牧野君はとてもきれいな人だ。
僕の中でアイドルという位置づけだけあって…まず素晴らしい容姿を持っている。
背は180無いくらい。僕の大好きな細い身体に白い肌、またそれがきめ細かい。
胸やお腹など普段露出しない部分は吸いつくような肌質だ。細いのにもち肌。
顔は小さくそこにきらきらした幅広の奥二重の目と程よく尖った鼻と真ん中だけ厚い
唇がついている。
彼と頻繁に会うようになって気づいたことだが、彼はさほどおしゃべりではない。
初めて会ったときは酔っぱらっていたこともあってよくしゃべっていたが、
素面で会うと恥ずかしそうにしていることのほうが多い。
でもそれは僕が話すことを聞いてくれているせいかもしれない。彼のさりげない優しさを
僕はよく感じていた。
ハプニングバーで出会った人と過ごすのと、牧野君と過ごすのではまるっきり違った。
なんていうか、もっと正直でなくてはいけない気がしていた。僕はそれにいつも戸惑った。
牧野君にモンさんに振られたことを話した数日後、彼に飲み会があって帰りに会えることになった。
「どこ、行く?」
彼がいつも言うように僕もそう切り出したのだが、どうも浮かない顔をしている。
飲み疲れたのだろうか…でも週末だ、飲まなくても疲れてはいるか…。
「…前行ったとこでいいんじゃない?安いし」
…少し綺麗なところに行きたい気分だったが…言い出せなかった。
以前と同じ安いホテルのドアをくぐった。
ソファーで煙草を吸っている間、彼は携帯を確認してはメールを打っていた。
今まで彼が目の前で携帯を打つことは無かったので、僕は少し戸惑っていた。
何か…いやなことでもあったのか…?それとも僕…愛想を尽かされたのだろうか…?
文句は言えない…モンさんのこともそうだが、坂本さんにも僕は会っている。
それに牧野君と付き合う約束もしていない。
しばらくすると彼はベッドに潜り込んでしまった。横に座って話しかければ返事はするが、
出てくる気配はなかった。
「身体…ちょっと揉もうか」
じゃあお願い、とうつぶせになった彼にまたがって背中や腰を揉んだ。
彼の足はモンさんのように長くはないが、そのぶん背中から腰にかけてのラインが美しい。
肩幅はあるのに腰は手をかけると僕が広げた両手で覆えるほど細い。綺麗な逆三だ。
「うおっ」
背が高くて細い人は腰痛持ちが多いが、彼も例に洩れず。
慎重に力を入れすぎないよう揉んだが、それでも彼は声が漏れてしまうらしく、
口に手を当ててこらえていた。ったくこういうところが…男の子なんだから…。
見た目より彼はずっと男らしいところを持った人だ、というのも最近知った。
マッサージを終えてしばらくテレビを見ていたが…一向に起き上ろうとはしない。
泊まるわけにはいかないはずだ…本当に体調が悪いのか、それとも…僕嫌われたのかな。
枕の横に座って彼の後頭部に話しかけた。
「…あのさ…疲れてるみたいだし帰ろうか…?」
「ん?いや、まだ大丈夫だよ」
大丈夫って…どうしたらいいんだこりゃ。考えあぐねていると彼は目を瞑ったままこちらを向いた。
わかりやすい寝たふり…長いまつ毛。ずりっと彼は丸くなったままこちらに近づいた。
えーと…こういうことかな…。
ふとんを捲って彼の隣りに横になると、彼はすぐに僕を抱き寄せた。
鼻を交差させてキスをする。そうか、鼻の下がちょっと短いんだな。
だから前、キスしようとして彼の鼻にかぶりついたんだ、僕。
(あなたのきれいな背中 2へ続く)
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僕の中でアイドルという位置づけだけあって…まず素晴らしい容姿を持っている。
背は180無いくらい。僕の大好きな細い身体に白い肌、またそれがきめ細かい。
胸やお腹など普段露出しない部分は吸いつくような肌質だ。細いのにもち肌。
顔は小さくそこにきらきらした幅広の奥二重の目と程よく尖った鼻と真ん中だけ厚い
唇がついている。
彼と頻繁に会うようになって気づいたことだが、彼はさほどおしゃべりではない。
初めて会ったときは酔っぱらっていたこともあってよくしゃべっていたが、
素面で会うと恥ずかしそうにしていることのほうが多い。
でもそれは僕が話すことを聞いてくれているせいかもしれない。彼のさりげない優しさを
僕はよく感じていた。
ハプニングバーで出会った人と過ごすのと、牧野君と過ごすのではまるっきり違った。
なんていうか、もっと正直でなくてはいけない気がしていた。僕はそれにいつも戸惑った。
牧野君にモンさんに振られたことを話した数日後、彼に飲み会があって帰りに会えることになった。
「どこ、行く?」
彼がいつも言うように僕もそう切り出したのだが、どうも浮かない顔をしている。
飲み疲れたのだろうか…でも週末だ、飲まなくても疲れてはいるか…。
「…前行ったとこでいいんじゃない?安いし」
…少し綺麗なところに行きたい気分だったが…言い出せなかった。
以前と同じ安いホテルのドアをくぐった。
ソファーで煙草を吸っている間、彼は携帯を確認してはメールを打っていた。
今まで彼が目の前で携帯を打つことは無かったので、僕は少し戸惑っていた。
何か…いやなことでもあったのか…?それとも僕…愛想を尽かされたのだろうか…?
文句は言えない…モンさんのこともそうだが、坂本さんにも僕は会っている。
それに牧野君と付き合う約束もしていない。
しばらくすると彼はベッドに潜り込んでしまった。横に座って話しかければ返事はするが、
出てくる気配はなかった。
「身体…ちょっと揉もうか」
じゃあお願い、とうつぶせになった彼にまたがって背中や腰を揉んだ。
彼の足はモンさんのように長くはないが、そのぶん背中から腰にかけてのラインが美しい。
肩幅はあるのに腰は手をかけると僕が広げた両手で覆えるほど細い。綺麗な逆三だ。
「うおっ」
背が高くて細い人は腰痛持ちが多いが、彼も例に洩れず。
慎重に力を入れすぎないよう揉んだが、それでも彼は声が漏れてしまうらしく、
口に手を当ててこらえていた。ったくこういうところが…男の子なんだから…。
見た目より彼はずっと男らしいところを持った人だ、というのも最近知った。
マッサージを終えてしばらくテレビを見ていたが…一向に起き上ろうとはしない。
泊まるわけにはいかないはずだ…本当に体調が悪いのか、それとも…僕嫌われたのかな。
枕の横に座って彼の後頭部に話しかけた。
「…あのさ…疲れてるみたいだし帰ろうか…?」
「ん?いや、まだ大丈夫だよ」
大丈夫って…どうしたらいいんだこりゃ。考えあぐねていると彼は目を瞑ったままこちらを向いた。
わかりやすい寝たふり…長いまつ毛。ずりっと彼は丸くなったままこちらに近づいた。
えーと…こういうことかな…。
ふとんを捲って彼の隣りに横になると、彼はすぐに僕を抱き寄せた。
鼻を交差させてキスをする。そうか、鼻の下がちょっと短いんだな。
だから前、キスしようとして彼の鼻にかぶりついたんだ、僕。
(あなたのきれいな背中 2へ続く)
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