以下ネタバレです









ジュリアが逮捕されて数日後、久しぶりの流輝さんとの休日デート。

私達は今回の事件の発端となったレドーナの作品を見に来ている。

流輝 「あの時、伊吹も言ってたけど、この絵は、よく母親が読んでくれた絵本の中に出てきた絵なんだ」

主人公「じゃあ、流輝さんにとっても思い出深い絵なんですね」

流輝 「まぁ・・・そうなんだが。伊吹と違ってオレは見たくない作品だったんだよ」

流輝 「母親がいなくなった後も、伊吹はこの本を読みたがっていたけど、オレは思いだすことが辛くてな。ある日伊吹に黙ってその絵本を捨てたんだよ」

主人公「・・・」

流輝 「伊吹に大泣きされたよ。お兄ちゃんのバカ、お兄ちゃんはお母さんの事思い出せなくなってもいいの?・・・って」

流輝 「その時オレは思ったよ。ああ、オレは絵本だけじゃなく、伊吹の思い出まで一緒に捨てたんだってな」

黙る流輝さんの横顔は寂しげで、すごく後悔していることが伝わってきた。

励ましの言葉も慰めの言葉も伝えることは出来ない。

だから、私は流輝さんの手をそっと握りしめた。

流輝 「・・・ありがとな」

主人公「いえ・・・」

言葉と同時に流輝さんは私の手を握り返し、その横顔に少しだけ笑みが戻っていた。

流輝 「きっと、この絵にも、他のどんな美術品にも、いろんな人の、いろんな思い出がある」

主人公「はい」

流輝 「だから、私利私欲のために盗んだり、悪用したり、そんなことは絶対に許されない。オレはそういう信念でブラックフォックスのリーダーをやっている」

主人公「・・・はい、流輝さんを見ているとその気持ちが伝わってきます」

流輝 「・・・でも、今回の件ではオレの事を冷たいやつだって思っただろ?」

主人公「流輝さんがジュリアの為を想って取った行動だって、分かってますから・・・」

流輝 「・・・そうか」

流輝さんは、握る手にギュッと力を入れる。私もそれを握り返す。

それだけで、気持ちが通じ合っている事を確認できた。

その後しばらくの間、私達は言葉もなく、レドーナの絵を見つめていた。


その日の夜黒狐で今回のミッションの打ち上げが行われた。

そこで疑問。

なぜ、ジュリアはわざわざ予告状をブラックフォックスにだしてまで盗みを働いたのか・・・

考えあぐねていると、マスターがふいに以前レドーナの絵が盗まれそうになった時の話をした。

それは流輝さんがアメリカへ出張していた時の事。

訪れた美術館で白昼堂々レドーナの絵を盗もうとしている金髪の女性がいた。

流輝さんは彼女を捕まえると説教をして帰したという・・・

どうやら、その時の金髪女性がジュリアだったらしい。

  やっと疑問解決( ´艸`)

その後、みんなはハイペースでお酒を飲み眠ってしまった。

流輝 「っとに、こいつらは最後の最後まで迷惑をかけやがって」

流輝さんは二階から運んできた毛布を一人一人にかけて回った。

主人公「でも、お世話ができなくなったら、寂しくなるんじゃないですか?」

流輝 「さぁ、どうだろうな・・・さてと・・・拓斗で最後だ」

主人公「お疲れ様です」

やれやれと言いながら、ふと流輝さんがこちらを見る。

流輝 「なぁ・・・外で、飲み直さないか?」

主人公「いいですね、そうしましょうか」

私達は皆がぐっすり眠っているのを確認し、黒狐を後にした。


流輝さんが連れて来てくれたのは、有名なホテルのバーだった。

流輝さんがキレイな色のカクテルを注文してくれて、私はそれをゆっくりと味わいながら楽しんだ。

主人公「ジュリア・・・出所したら、ロミオと会えるといいですね」

流輝 「そうだな。ロミオの為にも傍に居てあげてほしい。オレと伊吹も寂しい思いをしたから、孤児院の子供たちの気持ちはよくわかる」

主人公「今は私が一緒だから寂しくないですよ」

流輝 「・・・そうだな」

お酒のせいもあるのか、流輝さんの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいるようにも見えた。

流輝 「まだ、飲みたいか?」

主人公「いえ、大丈夫です」

流輝 「じゃあ・・・上に行くか」

主人公「上?」

流輝 「上に部屋を取ってある」

断る理由なんてなかった。

私は何も言わず頷くと、流輝さんが優しく微笑んだ。

そのまま手を引かれ、私達はバーを後にした。


部屋に入るとベッドに腰掛け、流輝さんに凭れかかる。

そんな私の肩を掴み、流輝さんは見下ろし髪を梳く。

主人公「ふふ、くすぐったいです」

流輝 「気持ちいいんだよ。もう少しだけ触らせろ」

主人公「はい・・・それにしても、あんなに大変だったのがウソみたいですね」

流輝 「全くだ」

主人公「辛かったですけど、流輝さんとケンカしてぶつかり合えたのも、今となってはいい思い出です」

流輝 「オレは・・・弱い部分を○○に見られて恥ずかしかった」

主人公「いいじゃないですか。彼女なんだから」

流輝 「彼女だからイヤなんだよ。お前にはカッコいいオレしか見せたくない」

主人公「流輝さんの強いところも弱いところも、酔っぱらうとちょっと甘えん坊になっちゃうところも、遠慮なく見せてください。私は全部、大好きなんですから・・・」

流輝 「○○・・・」

名前を呟くと同時に、流輝さんは強く抱きしめてくる。

抱きしめられたと思ったら、次の瞬間にはベッドの押し倒されていた。

主人公「あ・・・の・・・・」

流輝 「それなら、お前も全部見せて・・・」

流輝 「なぁ・・・返事は?」

主人公「それは・・・」

流輝 「見せたくない、なんて言わないよな?オレはお前の彼氏なんだから」

主人公「全部・・・流輝さんに見せます・・・」

流輝 「見せるし、言うよな?」

主人公「は、はい・・・」

流輝 「いいこだ」

流輝さんは私の服を脱がし始めた。

そして素肌にキスをするたびに、流輝さんは熱い吐息まじりに呟く。

流輝 「愛してる・・・」

流輝 「真っ直ぐなとこも、ちょっと頑固なとこも・・・」

流輝 「お前のこと、全部愛してる」

優しい目で私を見つめる流輝さん。

主人公「私も・・・流輝さんを愛してます・・・」

流輝 「・・・今日はじっくりと時間を掛けて、愛するって決めていたんだが・・・」

主人公「・・・?」

流輝 「物欲しそうな顔をした○○が可愛すぎて、我慢できないかもな」

おでこをくっつけたまま、流輝さんがそう呟く。

私は早く流輝さんの腕に溺れてしまいたくて、自分からそっとキスをした。





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ハピエンでした ヾ(@°▽°@)ノ

途中ブラックフォックスメンバー集合した時は無理かと思いましたよ (^▽^;)

今日のお話の感想は・・・ごめん特になし!


さぁ、次はたっくん о(ж>▽<)y ☆

今から楽しみだ!!