JOYさんと別れて、ふと気づく。
あ…ミッション一個しか終了してなかった、と。


そう、前回ハプバーに行くに於いて設けたミッションは2つ。
1.置いていた荷物を回収すること
2.店長に魔法のきのこについて注意すること
はい、1のほう完全に忘れましたね?ええ忘れました。馬鹿ですね?ええ馬鹿です。
本を数冊…買いなおせばいい話なのだが…その中の一冊が昔の彼から貰ったもので、
一応思い出があるから…本のタイトルは、


「かなりHな大疑問」


ネガティブで愚痴っぽくて本屋に行くのが好きな男だった。でも色白で顔が小さく、
エヴァンゲリオンみたいな骨格と柔らかい筋肉、薄くついた脂肪が魅力的だった。


「ハンターはエ口が得意だから、もっと詳しくなったらいいと思う」


よくわからない助言だったが後にも先にも彼にプレゼントされたのはこれだけだった。
他の本はどうでもいいがあの本は回収しておきたい。どうせ下手なウンチクしか載ってないが、
それでも思い出は思い出だ。


牧野君におはようのメールを打つ。昨日は寝てしまっていたということにしておいた。
携帯の画面を見つめていたら、ふとモンさんのことが頭をよぎった。


メールしてみようか。


実はモンさんのことを友人に相談したことがあった。
とはいっても、僕の相談はいつもほとんど報告に近いものだけど。
彼に最後に送ったメールの話だ。その内容は、


【なんだか忙しいみたいだね。僕は君のことを待っているからいつでもメールしてくるといい】


そんな感じだった。好きだとか、それ以上のことを書けなかった。
友人はそれを聞くと少し黙りこみ、慎重に言葉を選んでアドバイスをしてくれた。


「ハンターちゃんのメールってさ…なんか完結してるんだよね。
返事返さなくて大丈夫な感じっていうか。だからさ…そういうメールをしちゃダメかな、
『数日中に会いたいんだけどいつが空いてる?』とかさ。そしたら返ってくるんじゃない?」


そのときはそんなことはできないと友人に言ったのだが、ずっと頭に引っ掛かっていた。
そうか…会って話をしたいっていうのはどうだろう。それでさ…終わりにできるじゃないか。
良くても悪くても、終わりにできる。


僕は牧野君にメールを打ち終わると、モンさんにメールを打った。


【仕事は忙しいかい?ほんの少しでいいから会えないかな。君を困らすようなことはしないよ】


えいっ!送信!僕は気分を落ち着けるためパソコンに向かった。
しかし意外にも…座ってすぐ、アメブロのコメ欄を開いたところでメール着信音が鳴った。



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