「自分を育てる3つのプロセス」
1.笑顔
2.ハイと肯定的な返事ができること
3.人の話を肯きながら聞くこと

仕事を受け入れるからこそ自分の能力が出てくるのだから、仕事を頼まれたらハイと受け入れてやってみよう。「できません」「やれません」と言ったら、そこですべての可能性の扉が閉まる。そして教えてくれる人の話を肯きながら聞くのが、自分を育てていく何よりの道なのである。

この3つは、そのまま人生を発展繁栄させるプロセスである。
すべての繁栄は、人から始まる。

ひとりの人間が自らの人生を発展繁栄させていくことが、そのまま組織の発展繁栄につながる。しかも、その発展繁栄の法則は極めてシンプルである。

「物の興廃は、必ず人による。人の昇沈は定めて道にあり。」(弘法大師空海)

「道」・・・時世の推移、身分の高下にかかわらず、それを踏み外すと反社会的行為と
して指弾を受ける、行動の基準。

子曰く、孰か微生高を直と謂うや。或ひと醯を乞う。

諸を其の隣に乞いて之に与えたり。
(公冶長5-24)

微生高をどうして皆は正直者(まっすぐな人)だと言うのか。
あるひとが、酢をかりに来たとき、それを隣の人からもらって、自分の物のようにして人に与えたではないか。

「直」・・・正しいこと。まっすぐ。
「微生高」・・・孔子と同じ魯国の人で尾生ともいう。尾生は女性と橋の下で会う約束をしたが、女性は来なかった。その内に川の水かさが増えてきたが、

約束を守って動かず、橋の柱を抱えてついに溺死したという。「尾生の信」という馬鹿正直を表す言葉がそこから生まれた。

わざわざ隣に酢を求め、人に与える。微生高には、世話好きの人の良さのようなところも感じられる。

では、孔子は、このことを通じて何を言いたかったのだろうか?

子、子産を謂う。君子の道四あり。其の己を行うや恭。 其の上に事うるや敬。其の民を養うや恵。其の民を使うや義。
(公冶長5-16)

先生が子産のことをこう言われた。子産には、善き人としての行き方が4つ備わっている。
自分の言うこと、行うことに、つつましさがある。目上の人に使えるのに敬う心がある。人々に対しては、恵み深い。
人を使う時は、相手のことを考え、道にかなっている。 「恭」・・・うやまいつつしむ。
 (恭賀・恭敬・恭順)

子産に備わっている君子の道  己を行うや恭  上に事うるや敬  民を養うや恵  民を使うや義