姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。
ご訪問ありがとうございます。 

こちらは通勤用に買った夫の靴。
玄関収納に入れっぱなしで履いているところをほとんど見たことがありません。
夫がいつもボテッとした野暮ったいデザインばかりを選ぶので
「たまにはこういうシュッとしたのを履いたら?」
と私が買うことを勧めた靴なんです。
夫に履かない理由を聞いてみると
「小指が痛いから
」

数回しか履いていないのならリサイクルショップに売ったらどう?
あ! 

私の弟がサイズが合えば欲しいって言うかもね。。。
こちらは「Ban Cul(バンカル)」という播磨地域の文化や歴史などを紹介する雑誌。
夫が読み終わったのでブック◯フに売りに行ったのですが、まさかの買い取り不可。 

以前は1冊数十円ついたのになぁ。 

ポイントを貯めるとクオカードがもらえる古紙回収があるので、そこに出すために持ち帰ってきました。
ヒモでくくろうとしたとき
「あ、あの方が読みたがるかも!」 

習い事で同じクラスのお姉さんが姫路の歴史に興味があることを思い出したのです。
特に姫路城や千姫がお好きなんですって。
少なくともこの2冊は欲しいっておっしゃるかも。。。
弟とお姉さんに尋ねてみました。
すると、弟とお姉さんから欲しいとの返事が。
結果、弟は靴を持ち帰り、お姉さんにも全冊お渡ししました。
物を手放す方法は
捨てる
あげる
売る
寄付する
の4つ。
その中の「あげる」についてですが……
私は整理収納を学ぶまで「あげる」という行為は
親切なこと・人のためになる良いこと
だと思っていました。
だって、対価を受け取らないわけですからね。
ところが、先生はこんなお話をされたのです。
捨てられずにいる物をあげることは、その物の処分を相手に委ねて自らはその責任から逃れている
のだと。
自分にも心当たりがあったので、その話は心にグサグサと突き刺さりました。 

そんな「責任逃れ」もそうなのですが、あげる相手によっては
欲しくないけど、断りにくいから受け取らざるを得ないよなぁ

と困らせることになるかもしれません。
だから最近こう思うのです。
「コレあげる」と言ってもいい相手は
不要ならば「いらない」と
ハッキリ断ることのできる
性格の人
だけだなぁと。
弟もお姉さんもそういう性格であることを知っているので声をかけることができました。
それに今回は靴はリサイクルショップに売るつもりだったし、雑誌は古紙回収に出すつもりだったので「責任逃れ」には当たらないですよね。
他人に物をあげるときは
処分の「責任逃れ」になっていないか?
断れない人への「押し付け」になっていないか?
をいま一度考えてみてくださいね。 

雑誌をお譲りした1週間後のこと。
家にあったのだけど、よかったらどうぞ!
と、お姉さんがバッグから取り出してプレゼントしてくださったのです。
「雑誌のお礼に」とは一言もおっしゃらなかったのですが、きっとそうでしょう。
無償でお譲りしたはずが、結局対価を受け取ることになってしまいました。
やっぱり「あげる」ってムズカシイ 

お気遣いさせて申し訳ないと思いながらもパクパク。。。
やめられない止まらない優しい甘さだわ 
