ふふっ( ´艸`)

今日からやっとたっくんです♪



以下ネタバレです









ある土曜日。

朝から拓斗さんと一緒にお出掛け。

連れてこられたところは、ある霊園だった。

主人公「誰かのお墓参りですか?」

拓斗 「ひいじさんの命日」

主人公「なるほど」

お墓にはキレイなお花と、お線香が備えてある。

(・・・拓斗さんのご両親が手入れしてるのかな?)

拓斗さんのご両親は、その世界では有名な研究者。

それ故仕事が忙しく、拓斗さんは幼少期からひいおじいさんの元に預けられていたらしい。

拓斗 「ひいじいさんは医者だったけど・・・」

拓斗 「貧しい患者からは治療費とかとんなくて、超貧乏だったんだと」

お墓にお線香を供えると、静かに黙とうする。

そして私の顔を見てフッと笑った。

拓斗 「オレにはほとんど親の記憶とかねーし、オレんなかで『親父』って言ったら、ひいじいさんのイメージだな」

主人公「そうなんですか」

拓斗 「ひいじいさんが亡くなる直前、オレに3つの遺言残してったんだ」

主人公「どんなことですか?」

拓斗 「・・・人の役に立つことをしろ」

主人公「怪盗を継ぐことで、叶えてあげてますよね?」

拓斗 「だな」

拓斗 「・・・次は、親と仲良くしてやってほしいって。これはずっと言われてたけど、叶えてやれなかった・・・」

(拓斗さん・・・まだご両親とのわだかまりはとけてないんだ)

拓斗さんの悲しそうな顔を見た私は、そっと手を握った。

主人公「・・・あと1つはなんですか?」

拓斗 「・・・」

主人公「拓斗さん?」

拓斗 「・・・ひみつ」

拓斗 「あ、やっぱり2つだったかも・・・」

主人公「気になるから教えてくださいよ」

拓斗 「まー、そのうちな。帰るか」

照れくさそうにそう言うと、スタスタと歩いて行ってしまう。

主人公「待ってくださいよー」

いつものように私は、その後を小走りで追いかけた。


霊園を後にすると、ひいおじいさんが晩年を過ごしたという家にやって来た。

そこで、ひいおじいさんの日記を見つけた。

拓斗 「ココ、読んでみ」

『・・・親友の△△に頼み、静子さんに贈るオルゴールを制作し始めた』

主人公「・・・親友の△△って、わたしのひいおじいちゃん?」

拓斗 「だな」

拓斗さんがニコッと笑う。

思わずじ~ん・・・としてしまう。

拓斗 「オレらがこーなんのは、生まれる前から決まってたってことだな」

拓斗さんが私を抱き寄せて、頬にチュッとキスをした。

その後拓斗さんから日記を受け取り、ページをめくるたび、ひいおじいさんの誠実な人柄が伝わってくるようだった。

拓斗さんのひいおじいさんの名前は清一さん、ひいおばあさんは華子さんという。

しかしそこで1つの疑問が・・・

(静子さんって誰だろう?)

日記を読み進めていくと、旧伯爵家に生まれた静子さんと、貧乏医者だった清一さんの恋は突然終わりを迎えたらしい。

主人公「あれ・・・」

清一さんが無くなる少し前に書かれた日記に、私は目を引かれた。

『オルゴールに、静子さんへの想いを込めた贈り物を託す。残念だが当時は渡すこと叶わず、私の手元に残ってしまった。生涯唯一の心残り』

主人公「拓斗さん、ここ。私のひいおじいちゃんが作ったオルゴール、静子さんには渡せなかったみたいですね。遺品に中に、オルゴールとかありませんでしたか?」

拓斗 「・・・覚えてねー」

日記を読んでいると清一さんの無念が伝わってきて、なんだかとても切なくなってしまう。

主人公「オルゴール、亡くなる直前まで持ってたみたいですし、なんとか静子さんに渡せないかな・・・」

拓斗 「緊急ミッション開始、ターゲットはオルゴール」

主人公「えっ・・・」

拓斗 「オルゴール、どっかにあるかもしんねーし。オレらで、じぃさんの願い叶えてやるか?」

主人公「いいんですか?」

拓斗 「だって・・・お前が渡したがってるし・・・」

拓斗さんは、私の願いを叶えてくれようとしているらしい。

主人公「探しましょう!」

私達は広い家の中を、必死に探し始めた。

が、オルゴールは見当たらない。

もしかしたら、この家に引っ越してくる前の家にある鞍にあるかもしれないということで、私達は清一さんの家を後にした。


拓斗さんの実家の鞍を捜索中、誇りをかぶったグランドピアノを見つけた。

そっとあけて簡単な曲を弾いてみる。

拓斗 「弾けんのか?」

拓斗さんが驚いた様子で私を見る。

主人公「昔、少しだけ習ってたんです」

拓斗 「まぁ、オマエにも一つくらい取柄はあるか」

主人公「それって褒めてるんですかー?」

  たっくんらしい褒め言葉だこと( ´艸`)

ピアノのふたを閉めてふと見上げたところに、何かきらっと光る物が見えた。

主人公「もしかして・・・」

背伸びをして、円形の物体に手を伸ばす。

(よし、取れた・・・)

拓斗 「おい、あぶねっ・・・うわっ!」

バランスを崩した私は拓斗さんを押し倒して床に倒れた。

主人公「オルゴール、壊れてませんか?」

拓斗 「ああ。・・・でも、お前自分がすごい体勢になってるって気付いてる?」

主人公「!!」

主人公「す、すみません、すぐどきます!」

気付くと私は、拓斗さんの体の上に跨った状態になっていた。

拓斗さんがギュッと私の腕を掴む。

拓斗 「どーせだれもこねーし」

拓斗 「オルゴール見つけてくれたごほーび、やるよ・・・」

下にいる拓斗さんが私の首に手をかけ、ゆっくりと自分の方に引き寄せる。

二人の唇がゆっくりと近く・・・もう少しで唇が触れる。

その時!

?? 「誰かいるの?」

女性の声が聞こえた。

拓斗さんは私を思い切り抱きしめ、手で口を塞ぐ。

拓斗 「・・・」

抱きしめられたままやり過ごすと、やがて足音は遠ざかっていった。

起き上がると、拓斗さんはオルゴールをチラッと確認して、『これだ』という風に頷く。

拓斗 「・・・帰るか」

急にテンションの低くなった拓斗さんはボソッと呟くと、重い腰を上げた。


拓斗 「うわ、眩しくて目あけらんね・・・」

主人公「鞍の中は暗かったですからね」

拓斗 「・・・」

主人公「拓斗さん・・・?」

急に黙った拓斗さんの方を見ると、そこには中年の男女の姿があった。

男性 「・・・拓斗、なのか?」

恐る恐る拓斗さんに問いかけるその男性は、恐らく拓斗さんの父親なのだろう。

拓斗さんのお母さんは、鞍の鍵が開いているのを見て、父親を呼びに行ったらしい。

拓斗 「・・・」

母  「ま、待って・・・」

呼び止めようとするご両親に、拓斗さんは冷たく言い放つ。

拓斗 「今さら、話すことなんてない」

母  「拓斗!」

私の手を握り、拓斗さんは逃げるようにして実家を後にした。










選択肢

・恋人

・いいえ




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たっくんのお話は家族の事?


あ~、やっぱりたっくん好き~!!!(///∇//)

たっくんの愛がビシバシ伝わってくるわ~о(ж>▽<)y ☆