中学生の頃だったかな… 友達からこんな話を聞きました。
むかーしむかし、ある人がサボテンを大切に育てていました
ところがある日、サボテンのお手入れをしていたときに指にトゲが刺さってしまいました。
その人はサボテンに優しくこう語りかけました。
「こんなに君を大切にしているのに、どうして君は僕に危害を加えるんだい?」
これを聞いたサボテンはショックを受けて、トゲを落としてツルツルになったんだってー
………まっさかぁ~
そのときは単なる都市伝説だと思っていました。
当時「都市伝説」という言葉はまだ無かったかもしれませんが(笑)
ところがこの話、どうやら作り話ではないみたいなんですよ
多くの植物の品種改良に成功したアメリカの植物学者で育種家のルーサー・バーバンク。
彼はサボテンに向かって
「お前たちには恐れるものなど何もないんだよ」
「身を守るトゲは要らないよ。私がお前たちを守ってあげるから」
と地道に優しく話しかけることによってトゲ無しサボテンの育種に成功したそうです
興味のある方は「ルーサー・バーバンク」で検索かけてみてくださいね。
どうしてこんな昔の話を思い出したのかといいますと……
先月タネ蒔きをした「ミニ咲きひまわり」。
タネは10粒入っていました。
用意したプランターはほぼ正方形。
タテとヨコに3粒ずつ蒔けば等間隔になるので「タネは9個でよかったのにな~」と思いながら、最後のひと粒は空いているスペースに適当に蒔きました
どのあたりに蒔いたのかすら忘れてしまいました~
その数日後、発芽
ひとつまたひとつと芽が出て………
気付いたらタテヨコ3列で理想どおりの等間隔。
あれっ最後に蒔いた10粒目がいつまでたっても出てこない
………結局、芽が出てくることはありませんでした
ひょっとしたら「9個でよかったのにな~」という私の勝手な思いがヒマワリに伝わってしまったのかもしれません
だとしたら可哀想なことをしてしまいました
もちろん単なる偶然なのかもしれませんが……。
どんなタネでも発芽率100%というケースは稀らしいのですが…。
これからは木も花も野菜も愛情をもって育てていこうと思います
「元気に育ってね」
「綺麗に咲いてね」
「甘くなぁれ」
「おいしくなぁれ」
………ってね
ルーサー・バーバンクのサボテンのように植物にも気持ちが伝わったらいいのになぁ
実はメルヘンチックな乙女なの♪ (笑)