彼は僕の服を脱がせ、自分も服を脱いだ。
僕の裸体は全身モザイクで結構だが彼は放映されても芸術作品になってしまいそうだ。
お約束通りに胸を構ってお腹に手を這わせて、彼は更に下へ手を伸ばす。
本当はこのあたりで僕は電気を消してとせがむのだが、彼があまりにも疲れてる様子だったので
それを言い出せなかった。
ベッドの周りは少し暗かったがテレビとソファーの置いている側は明るかった。
残念なことにそれは足側だったので、大股を開いた僕はおそらく丸見えだったはずだ。
恥ずかしかったが、彼がそうしたいならいいや…とどこかで諦めてしまった。
彼は上半身を起して指とそれを入れ込む場所に集中した。
反応がまだ鈍い僕の身体も彼の長い指の刺激に徐々に敏感になる。
そのうちに水筒を振るような音何度もして、僕は何度もベッドを水浸しにした。
おそらく彼はこれが見たくて上半身を起こしたのだった。
「すっごい出たよ」
「うん…そうだね…」
「顔にかかったよ」
「うん…」
僕は朦朧としながら起き上ったが、何をするのか頭から抜け落ちていた。
そうだ…バスタオルを取ってこないと…。彼が冷たいって…言う…。
バスタオルをひくと、彼は仰向けになって僕を上に乗せた。
でも彼を舐めるとくすぐったいと言うので至極簡単に上半身への挨拶を済ます。
極上のウエストラインを下っていく途中、おへその下に毛が生えているのを見つけた。
それはきちんと整列していて、僕はそれにすら見惚れた。
いい男ってどこまでも綺麗なもんだね…
束ねた髪がほつれて、彼のお腹の上に落ちていた。
これはイカン、くすぐったいのを我慢してるんじゃないか…僕は口を離して髪を束ねなおした。
「ごめん、くすぐったい?」
彼は少し驚いてこちらを見たが、その眼に温かい光が宿った。
「んん?大丈夫」
そうか…こんな眼をして僕を見てくれるなら。いつも見てくれるなら。
僕は、不安にならずに済むんだけどな。貴方が結婚しててもさ。
でも僕は僕でモンさんが頭に浮かんだ。モンさんは僕の髪が身体に触るのが大好きだった。
牧野君はこのところ、僕とするたびに早くなっていた。
この日は酔っていることもあって、「あー気持ちいい」 と余裕綽綽でゴールした。
僕に枕のつもりで腕を投げ出し、彼は寝入ってしまった。
邪魔しないように、僕は彼の腕の下で丸くなった。
少年のようなあどけない寝顔の彼を、僕は数分間見上げていた。
この恋は分不相応なのかもしれないな…だってこの人、ほんとにきれいなんだもの。
前、彼が付き合ったって言ってた娘を僕は後で推察した。おそらく間違いない。
僕と同じ会社の娘で、その子は彼よりも年下でビスクドールみたいにきれいな子だった。
僕といくつ違うだろう?
彼の顔を凝視するのに気付かれないよう目を逸らすと、彼はがばっと起き上った。
その背中。
きれいな背中だった。逆光に身体の輪郭がかすんで、まるでドラマや映画のようだった。
ああ…そうか。僕はこの背中を覚えておこう。でもそうだ、記憶は薄れてしまう、
モンさんの顔をいずれ忘れるように。
「ねえ、写真撮らせてよ」
「ええ?」
「君可愛いからさぁ、写真撮らせて」
「俺、可愛くねえし」
…そうでした。
僕の口から出た言葉も、歌舞伎町でキャバクラのスカウトするみたいに軽かったけど、
それ以前に君は男の子なんだもんね。
駄目だね、へたくそで…でも、素直に言えないんだ。そうだ。自分が後ろめたくて。
僕の携帯には、彼が少し寝たときに撮った、手ブレた後姿が大事に保存されている。
(あなたのきれいな背中 終わり)
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僕の裸体は全身モザイクで結構だが彼は放映されても芸術作品になってしまいそうだ。
お約束通りに胸を構ってお腹に手を這わせて、彼は更に下へ手を伸ばす。
本当はこのあたりで僕は電気を消してとせがむのだが、彼があまりにも疲れてる様子だったので
それを言い出せなかった。
ベッドの周りは少し暗かったがテレビとソファーの置いている側は明るかった。
残念なことにそれは足側だったので、大股を開いた僕はおそらく丸見えだったはずだ。
恥ずかしかったが、彼がそうしたいならいいや…とどこかで諦めてしまった。
彼は上半身を起して指とそれを入れ込む場所に集中した。
反応がまだ鈍い僕の身体も彼の長い指の刺激に徐々に敏感になる。
そのうちに水筒を振るような音何度もして、僕は何度もベッドを水浸しにした。
おそらく彼はこれが見たくて上半身を起こしたのだった。
「すっごい出たよ」
「うん…そうだね…」
「顔にかかったよ」
「うん…」
僕は朦朧としながら起き上ったが、何をするのか頭から抜け落ちていた。
そうだ…バスタオルを取ってこないと…。彼が冷たいって…言う…。
バスタオルをひくと、彼は仰向けになって僕を上に乗せた。
でも彼を舐めるとくすぐったいと言うので至極簡単に上半身への挨拶を済ます。
極上のウエストラインを下っていく途中、おへその下に毛が生えているのを見つけた。
それはきちんと整列していて、僕はそれにすら見惚れた。
いい男ってどこまでも綺麗なもんだね…
束ねた髪がほつれて、彼のお腹の上に落ちていた。
これはイカン、くすぐったいのを我慢してるんじゃないか…僕は口を離して髪を束ねなおした。
「ごめん、くすぐったい?」
彼は少し驚いてこちらを見たが、その眼に温かい光が宿った。
「んん?大丈夫」
そうか…こんな眼をして僕を見てくれるなら。いつも見てくれるなら。
僕は、不安にならずに済むんだけどな。貴方が結婚しててもさ。
でも僕は僕でモンさんが頭に浮かんだ。モンさんは僕の髪が身体に触るのが大好きだった。
牧野君はこのところ、僕とするたびに早くなっていた。
この日は酔っていることもあって、「あー気持ちいい」 と余裕綽綽でゴールした。
僕に枕のつもりで腕を投げ出し、彼は寝入ってしまった。
邪魔しないように、僕は彼の腕の下で丸くなった。
少年のようなあどけない寝顔の彼を、僕は数分間見上げていた。
この恋は分不相応なのかもしれないな…だってこの人、ほんとにきれいなんだもの。
前、彼が付き合ったって言ってた娘を僕は後で推察した。おそらく間違いない。
僕と同じ会社の娘で、その子は彼よりも年下でビスクドールみたいにきれいな子だった。
僕といくつ違うだろう?
彼の顔を凝視するのに気付かれないよう目を逸らすと、彼はがばっと起き上った。
その背中。
きれいな背中だった。逆光に身体の輪郭がかすんで、まるでドラマや映画のようだった。
ああ…そうか。僕はこの背中を覚えておこう。でもそうだ、記憶は薄れてしまう、
モンさんの顔をいずれ忘れるように。
「ねえ、写真撮らせてよ」
「ええ?」
「君可愛いからさぁ、写真撮らせて」
「俺、可愛くねえし」
…そうでした。
僕の口から出た言葉も、歌舞伎町でキャバクラのスカウトするみたいに軽かったけど、
それ以前に君は男の子なんだもんね。
駄目だね、へたくそで…でも、素直に言えないんだ。そうだ。自分が後ろめたくて。
僕の携帯には、彼が少し寝たときに撮った、手ブレた後姿が大事に保存されている。
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