おはようございます。
姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。
お片付けサポート中の出来事です。
タンスの上にチラッと写り込んでいるガラスケース。
ケースがあることは知っていたのですが、周りにモノが置かれていて中身が見えなかったため、てっきり日本人形が入っているものだと思っていました。
タンスの上を片付けるにあたり、「あのお人形はどうされますか?」とお聞きしたところ、
「え? 人形なんてないけど?」
「え?お人形じゃないんですか??」
イスに上って周りのモノをどけてみると……
なんと
帆船の模型 でした
船名は「咸臨丸」。
【咸臨丸(かんりんまる)】
江戸幕府が1857年にオランダで建造させた木造の蒸気軍艦。
幕府海軍の練習艦として用いられた。
1860年、勝海舟を艦長として遣米使節の随行艦となり、太平洋を横断。
※ デジタル大辞泉より抜粋
台座部分のアップ画像です。
クライアント様にもお聞きしましたが、買ったモノなのか頂いたモノなのかも分からず、いつ頃から家にあるのかもハッキリしないそうで、ご主人も「さぁ??」とのこと。
同居されていたお姑さんのモノだったのか、ご主人のお兄さんのモノだったのか……?
しかし、お二方とも故人なので、真相は闇の中(深い海の底??)。
クライアント様のお話から推測すると、少なくとも25年以上前からはこの場所に置かれているようです。
「カッコイイですね 実はこういうの大好きなんですよ~
」
「あげるわー 欲しかったら持ってってー 」
…… えっ??
「わ~ ホントにいいんですか~?? 」
ご主人のOKも頂きました♪
ガラスケースに入っていましたが、細かいホコリや湿気によるシミがちらほら。
帆の色は元々何色だったんだろう……?
真っ白だったのかなぁ?
でも、逆にこの汚れ具合がヴィンテージ風でいいのかもね
破損している部分はなく、何十年も前のモノとは思えないほど状態は良いのです。
ロープも1本も切れていません
ウラから見てもカッコイイ
お土産として売られていたモノなのか、どなたかが趣味で作られたモノなのか知りたくてネットで検索してみたのですが、残念ながら同じモノは見つかりませんでした
部屋の片隅でひっそりと息を潜めて、誰に見られることもなく「難破船」状態だった帆船。
四半世紀以上の長い眠りから覚め、再び大海原へ向けて出航です
大切にしますよ~♪