姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。

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昨日の続きです。
 





京都で建具職人をしている大学時代の友人に義実家の家具の解体をお願いしました。




器用で力持ちでマッチョ。




ちまちまと釘抜きをするヘナチョコな夫を横目に次々と解体してくれて、室内の大物家具はすべて無くなりました。




まだこれらの廃材を捨てに行く作業が残っているのですが、ひとまず一段落したといった気分です。 照れ




義実家は和風建築。

建具職人は家の造りに興味津々。 おねがい


南に面した和室は書院造りになっていて、床の間、床柱、違い棚があり、付書院(床の間の脇から縁側の方に突き出た開口部)があります。



建具職人、顔を近付けてじーーーっと見入っています。




何がそんなに珍しいのかと聞いてみたら




職人の右手のところ。


組子(縦横に渡されている細い木)の縦の木(竪子)が「人」の形になっているのが珍しいんですって。  びっくり

ずいぶん腕の良い職人さんが造ったのでは?

そんなことも言っていました。



でも、私はそこまで凝った造りになっていたとは全く気付かず。

というのは、




縁側が物置状態

だったから。  チーン


これは遺品整理を始めた頃に撮ったもの。

長年使われていなかった茶道具や書道セットなどが所狭しと置かれていました。

この縁側の反対側には天井までの高さの本棚が置かれていたのですが、本棚の背面には隣の応接間へ通じるドアがあるんです。

物が無ければ雪見障子を開けて和室から庭を見ることができたり、応接間との行き来もラクだったはず。


物だらけのせいで窓やカーテンを開けることができなかったので、障子を通して和室に光が差し込むことがなかったのです。

書院造りは障子を通して差し込む光で組子の美しさや、床の間や文机(書院造りの出っ張った棚)に飾った物を楽しむための建築方法。

書院造りの良さが全く生かされていなかったんですよねタラー

何とモッタイナイ。。。  チーン



義父母の生前は近所の人が集う賑やかな家でした。

外から光が差し込み、縁側に出られる状態であれば、来客の方々にこの和室をもっと楽しんでいただけたでしょうにね。 ショボーン




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