おはようございます。
姫路の整理収納アドバイザー&整理収納教育士、よしなかなおこです。
以前 「自宅公開講座 ~キッチン編~」 を開催したとき、受講してくださった方から
「このお皿を立てる収納方法、すごくいいですね!」 

と言われました。
↑ あ、ひょっとして気付きました??
でもこの「立てる収納」はメリットもある一方でデメリットもあるので、私としては
「100点満点の収納ではない」
と思っています。
最近ではむしろ
「デメリットのほうが多いかな……?」
とも感じるのです。
「立てる収納」の メリット は
①種類の異なるお皿を取り出しやすい。
②セット皿のすべてをほぼ同じ頻度で使える。
の2点だと思っています。
ここにあるお皿は4組、計14枚。
仮にディッシュスタンドを使わずに平置きすると、スペースが足りないのでこのようにデザイン違いの2組を重ねて置くことになります。
そうすると
「上の物をどけて下の物を取る」
という作業が嫌いな私は、下に置かれたお皿はほとんど使わなくなると思うんですよね。

どれか1組を手放せばこのように3組を平置きすることができるのですが、どれもお気に入りなので手放すことは今のところ考えていません。
だってムーミンかわいいんだもーん。



そんな理由でディッシュスタンドを使っているのです。
しかし……
立てる収納のデメリット は
①手前や奥にスペースがあっても何も置くことができない。
スタンドのウラ側に置いた物は取り出せないし、手前に置いたらお皿を取り出せない
②ヨコと奥行だけでなく高さもそれなりのスペースが必要。
出し入れする際、お皿を少し持ち上げてスタンドの「へり(Bの部分)」を越えないといけないので、
(A)お皿の直径 + (B)スタンドの「へり」の高さ + (C)2cm程度のゆとり
の高さは必要かと思います。
③フチにゴールドやシルバーの塗装がある物は立てると擦れて剥げる恐れがある。
④お皿の絵柄が見えない。
「デメリットのほうが多い」と感じるのはこうした理由からです。
やはり、
少ない種類・少ない数を
同じ種類だけで重ねて平置きする
という収納方法が
取り出しやすい
お皿を傷つけない
見た目も良い
でいちばんではないかと私は思うのです。