ゆらゆら。
ちょっとした確信が見えて、
この道で正しいのかもしれないと思えてきた。
今までだったら絶対選んでない不便な場所。
居心地の良い日常的不快感のある場所を抜けてまで
こんなにリスクが高い選択肢を取る必要があるのか。
「不安は手放して下さい」
とナンバーは言うけれど、
娘を連れてこの道で生きていけるのか。
何もない私が何か特別大きなものを手に入れられる場所なのか。
その場所を選ぼうとしている大きな理由は、
たった一つの目的の為。
そこに辿り着く奇跡を自分から掴みに行くため。
毎日美しい景色を見ていたいと思ったから。
叶わなければ、
「まだ早い」
という意味。
この岐路に賭けてみようか。