以下ネタバレです






健至がビンタをされた翌日、出勤前に黒狐に寄り、『花と淑女』の欠片を姫に手渡す。

私は欠片を抱きしめ、悲しそうな顔をする姫にかける言葉が見つからなかった。


博物館へ出勤すると、エルマル氏が大事な会議があるという事でブルガーニャへ帰国してしまったことを聞かされる。

が、館長から今回のお詫びをしにエルマル氏を追ってブルガーニャへ行ってほしいとの依頼。

3日後私は健至とべリスさんと共にブルガーニャの空港へと降り立った。

健至 「しっかしブルガーニャって初めて来たけど空気もうまいし、いい国じゃん。な?」

主人公「うん。街並みとか見てたら芸術を愛する国だなってのが伝わってくるよ」

べリス「そうですか?空気も、街並みも、我が国の自慢なのです。法律で細かく決まりごとがあって・・・」

べリス「でも、我々は窮屈に思うことなく、むしろ誇らしく思いながら暮らしているのです」

主人公「へぇ、素敵ですね」

健至 「ハハッ、アンタの話聞いてたら今度は普通に観光で来たくなったな。その時は案内してくれるか?」

べリス「はい!もちろ・・・」

べリス「あっ・・・」

プイッ

健至と目が合った瞬間、頬を赤くして、そっぽを向く。

主人公「あの、べリスさん?」

べリス「・・・何でもありません」

健至 「・・・」

(はぁ、ほんと、二人の間に何があったんだろう?)

その後べリスさんがぜひにと連れて行ってくれた繁華街でブルガーニャの市場を楽しんだ。

宿泊先の部屋は私はべリスさんと一緒だ。

明日も早いからと早々に就寝することにした。

べリス「・・・あの」

主人公「あっ、はい」

べリス「起きてましたか」

主人公「今日1日色んな所へ行ったので、ちょっと興奮しちゃって。本当に素敵な国ですね」

べリス「ええ。だからこそ守りたいのです。エルマルの思惑通りにはさせたくありません」

主人公「それは私も同じ気持ちです。明日から頑張りましょう」

べリス「はい」

主人公「・・・」

べリス「・・・」

べリス「・・・あの・・・お二人は、本当に仲が良いのですね」

主人公「二人?あ、私と健至の事ですか?」

べリス「ええ。どれくらいお付き合いされているのですか?」

主人公「んー、一年くらいですかね?」

べリス「お二人は自然と気遣い合い、感謝の気持ちを掛け合っている・・・私の理想とする夫婦像です。素敵です」

主人公「そう言うべリスさんは好きな人はいないんですか?あ、姫だからもう生まれつき婚約者がいるとか」

べリス「い、いえ。うちは一応恋愛結婚も許されているのですが、好きな人なんてそんな・・・そもそも公務で忙しくて出会いなんてないですし・・・」

主人公「そうなんですか。べリスさん、すごく可愛いのにもたいない」

べリス「や、やめてください。男の方は苦手なんです」

そう言って、顔を真っ赤にして黙り込む。

べリス「・・・稲垣さん」

主人公「え?」

べリス「稲垣さん、○○さんの事を『守る』とおっしゃっておりました・・・羨ましいです。私もいつか言われてみたいな・・・」

主人公「あの、先日の事ですけど・・・健至は、姫に何をしたんですか?」

べリス「・・・すみません、お答えできません」

主人公「・・・そうですか」

  健至に聞くしかないね


そうして眠りについたころ、体に重みを感じ目を覚ますと健至がいた。

健至「・・・誰かいる」

(・・・え?)

ガッチャーンッ!!

健至 「来やがった!」

べリス「え?なんの音・・・きゃあ」

突然、覆面の集団が窓から侵入し、姫に襲い掛かろうとした。

しかし姫のベッドは私のベッドの奥にあったため、健至が立ちふさがる。

健至 「○○、姫を守れ!」

主人公「うん!」

固まる姫を引きずり、部屋のクローゼットへ押し込んだ。

健至が刺客たちを一瞬で倒して行く。分が悪いと思ったのか、すぐに男達は逃げて行った。

健至 「アイツら、多分エルマルの刺客だろうな。くそっ、自分の国の姫を襲うなんて」

べリス「エルマルは私が邪魔なのです。私さえいなくなれば・・・」

主人公「姫?」

べリス「・・・」

(すごい震えてる・・・)

べリス「だ、大丈夫です。すみません、すぐに収まりますから・・・」

主人公「べリスさん、あの・・・」

駆け寄ろうとすると

健至 「姫」

(え?)

健至が私を追い抜き、膝を床につき姫の両肩に手を置いて

健至 「大丈夫。オレが守るから」

べリス「え・・・?」

健至の言葉に姫が驚いたように顔を上げた。







選択肢

・ありがとう

・よく気が付いたね





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おいおい、健至くん!!

王子さまみたいじゃん!


そんなことしたら勘違いしちゃうよ~


あ~修羅場だ、修羅場( ´艸`)