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B_Poplarです。
電話応対での言葉遣いで、よくご質問をいただくのが、“退社”と“退職”の違いです。
皆さまは、“退社”と“退職”の使い分け、できていますか?
ちなみに、“退社”とは、
会社員がその会社をやめること
一日の仕事を終えて会社をひきあげること
の両方の意味を兼ね備えており、“退職”とは、
勤めていた職場をやめることや、その職を退くこと
を表しています。
どちらも似た意味を持っているので、そんなに気にしていない人も多いと思うのですが、電話応対のときには、少し気にかける方が良いですよ。
例えば、貴方がある会社に電話したとき。
電話の相手は面識がなく、今回初めてのコンタクトであったとき、電話の取次ぎの人から、
「◯◯は退社いたしました。」
と言われた場合、とっさに悩みませんか?
退社って、今日はもう帰ったということ?
その退社ではなく、もしかしてやめたという意味の退社?
そして、それを恐る恐る確認することもあるのではないでしょうか。
“退職”はひとつしか意味がありませんので、特に何も感じないかもしれませんが、“退社”はふたつの意味を持っていますので、前後の言葉によって意味を推測しなければならないのです
ですので、間違った使い方ではないですが、相手に考えさせてしまう表現ではあるので、ここは伝える側が表現に配慮をする必要があります。
例えば、会社には在籍しているものの、その日はもう帰宅していることを伝えるならば、
◯◯は、本日すでに退社いたしました。
など、“退社”の前に言葉をつけてあげると分かりやすくなります。
反対に、すでに会社を辞めている場合は、
◯◯は、△△(時期)に退職いたしました。
◯◯は、少し前に退職いたしまして、在籍しておりません。
など、はっきりと“退職”と言う方が、相手にも伝わりやすくなります。
電話など、相手の表情などが全く確認できない状況下では、声のトーンや言葉遣い、表現が重要なポイントとなります。
わかりにくい言葉よりも、わかりやすい言葉を使って話すことが大切になってくるわけですね。
何気ない表現、言葉遣いでも、隅々まで配慮をしてすれば、相手により伝わりやすくなります。
ぜひ取り入れてみてくださいね
皆さま、ごきげんよう
一緒に“はんなり美女”を目指しましょう