今からちょうど2年前、こんなエピソードを書いていました。
お知らせ機能、便利ですね♪
IKEAで買ったまな板。
お値段は199円。
薄い ・ 軽い ・ 食洗機で洗える
と、三拍子そろったナイスな商品!ということで買ったのですが……
初めて使う前に食洗機で洗ったら
曲がった~
浮いた~
そして、この記事から数ヵ月後、「被害者」を発見!
整理収納アドバイザー 高尾ひろみさん
そして数日前にはAmeba公式トップブロガー かのんこさんも!
「食洗機OK」の表示を信じて失敗してしまった「お仲間」ですね。
これが何千円、何万円もする物ならばクレームを言いたくなるかもしれませんが、199円なので
「まー 安いから仕方ないかぁ」
と諦めました。
スウェーデンは先進国だし、IKEAさんは有名な企業。
製品の安全性や強度のチェックは厳しく、「食洗機OK」というのは嘘ではないと思うのです。
だから
「どうしてかなぁ? 食洗機の中でたまたま何かしらの悪条件が重なった結果、高温になりすぎて曲がってしまったのかなぁ……?」
などと思っていました。
ところが、最近になって
日本製の食洗機と海外製の食洗機とでは
乾燥方式が違う
ということを知ったのです。
【日本製】
温風乾燥方式
85~90度の熱風を当てて乾燥させる方式。
【海外製】
余熱乾燥方式
最終のすすぎ洗浄のお湯で食器を温め、その余熱で水分の蒸発を促す方式。
食洗機の内壁はステンレス製になっていて、すすぎ終了後の温度は
食器 ⇒ 高温
食洗機の内壁 ⇒ 低温
この温度差で食器から蒸発した水分が結露になって食洗機の内壁に付着することで食器が乾燥する。
つまり、
熱風乾燥させないので日本製の食洗機ほど高温にならない
のです。
どうやら「IKEAのまな板グニャリ事件」の真相はコレですね。
ちなみにこの「余熱乾燥方式」ですが、
【メリット】
◆乾燥時に加熱させないので省エネである。
◆高温になりすぎないので食器にやさしい。
【デメリット】
◆食器の量が少なかったり陶器の食器が少ないと食器の温度が上がらないので機能を発揮しにくい。
◆食器の凹部分や糸尻などに水分が残りやすい。
という特徴があるようです。
では、省エネ先進国である日本がなぜこの「余熱乾燥方式」を採用しないのか?
これは私の憶測にすぎないのですが……
平たく丸いプレートが主である欧米に対して、日本は茶碗や小鉢など深さがある物が多く、形状もいろいろ。
また、欧米の食器に多く使われている磁器は材質が緻密で水をほとんど通さないため、濡れても比較的乾きやすい。
磁器が多い理由は、硬いのでナイフやフォークでキズが付きにくいからだそうです。
一方、日本は陶器が多く、陶器は材質が粗くて吸水性が高いので、よく乾かす必要がある。
ということから日本は
「省エネ」よりも「よく乾燥させること」
に重点を置いた結果、「余熱乾燥方式」ではなく「温風乾燥方式」を採用しているのでは? と思うのです。
……シロウトの見解ですので、違っていたらゴメンナサイ。
たった1つの真実見抜く
見た目はオバサン 頭脳は子ども
その名も 迷探偵なおこ!!
ですから。 チーーーン。
~結論~
海外製の家電や家具、生活用品などを購入する際には、
風土、文化、住環境、生活習慣、体格などの違いから
日本の製品とは規格が異なるかもしれない
日本で使用するのには適さないかもしれない
日本人には使いづらいかもしれない
……といったことを念頭に置いたほうが良さそうですね。
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(神戸新聞カルチャー ゆめタウン姫路KCC様)
