食事中のマナーのお話です。
皆さんは、幼い頃に
食事中に肘をつかない
と、親から教わりませんでしたか?
これは、食事中の基本的なマナーなのですが、最近できていない人が多いように感じます
なぜ食事中に肘をついてはいけないのか?
これについては、“お行儀が悪いから” “だらしなく見えるから”などが理由だと言われますね。
もう少し詳しくご紹介すると、2つの背景があります。
ひとつは、その昔の日本での食事風景。
まだちゃぶ台やテーブルがなく、各自にお膳が用意される時代に、お膳に肘をつくというのは考えられませんでした。
お膳というと、旅館などの宴会や朝ごはんなどで見かける、1人分の食事を乗せる台のこと。
高さ30センチ程度のそのお膳に、肘をついて食事をすることは無理ですよね?
そんな考えられないような所作をすることに対して、“お行儀が悪い”と言われたと考えられます。
そしてもうひとつは、西洋の食事での風景。
ナイフとフォークを使うときに、肘をついていては動かすことができませんよね?
こうした背景から、必然的に食事中は肘をつかない姿が正しいと言われているようです。
それに何より、肘をつくと身体が前かがみになり、背筋は曲がります。
食事中は背筋を伸ばして美しく座る
これは基本中の基本。
肘をついてしまいがちな人は、背筋を伸ばして座るように心がけましょう
肘をつくことも少なくなるはずですし、一緒に腹筋や背筋も鍛えられますよ
我が家では、幼い頃から食事中のマナーに厳しく、お箸の持ち方や使い方を始め、
犬食いしない
ご飯をかきこまない
お茶碗にご飯粒を残さない
ご飯とお味噌汁を混ぜて食べない
与えられたものを残さない
椅子にもたれない
足をプラプラさせない
テーブルに肘をつかない
などと、母から教わりました。
※厳しく躾けられたことは、今では感謝感謝です
母から教わった私たち兄弟姉妹は、皆これを心得ていますが、父は献立に不服があるとき、これみよがしにご飯とお味噌汁を混ぜて食べたり、食べ残したりします…
←こういう行動、男性のあるあるですよねうちの父だけかな?
ですが、そんな大人気ないお行儀の悪いことをしても、背筋を伸ばして椅子にもたれず、肘をつくことなく食事していますから、習慣ってすごいですよ
食事中は肘をつかない…ぜひ習慣にするようにしてくださいね