「入れたい…」
恥ずかしがりながらやっと囁いた言葉に、僕はこう返答した。
「…いいよ」
あれ?いいよって言った?いいよっていったの自分?
そう言ってから…勿論こっからどう逃走するかを企てる。
店を出て、彼は明らかにラ/ブホテル街へと足を向けていた。
しかし話の内容によれば、彼は現在ビジネスホテルに滞在しているはずだった。
「ねね、木戸さんもしかしてラ/ブホ行こうとしてる?」
「うんそのほうが後腐れなくていいじゃん」
ヨシ、ここだ!僕は踵を返し彼と逆方向へ進んだ。僕の行動に驚いて、彼は僕の腕を掴んだ。
おkおk、まだ想定内、想定内。
「放せよ、帰るからさぁ。おめーみたいな心のねー奴とつるんでる暇ねェんだよ」
「…え…どうして…そんな汚い言葉…」
僕は基本的に口が汚い。それに相手に自分の思ってる言葉を伝えるためには一貫性なんて
無くていいと思ってる。だって人間って多面性じゃない。
「もともと口は悪ィんだよ、めんどくせーな。つうか後腐れないってなんだよ。
その後の関係も望んでないくせに誘うなっつうの。お前心無いのが丸見えなんだよ」
彼は平謝りに謝った。
本当にどうでも良かったが…まあ…どうもあたしも仕組み過ぎた気がする。
そしてこの男が人との関係についてどう考えるか見てみたくもなってきた。
勿論、ただの好奇心で、それ以上でもそれ以下でもない。
僕はただ単にこいつを丸裸にしたくなったのだ…まさしく文字通りに。
ホテルでは情事と説教、僕はその身勝手な説教をしている時思った。
僕は彼を介して、怒っていたんだ。モンさんや、失礼な性質のハプバーの住人に。
「どうして目の前に居る人を大切にできないんだ!どこで会っても出会いだろう?」
彼にそう問うていた。それは同時に自分への問いでもあったように思う。
僕は、誰を大切にしたいんだ?
コイツはまず無いにして、モンさんを?牧野君を?シシさんを?坂本さんを?
家族にも等しいと感じている元彼を?
何を言ってるんだ…みんな大切な人だよ。
だから堂々巡りで吠えるのかな…。
勿論、必要以上に怒鳴られてる木戸さんは可哀想だったけども。
「あの…こっちのホテルに泊まってるんですけど…方向一緒だったら、歩きませんか」
彼は進行方向を指し示し、ホテルの名前も告げた。言葉は敬語になっていた。
君はほんとは優しい人なんだよね、と見え透いた嘘を言いながら僕は歩いた。
交差点で道が分かれ、彼は僕に連絡先を聞いた。それを断ると彼はこう言った。
「じゃあ、さっきの飲み屋のイベントで会いましょう。11月、お待ちしてます!
絶対来てください!」
そうだね、じゃあそれで。
もうイベントの日取りも忘れてしまった。どうせハナから行く気は無かった。
この日、僕の駄メンズフォルダに「木戸さんフォルダ」が出来たが、
おそらく間もなく削除されるだろう。
でも彼の存在は、僕の当時の行動やハプニングバー通いを改めて考えさせてくれた。
ここから僕は、徐々に変わっていく。
出会いに、乾杯。
(君は落第、課題の提出に後日は無い 終わり)
恥ずかしがりながらやっと囁いた言葉に、僕はこう返答した。
「…いいよ」
あれ?いいよって言った?いいよっていったの自分?
そう言ってから…勿論こっからどう逃走するかを企てる。
店を出て、彼は明らかにラ/ブホテル街へと足を向けていた。
しかし話の内容によれば、彼は現在ビジネスホテルに滞在しているはずだった。
「ねね、木戸さんもしかしてラ/ブホ行こうとしてる?」
「うんそのほうが後腐れなくていいじゃん」
ヨシ、ここだ!僕は踵を返し彼と逆方向へ進んだ。僕の行動に驚いて、彼は僕の腕を掴んだ。
おkおk、まだ想定内、想定内。
「放せよ、帰るからさぁ。おめーみたいな心のねー奴とつるんでる暇ねェんだよ」
「…え…どうして…そんな汚い言葉…」
僕は基本的に口が汚い。それに相手に自分の思ってる言葉を伝えるためには一貫性なんて
無くていいと思ってる。だって人間って多面性じゃない。
「もともと口は悪ィんだよ、めんどくせーな。つうか後腐れないってなんだよ。
その後の関係も望んでないくせに誘うなっつうの。お前心無いのが丸見えなんだよ」
彼は平謝りに謝った。
本当にどうでも良かったが…まあ…どうもあたしも仕組み過ぎた気がする。
そしてこの男が人との関係についてどう考えるか見てみたくもなってきた。
勿論、ただの好奇心で、それ以上でもそれ以下でもない。
僕はただ単にこいつを丸裸にしたくなったのだ…まさしく文字通りに。
ホテルでは情事と説教、僕はその身勝手な説教をしている時思った。
僕は彼を介して、怒っていたんだ。モンさんや、失礼な性質のハプバーの住人に。
「どうして目の前に居る人を大切にできないんだ!どこで会っても出会いだろう?」
彼にそう問うていた。それは同時に自分への問いでもあったように思う。
僕は、誰を大切にしたいんだ?
コイツはまず無いにして、モンさんを?牧野君を?シシさんを?坂本さんを?
家族にも等しいと感じている元彼を?
何を言ってるんだ…みんな大切な人だよ。
だから堂々巡りで吠えるのかな…。
勿論、必要以上に怒鳴られてる木戸さんは可哀想だったけども。
「あの…こっちのホテルに泊まってるんですけど…方向一緒だったら、歩きませんか」
彼は進行方向を指し示し、ホテルの名前も告げた。言葉は敬語になっていた。
君はほんとは優しい人なんだよね、と見え透いた嘘を言いながら僕は歩いた。
交差点で道が分かれ、彼は僕に連絡先を聞いた。それを断ると彼はこう言った。
「じゃあ、さっきの飲み屋のイベントで会いましょう。11月、お待ちしてます!
絶対来てください!」
そうだね、じゃあそれで。
もうイベントの日取りも忘れてしまった。どうせハナから行く気は無かった。
この日、僕の駄メンズフォルダに「木戸さんフォルダ」が出来たが、
おそらく間もなく削除されるだろう。
でも彼の存在は、僕の当時の行動やハプニングバー通いを改めて考えさせてくれた。
ここから僕は、徐々に変わっていく。
出会いに、乾杯。
(君は落第、課題の提出に後日は無い 終わり)
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