ハイテンション
評価 ★★★☆ (★10点☆5点で評価しています)
- ハイテンション アンレイテッド・エディション/セシル・ドゥ・フランス
- ¥3,701
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とりあえずこのコラム、今年の映画からいってます。
そのうち、超マイナーモノも書く予定です。
さてさて今回は、珍しいフランス産スプラッターホラー。
映画の前宣伝では、お決まりの「あなたは直視できるか!!」みたいなふれこみでしたが、正直全然直視できます。
どうやら、ゴアシーンを見せないようにしてるんじゃないかな、と思うくらい。
というか日本公開版はショックシーンが大幅にカットされてるらしく、豪快なスプラッターシーンは少なめです。
フランス映画なのに途中まで英語でしゃべるし、風景がトウモロコシ畑やらハイウェイやら、やたらとアメリカの田舎(ホラー映画の定番風景)
っぽい撮り方をするもんだから舞台設定がどこかわかりにくい映画です。
主人公マリーは、休暇を使ってトウモロコシ畑の真ん中にある友人の実家へ遊びに行った。
到着したその夜、不気味なトラックがトウモロコシ畑の向こうからやってくる。
そのトラックの主は、車を降りると乱暴に呼び鈴を鳴らした。。。。
いったいどんなモンスター野郎がやってきたんだと画面を凝視すると
!!!!!(見てのお楽しみ)おまえかーい!!
そこから始まる大殺戮大会!!
とおもいきや、R-15なの?と思う程度のスプラッター具合。
ただ、息をひそめるシーンが多くて緊張感はバリバリ伝わってきます。
マリーも助かったんだからよせばいいのに、自分から危険の中に飛び込んでいって、いちいち緊迫感をスクリーンからこっちに伝えてきます。
ただ一人助かったマリーは、拉致された友人アレックスを救うべく、殺人鬼の追跡を開始する。
といった具合にストーリーは進んでいきます。途中までこの映画の何が新しいのか?と首をかしげる展開です。
面白くないわけじゃない、でも全てがホラーとして凡庸なんですよ。
だがしかし!!
クライマックスに大爆笑シーンが!!
ああ、これだな、と納得。その後はまさにおフランス的なクライマックスともいえます。
最後に見せる、あのシーンはごらんになって見てください。
ちなみにそのシーンはオチそのものではありません。
ところで見終わったあとに考えるとまったく整合性の合わないシーンがあります。最初に顔見せにでてくる殺人鬼のトラックがヒントです。
そんな大雑把なところもB級ホラーしてて、結果としてなかなかのホラーですが、製作者の目指す所が在りし日のB級スプラッターホラーな感じで、結局その域はでてない感じですねえ。
ただこういう映画は大歓迎!ホラーファンは見て損なしです。
アローン・イン・ザ・ダーク
評価 ★★(★10点☆5点で評価しています)
- アローン・イン・ザ・ダーク/クリスチャン・スレーター
- ¥3,121
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クリスチャン・スレーター主演のアクションホラー。
この映画、他にスティーブン・ドーフも出演していてモンスターのVFXもそれなりにしっかりしています。
きっとお金、かかってると思います。
なんといっても編集が酷すぎる!!
まったくもって意味がわかりません。見終わって反芻してみても意味がわかりません。
映画は勢いに任せて強引に話が進む時がありますが、この映画は強引過ぎて観客が置いてきぼりです。
自分が昔いた孤児院の仲間が次々と失踪します。
その謎を探ろうと、クリスチャン・スレーターは美人博士(昔の恋人)と対悪魔殲滅特殊部隊「アーカム713部隊」
とともに背後にうごめく、悪魔復活を阻止するために戦いを挑みます。
たぶん、あらすじはこんな感じ。
だと思う・・・。
とにかく背後にある悪魔ってのが何だったのかよくわかりませんぜ。
でっかい悪魔がいたのか?
もしそうじゃなくて中盤から出てくるモンスターだったのなら、扉を開く前からいっぱいうろちょろしてたのはなぜか?
(確かに扉の中にはもっといっぱいいたけど)
黒幕の博士は途中から神がかって悪魔たちを指揮するけどいつからそうなった?おまえ普通のおっさんでしょ?
あの体内に寄生するヤツはけっきょくなんだったのか?
あんだけ最初の、しかも映画の核になると思われた孤児院メンバーの失踪をアッサリスッパリ捨て去って、ゾンビ化?した孤児院メンバーを雑魚扱いで片付けたのはなぜか?
原作を知らない人はポカーンとなること請け合いです。
何度も見ないと話の筋がわからないのかもしれません、ただ二回も見る気になりません。
ツッコミどころは満載ですが、突っ込んでいくのが疲れてきますよ~
あ、そうそう、途中エイリアン2に似たシーンが出てきます。
モンスターはなんだかナイトクロウラーみたいな動きです。
ドゥームもこれもエイリアンを元に映画を作ってるんだな。(しかもエイリアン2)
ところでクリスチャン・スレイターもスティーブン。ドーフも仕事選んで欲しいですね。
嘘ですけど。
このまま、B級路線を突っ走ってほしいですね。
余談ですが、クリスチャン・スレイター出演の「マインドハンター」(レニーハーリン監督)、未見の方は是非!
映画も面白いですが、クリスチャン・スレイターがもっと面白いですよ!!
サウンド・オブ・サンダー
評価 ★(★10点☆5点で評価しています)
- サウンド・オブ・サンダー デラックス版/エドワード・バーンズ
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定期的に作られるタイムトラベルモノですね。
この手の映画のキモはタイムパラドックスをどう料理してるかですね。
で、この映画は新アイデア、「タイム・ウェイブ」を使って映画を盛り上げます。
さてさてこれはCMの気合の入れようから、パッと見B級には見えなかったですね。
でもB級ファンの方なら一瞬で見抜いたんじゃないでしょうか?B級くさいチープさを。
で、映画館を避けて、レンタルで鑑賞。
しかも一週間レンタルになるまで待つという念の入れよう。
で、
なんだろうか、本気で作る気あったんかい?
まずCGはびっくりするほどレベル低いです。
いや、最初の恐竜の出現シーンなんて、これは映画の中でホログラムとかCGっていう設定なんだ、って思わせるほどかっちんかっちんにぎこちなく質感の悪い恐竜がのしのし登場。
唖然として、危うく停止ボタン押しそうになりましたよ。
その後もテンポの悪いカットわりで、見る者のわくわく感を、容赦なく削いでいきます。
一応ストーリーは
西暦2055年。6500万年前にタイムトラベルし、恐竜狩りを楽しむツアーを高額で開催し、金持ちを集めていた。
この恐竜狩りのルールは、何も持ち帰らないこと。
しかし、トラブルにより1.3グラムの何かを過去から持ち帰ってしまった。
次々迫り来る生態系の異常。押し寄せる進化の波“タイム・ウェイブ”。
1.3グラムを発見し、人類は生き延びる事ができるのか!?
未来のデザインもダサいし(ていうか古臭くて野暮ったい)、肝心のストーリーもしょぼくれてる。
ついでにキャラクターに魅力が無いなんて、ダメ映画もいいとこですよ。
ただ所々に登場する、新しい進化を遂げた生物たちは一見の価値アリ。
なぜかどいつもこいつも凶暴な性質と言うのが、いかにも冒険映画っぽくていい感じです。
とはいうものの、こりゃーあんまり記憶に残らない映画を見てしまいました。
B級映画って製作者の愛が見え隠れしてこそ、しょぼいプロットも、しょぼいCGも楽しんで見れるんですよ。
このサウンド・オブ・サンダーはさながらB級映画上級者向けですね。
色んなとこに突っ込みつつ、モンスターデザインだけで満足できる、そんな貴方にオススメします。