm以上になり、からだの様々な箇所に出現して、耐え難い痒みとひりひりした痛みは3日ほど続きます
 
最初、ダニか蕁麻疹? と思って受診したのですが、最終的には「根拠は無いけど、おそらく癌が出してるかもしれない」とのことでした。
 
私もおおきく頷く。
 
免疫が落ちるから頻繁には使えなかったけれど、プレドニン錠5㎎(ステロイド)を処方され、お守りとして持ち歩いていましたが、11月の手術前と12月の分子標的薬服薬1週間前は、破れかぶれのように日に何錠か服用していました。
 
そのほかに、インフリーカプセル100㎎とフェキソフェナジン塩酸塩錠60㎎をいまでも毎日朝晩服用していて、発症を抑えています。
 
みたところ蕁麻疹に似ているけれど、蕁麻疹は短時間で出ては消えるを繰り返すのに対して、蕁麻疹様血管炎は血管炎なのね。
 
ポツッと赤く出たら、一日かけて広がって、ヒリヒリと痒いやら痛いやらで3日くらい消えません。
 
脇、ウエスト、鼠径部、膝、大腿、臀部、ふくらはぎ、唇、まぶた・・・
 
私の場合は衣類の締め付けや座ったりして圧がかかった箇所に対して、からだの左右均等に出てくるのが特徴的で、消えるころには打撲痕のように黄色く色がつきます。
 

 

手術後も出ていたのだけれど、12月に分子標的薬を服用しはじめてからはお見掛けすることがなくなりました。

でも2月24日の晩、インフリーとフェキソフェナジンを飲み忘れたら久しぶりに大腿に出現・・・。

幸いにも一夜限りだったから、やっぱり分子標的薬のお陰はあると思う。。。

 

 

 

 

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残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。

そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。

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令和6年2月25日  ★b-raugh-yousei★