今回のBRMでは、色々ワタシ的にビックリ体験が多かったですが、なかでも一番ビックリしたのは、終わって輪行で家に帰って、パソコンを立ち上げると、R熊本さんのHPに既にリザルトがアップされてた事でした。

仕事はえ~~~!!!!( ̄Д ̄;;


■旅は道連れ■

PC2を出ると、次は東の宇城まで足を伸ばし、それから南下して芦北へとコースが走ってました。

ほぼフラットだし、時間的に車の通りも少ないので、特に問題になる部分はありません。

しばらく走ってると前方に二人組のお仲間さん発見。
さっきのコンビニで御一緒したokdさんとお連れさんでした。

コンビニでお喋りした余韻で、何となく話しかけて、お二人がのんびりペースなのを良い事に、そのまま何とな~くジョイント。
お喋りに混ぜて貰ったので、心配していた睡魔に襲われる事も無く、順調に距離を重ねる事が出来てラッキーでした。♪(´∀`)


■世は情け■

お連れさんはY永さんって方でしたよ。
途中でコンビニに寄るからって、離脱していかれましたが、この方今回はなんと2回もパンクに見舞われてたそうです。(;´Д`)
途中で見かけたタイヤバーストの方といい、今回のBRMはトラブル多いなぁ。

その後、なし崩しでokdさんと一緒に走ってましたが、途中では落ちたチェーンが噛みこんでしまってDNFを決めた方が居たり。

調子良く走ってたと思ったら、装備品が落っこちてしまって引き返す事になった方が居たり。

このブルベ呪われてる?
ってか、いつもはそういう『やらかし』系は、真っ先にワタシに降りかかりそうなんだけど・・・

はっ( ̄□ ̄;)!!

もしかしてワタシに降りかかる災いが周りの人に飛び火してるとか?
いや、まさか。ねぇ。( ̄ー ̄;

ワタシの方はなんのトラブルも無く、順調過ぎるぐらい順調でした。
てか、okdさんにず~っと前を引いて貰ってるから、めちゃくちゃ楽なんですけど。。。

最初は、いつものようにタマタマこの時だけの同行者が出来た程度の認識だったのに、楽をさせて貰いながらその距離が20キロ、30キロと増えてくると、なんか変な話、自分がズルしているような、後ろめたい気分がわいて来ましたよ。

頭の中には2年前師匠から『後ろにくっついて走ってるだけではブルベじゃない』って叱られた時の思い出が。
今ならその意味がすっごく良く分かる!
だって、頼れる同行者と一緒に走るのって、めちゃくちゃ楽だもん。

自己完結できる、自立したランドヌーズを目指して、孤軍奮闘って感じでボロボロになってたブルベに比べると、何これ?って感じ。
これが例えばGPSの不具合とかで、助けて貰わないと進めないようなピンチ状態なら、まだ納得出来るんだけど、今回のワタシは珍しくノートラブル。

自分で走れるのに甘えて楽してるっていいの?

自己完結はどうした?ランドヌーズの誇りとかないの??

でも一緒に走って貰ってると楽しいし楽だし。。。
okdさんも別に迷惑って感じでもないし、余裕っぽいし。。。

ちょっと前に『人をダメにするソファー』ってのが、流行ってたけれど、あのソファーでダメになった人達って、今のワタシみたいな心境だったのかなぁ。
とか、なんかズレた事まで頭に浮かんできたよ。

なので、50キロもの長い距離御一緒させてもらって、区間の終盤辺りでアップダウンが始まった時に、ついて行けなくて自分が遅れ始めた時は、ちょっとだけほっとしちゃいました。(^^;

このままズルズル遅れて行ってフェイドアウト。
それがいつものワタシの平常運転ですからね。

とか思ってたら、なんかokdさんスピード緩めて待っててくれてるし。

うわ~、こりゃいかん、ちょっと頑張らなくちゃ。

で、しばらく遅れたり頑張って追いついたりを繰り返してたけれど、最後は結局頑張りきれないで千切れてしまいました。


いやいや、それにしてもビックリでしたね。
師匠にくっついて走ってる時は、まだまだヘタレで引いて貰っててもキツかったから判って無かったんだね。

誰かと一緒に走るって、それだけでBRMの中身がこんなに変わるものだったんだ。
ちょっとカルチャーショックでしたよ。(^^;
てか、よく複数で走ってる方見かけるけど、みんなこんな感じなの?
かたくなに自己完結だ単騎走行だって、こだわってたワタシの方がおかしいのかしら??


■PC3■

PCまではそう距離は残って無かったから、okdさんと無事に再会出来ましたよ。
引いて貰ったお礼を言いつつも、まだなんか自分がズルしてしまったような、へんな気分を消化しきれないでいたんだけど、okdさんから『ブルベって一緒に走っちゃいけないの?』って聞かれたときには即答で『いやいや、逆に走者同士の助け合いは推奨されてます』って返事するワタシ。

う~ん、そうなんだ。
そういうことなんだ。
うん、そういうこと、なんだよね?

知識は有っても、最近取り組んできた自分のBRMの内容とのギャップでちょっと混乱気味のワタシ。
多分この時、ブルベに関する自分のアイデンティティーがぐらぐらしてたんだと思う。(^^;

そのうち、途中離脱していたY永さんも無事に到着しましたよ。

とりあえず、お二人がスタートするのを見送って、ココから先はマイペースでゆっくり行くからってワタシはお別れする事になりました。

もともと走力では差があるお二人だから、ここで別れたらもう追いつく事もないだろうし、後はいつも通りの一人旅をしながら、今回の出来事をよく考えてみよう。


■ひらきなおり■

さて、それではいつも通りの平常運転で、ワタシも先へ進みましょうかね。

リスタートしてしばらく。

あ・・・、あのテールライトの灯りは・・・・・・(^^;

なんとまぁ、いくらも進まない内に、お喋りしながらのんびり走ってるokdさんY永さんコンビ発見。

はい、この時点でワタシ、ひらきなおりました。
こうなった以上、きっと今回はブルベの神様が『こういうBRMも経験しておきなさい』って言ってるに違いない。

ふっきれてお二人に合流。
もう罪悪感も感じることなく御一緒することになりましたが、割り切ってしまった後は、これまで以上に楽しい道行になりましたよ。

okdさんからも、せっかく一緒のブルベ出てるんだから、近くを走ってる人とは一緒に走る方が楽しいじゃないですかって言って貰えたしね。

この先ルートが球磨川沿いに入るんだけど、そこでは地元民ならではの案内で、ミスコースもワタシのガーミンが反応する前に気が付いて修正してくれたりと、何かと助けていただきました。

次のQPは道の駅坂本です。

夜が明ける直前ぐらいに到着しました。

一緒に走る人が居ると、同じ距離でも短く感じるものだなぁ。

休憩してジュース飲んだりしてるうちに、少しずつ空が明るくなってきましたよ。

ココまできたら、もう最後まで一緒に頑張ろうみたいな、連帯感みたいな空気もあって、当然のように3人揃ってのリスタートです。




-つづく-