明後日の日曜日、コープこうべ第7地区本部様主催の「制服交換会」にてクローゼットのお片付けセミナーをさせていただきます。
昨年9月末に行われる予定だったのが台風の影響で中止になり、その仕切り直しです。
制服のお値段って高いですよね。
夏・冬の上下を合わせると5~6万円ほどで、その他学校指定のカバンや体操服なども含めると10万円近くかかるそうです。
「高い制服なんてやめて私服でいいんじゃない?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
制服はあるほうがいい。
私は高校生のときにそう思っていました。
私が通っていた高校は制服はあったのですが、着用が義務付けられたのは始業式や終業式、その他学校行事のときだけで、それ以外は私服でもOKでした。
他の高校に通う友達からは「自由でいいなぁ♪」と羨ましがられたりもしたのですが、実際には制服を着ていく人がほとんどだったんですよ。
その理由は2つありまして……
ひとつ目は、
着ていく服を選ぶのが大変だから。
夜遅くまでの宿題や予習・復習、予備校通いで朝はギリギリまで寝ていたい人や、部活の朝練で早朝から登校する人にとっては服を選ぶ時間も惜しかったようです。
ふたつ目は、
目立つ服装をしていくと授業中に当てられる率が高いから。
たぶんこっちのほうが多かった(笑)
当てられて答えられないと罵声を浴びせられたり、挿し棒や出席簿などで殴られるなんてこともあったので(当時は普通に体罰ありましたからねw)、私服を着ていくのは相当な覚悟が必要だったわけです。
また、あまりに奇抜な服装だと
「アロハ」
「フリフリ金魚」
「迷彩戦闘員」
などと呼ばれることもあったっけ。
そのため、いちばん多かった着こなしは
インナーは制服の白シャツではなくカラーシャツを着る
というスタイル。
制服の袖口からインナーの袖を少しのぞかせる
女子はブレザーの襟の上にシャツの襟を出す
男子は学ランのホックと第1ボタンを外してインナーを見せる
ほとんどの学生はそんなふうにあまり目立たないようなオシャレを楽しんでいました。
ある夏の日、こんな出来事がありました。
アロハのような柄モノの開襟シャツに短パン、そしてビーチサンダル姿で授業を受ける男子がいました。
彼を見た男性の先生が一言。
「それは教えを乞う者の服装か?」
先生はそう穏やかに言われた後、何事もなかったかのように授業を続けられました。
「最低限守るべきマナー」とは?
「自由」をはき違えてはいけない
その日以降、度を越えた軽装で授業に出る人はいなくなったような気がします。
「真の教育者」とはこういう先生のことを言うのでしょうね。
そんな一件もあり、私は簡単に身なりを整えることのできる制服は必要だと思うのです。
無償で制服を譲り受けることのできる「制服交換会」。
今後各地で増えていくといいですね。
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