姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。
ご訪問ありがとうございます。 

昨日の続きです。
京都で建具職人をしている大学時代の友人に義実家の家具の解体をお願いしました。
組子(縦横に渡されている細い木)の縦の木(竪子)が「人」の形になっているのが珍しいんですって。 

これは遺品整理を始めた頃に撮ったもの。
長年使われていなかった茶道具や書道セットなどが所狭しと置かれていました。
この縁側の反対側には天井までの高さの本棚が置かれていたのですが、本棚の背面には隣の応接間へ通じるドアがあるんです。
物が無ければ雪見障子を開けて和室から庭を見ることができたり、応接間との行き来もラクだったはず。
物だらけのせいで窓やカーテンを開けることができなかったので、障子を通して和室に光が差し込むことがなかったのです。
書院造りは障子を通して差し込む光で組子の美しさや、床の間や文机(書院造りの出っ張った棚)に飾った物を楽しむための建築方法。
書院造りの良さが全く生かされていなかったんですよね

何とモッタイナイ。。。 

義父母の生前は近所の人が集う賑やかな家でした。
外から光が差し込み、縁側に出られる状態であれば、来客の方々にこの和室をもっと楽しんでいただけたでしょうにね。 
