以下ネタバレです









次の日の午後。

私達は拓斗さんの実家へと向かった。

実家の前で2人話していると・・・

母  「拓斗!あなた、拓斗が来ましたよ!」

お母さんが中からでてきた。

拓斗 「・・・」

拓斗 「・・・ただいま」

母  「!」

主人公「拓斗さん・・・」

(ただいま・・・・って言った)

(その言葉も、きっと一生懸命考えたんだよね・・・)

母  「お帰りなさい。さ、お父さんも待ってるから早くあがって」

私達は早速、リビングへと通された。


拓斗さんのご両親は研究者だと聞いていたので、気難しい感じの方かと思っていたら、優しそうで、穏やかな印象の人たちだった。

拓斗 「・・・手紙、読んだんだ」

父  「手紙?」

拓斗 「父さんが、ひいじいさんに宛てた手紙。オレを守るために、じいさんとこに預けたって・・」

拓斗 「研究の事も、全部知ってる」

両親 「・・・」

拓斗 「その・・・、正直寂しいと思った事もあったし、捨てられたんだと思って恨んだこともあった」

拓斗 「でも・・・」

拓斗 「じいさんはいろいろよくしてくれたし、いろんな事情があったことも知ったから、今はもう・・・恨んでない。今日はそれを伝えたくて来た」

母  「拓斗・・・」

母  「ほんとに・・・ごめん・・・なさい」

父  「私からもきちんと、謝らなければならないな・・・」

父  「事情は、拓斗が読んだ手紙の通りだ」

父  「君には昔から、私達の息子にしておくには惜しいほどの特別な能力があった。言葉を覚えるより先に、パソコンが使えるようになったほどだったからね」

父  「でも口が遅くてね。3歳になっても『ん!』しかいえないような子供で心配したんだが・・・」

  今も『ん!』はよく言うよ( ´艸`)

父  「DNA配列で音楽を作ったり、動物の言葉がわかってしまったり・・・驚くようなことを次々やり始めてしまったんだ」

母  「その偶然が、私達の実験のカギになって、有名な科学誌に掲載されるような結果に繋がってしまったの」

母  「だけどダメね・・・私。自慢の息子がいることが嬉しくて、それをひとに話してしまったの」

父  「私達も論文発表をきっかけに、だんだん忙しくなってしまってね、家に帰れず、シッターさんに拓斗をお任せすることが多くなった」

そんなある日、信頼できると思っていた人がご両親を裏切った。

父  「拓斗は、誘拐されそうになったんだ」

母  「この子の話を聞きつけた海外の組織が、才能を悪用しようと誘拐を企んだらしいの」

父  「私達の両親・・・拓斗の祖父母は早いうちに他界していてね、それで信頼できる曾祖父に拓斗を預けることにしたんだ」

父  「君は許してくれると言ってくれたが・・・・これだけは言わせてくれ」

父  「今まで親らしいことをなに1つしてやれず、本当にすまなかった」

お父さんとお母さんが、深々と頭を下げた。

拓斗 「・・・頭、あげろって」

拓斗 「なんども機会はあったのに、話を聞こうとしなかったのも・・・歩み寄ってくれようとした父さんたちを、避けてたのもオレだし」

拓斗 「まー、今すぐフツーの親子みたいってのは難しいかもしんねーけど・・・」

拓斗 「なんつーか」

拓斗 「こっから始めればいーし」

拓斗 「その・・・家族ってヤツ?」

拓斗さんが恥ずかしいそうに言う。

父  「拓斗・・・ありがとう」

母  「こんなに良い子に育って・・・」

お母さんが泣き笑いをしながら、拓斗さんに抱きついた。

拓斗 「ちょ、わっ・・・みっともねーことすんなし!」

3人の幸せそうな顔を見て、私は心から嬉しく思った。


拓斗さんの家に帰ってきた私達は寝る準備をすると、二人でベッドに潜りこむ。

拓斗 「・・・今日は、アリガトな」

隣に寝転ぶ拓斗さんの表情は、とても柔らかく穏やかだ。

主人公「でも、ちゃんと仲直りで来てよかったですね」

拓斗 「お前のおかげ・・・だな」

拓斗 「オマエが、オレの背中を押してくれた・・・」

主人公「拓斗さん・・・」

拓斗 「・・・ほんと、ありがとな」

言いながら、拓斗さんがそっと私を抱きしめる。

拓斗 「ずっと心んン下にあったモヤモヤ・・・なくなったかも」

主人公「・・・そうですか。これで、ひいおじいさんの遺言また1つ叶えてあげられましたね」

拓斗 「・・・そっかな?だといいんだけどな・・・」

拓斗 「お前がいなかったら・・・こんな穏やかな気持ちにはなれなかったかも」

拓斗さんがそっと私を抱きしめる。

拓斗 「明日は二人で、遅刻するか?」

主人公「・・・ダメですよ」

拓斗 「今日の事があって、余計・・・好きの気持ちがとまんなくなった」

主人公「拓斗さん・・・」

拓斗さんの指が、私の素肌をなぞっていく。

私たちは明け方近くまで、何度もお互いの想いを確認し合った。





選択肢

・緊張?

・受け入れる





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今日の選択肢笑った( ´艸`)

2つめの選択肢に『襲う』ってあったんだよね~о(ж>▽<)y ☆

たっくん襲っていいの?

それもよかったかも ( ´艸`)