このブログは創作をテーマにしたブログです。

特に「神話・宗教・伝説・スピ系」に関する創作をよく扱います。


今後どうなるかわからないですが(完全オリジナル創作または二次創作にハマる可能性もあるので)


1年半以上、神話宗教ジャンルの一次創作をしてきて感じることとして。


神話宗教をモチーフに創作する人は勉強家の方がかなり多いです。


好きで創作するくらいなので好きなものを勉強したい、深く知りたいと思うのは自然な心理です。


ただ、個人的に感じるのはこういう風潮もあるということ。


「神話宗教伝承を使って創作するなら、きちんと勉強して正しい知識をもたないといけない」


という、有識者レベルまでいかなくても、ちゃんと勉強をしてそれなりに深く正しい知識を持っていないといけないという風潮です。



これはおそらく「神話宗教伝承というのは学問であり、自分の創作で影響を受ける人も出てくるから正しく伝えないといけない


という志の元、創作をしている人が多数だからと思います。


自分の創作を通し元ネタの神話宗教を伝えることになるので、間違った知識を伝えてしまうリスクがあります。


それをなるべく避けたい気持ちがあるからです。


例えば一般的にギリシャ神話の太陽神はアポロンですが、ギリシャ神話創作をしてる方達は当然のように太陽神はヘリオスとする方達が多いです。


(アポロンが太陽神も間違ってはないのですが、ギリシャ神話であれば太陽神はヘリオスが正しいと考えるようです)


また誰かに「それ間違ってますよ」「そんなことも知らないの?」と言われたら恥ずかしい気持ちも出やすいでしょう。


そんな風に知識マウントを取られないよう、プライドの自衛のために勉強しないといけないというプレッシャーが出やすい背景もあるのかなと推測します。



漫画やアニメ、ゲームでもこういう風潮あると思うんですよね。


元ネタを扱うなら勉強くらいしろ

と作者や制作者に要求するケースが。


版権の場合は、趣味の素人よりガチで勉強したり取材したりしてるでしょうね。仕事なので。



また元の神話宗教を愛しているので、オタク心理で深く勉強していることも多いでしょう。


単純に考えればこの理由だと思われます。


勉強でもありながら「萌えの摂取」でもあるわけです。


なんせ原作や公式ですからね。

(厳密には原典の研究や体系化された知識情報、誰かの解釈であって原典そのものではないですが)



そんなわけで神話宗教伝承をモチーフに創作してる「神話創作界隈」は勉強家が多いです。


それは良いことで意識が高いのですが、ガチになってしまい「深く多く勉強しないといけない」という敷居の高さも個人的に感じてました。


趣味で楽しくやりたいのに周りがガチすぎて「自分みたいな浅いにわか知識がやっていいんだろうか…」という引け目や劣等感も出やすいかもしれません。


私がXのメイン垢を休止させたのはSNS疲れが原因ですが、その辺り引け目を感じていたのもあります。


また、知識が強い人ほど強いし一目置かれやすいという、知識ヒエラルキーも出てくるでしょう。


本をたくさん読んで持ってる人(私)ほど信頼に値する。ブログとかで勉強してる人はにわか


というような、本>ブログみたいな差別意識を遠回しに向けられたこともあります。


どれだけ多く本を読んでるかで知識レベルを見定めるという風潮も少し感じてました。


本を読んでるアピールが多かった印象です。そうでないと勉強してないと思われてしまうからでしょうね。


神話創作界隈では本の知識が正義のようです。


一番は大学で専門的に勉強することでしょうが。


まあ学問なので本が正義になるのは仕方ないのでしょう。



創作というのは実力の世界ではありますが、神話宗教伝承創作の場合は上手いかどうかに加えさらに


「深く勉強しているか、たくさん本を読んでるか(または本を多く持ってるか)」も加味される世界なのかなと感じてます。


私のように、ただ好きで楽しくやりたいだけというにわかレベルの人は、神話創作の人達の中に入ると敷居の高さやプレッシャーを感じるかもしれません。


そういう人は同じジャンル内の人達の中に入るより、マイペースにやるしかないですね。


ですがコミュ力が高い人や謙虚な人であれば、いろいろ教えてもらって楽しくやっていけると思います。


神話宗教創作してる方達は私が知る限りでは良い方達ばかりだし民度が高いです。


でも周りについていくためには、自分でも勉強することは必要かなという気はします。



まあ神話宗教創作に限定せず、一次創作や二次創作してる方達と交流すればいいだけなので、仲間を作ることは可能です。