以下ネタバレです









目が覚めるとそこは倉庫だった。

頭上で声がしてみるとそこには見覚えのある男の人が私を見下ろしていた。

変装をしてはいるが、彼が宮尾さんであることはすぐにわかった。

主人公「宮尾さん・・・こんなことして、未来くんに何をするつもりなんですか」

宮尾 「まあ、いいじゃない。オレ、△△さんと話してみたかったんだよね」

宮尾 「どうして影山未来と一緒にいるの?」

主人公「・・・どういう意味ですか」

宮尾 「裏稼業をやってる人間にロクなヤツはいないよ。影山未来だって、最近は落ち着いてきたみたいだけどさー。彼だって、裏では相当悪い事をしてきたんだよ?」

主人公「未来くんは、自分のしていることに誇りを持ってる。あなたは、今自分がやってることを誇れるの?」

宮尾 「・・・君、面白いことを言うね~」

主人公「宮尾さん、・・・なんのために海藤会長の邪魔をしてるんですか」

宮尾さんはおっとりした笑顔で、こう言い放つ。

宮尾 「めんどくさいし、君に話す義理もないから言わないー。でも、海藤はわかってるはずだよ。わかってないなら・・・アイツに身をもってわからせてやるけど」

宮尾さんが冷ややかに笑う。

(怖い・・・)

宮尾 「あ。でも、君が僕のモノになってくれるって言うんだったら話は別だよー」

  断る!! ( ̄∩ ̄#

主人公「・・・え?」

宮尾 「君ってさ、ずっと見てたけど面白いよね~。君みたいなのがオレのだったら、毎日楽しいだろーなー」

主人公&私「ずっと見てたって・・・ただのストーカーじゃないですか

宮尾 「そうかな。・・・そうとも言うかな」

宮尾さんが私をソファの端に追い詰める。

(なんか・・・私、もしかしてもしかしなくても襲われそうになってるよね・・・?)

未来くんが言った言葉をふと思い出す。

未来 『ピンチのときは僕の名前を呼んでね。絶対、すぐに迎えに行くから』

私はすう、と息を吸い込んで、大声で叫んだ。

主人公「未来くん・・・!助けてっ!

ふわっ

(・・・えっ)

瞬間、私の体が宙を舞う。

いつの間にか、私は未来くんの腕の中にいた。

未来くんは私を抱きかかえたまま、ソファの上からドアの近くまで飛び移る。

それから、やさしく私に笑いかけてくれる。

未来 「○○ちゃん、迎えに来たよ」

  嬉しい (≧▽≦)

未来 「ゴメンね、怖かったでしょう」

主人公「・・・うん」

未来くんは私をギュッと抱きしめてくれる。

彼は私を庇うように自分の後ろに立たせると、宮尾さんを睨みつける。

未来 「まさか○○ちゃんを攫っちゃうようなバカなコトをするヤツがいるなんて思わなかったなぁ」

  ホントホント ( ´艸`)

未来くんはクスクスと笑って、宮尾さんと対峙している。

宮尾 「ここがよくわかったな」

未来 「当たり前だろ。オレを誰だと思ってる

未来くんから、今までに聞いた事のないような口調が飛び出す。

(待って・・・今、未来くん『オレ』って自分の事言わなかった

未来 「どうして彼女を攫う必要があったんだ」

宮尾 「君が目障りだったからに決まっているでしょう」

未来 「しかも、彼女に腹痛が起こるよう、何か細工しただろ」

宮尾 「さて、どうだったかな」

未来 「・・・失策だよ、宮尾」

未来くんはきっぱり言うと、鮮やかな笑顔を浮かべる。

未来 「切り札には、よほど追い詰められた時にしか触れてはいけないんだよ」

未来 「・・・ねぇ、君を消してもいいよね?」

  えっ!?未来くん?

宮尾 「・・・っ」

未来くんの剣幕に、宮尾さんが後ずさる。

私ですらぞっとするような、狂気を感じる目。

今までこんな未来くんを見たことがない。

見せる表情はいつもと変わらないけれど、彼のまとっている空気は、いつもと全然違う。

宮尾 「どうしてそんなに怒るんだ。・・・君とも、彼女とも、少し話してみたかっただけだろ」

未来 「オレの女に手を出すからだろ

未来 「・・・・さぁ、どうやっていたぶって欲しい?極上の痛みをプレゼントしてやる

未来くんが宮尾さんに近付く。

宮尾さんは胸元から何かを取り出そうとしている。

(ダメ・・・っ!)

私はとっさに、未来くんを抱きしめる。

彼がゆっくりと動きを止めて、私を見下ろす。

未来 「・・・離して、○○ちゃん」

主人公「未来くん・・・っ、ダメだよ」

未来「ダメなコトをしたのは、コイツだよ」

主人公「ダメ。未来くんが頑張ってきたこと・・・全部無駄になっちゃうよ」

未来くんと私は、しばらく見つめ合ったまま動かなかった。

やがて、彼は長いため息を吐く。

未来 「・・・ゴメン、○○ちゃん。もう大丈夫」

私はほっとして、未来くんに微笑む。

未来くんは困ったように笑って、私の頭を撫でてくれる。

未来 「ねぇ、こんな回りくどいやりかたしないで、海藤会長と直接話をすれば?いい大人がみっともない」

宮尾 「・・・なんだと?」

未来 「だってそうでしょ?他人を巻き込まない方法はいくらでもある」

未来 「・・・怖いの?会長に直接言われたくない言葉を言われるのが」

今度は宮尾さんの顔が赤らんでいく番だった。

宮尾 「・・・お前に何がわかる」

未来くんは宮尾さんに気付かれないように、そっと私の手を取る。

宮尾 「お前に何が分かるって言うんだ!」

宮尾さんが未来くんに襲い掛かろうとした、その時。

未来くんがニヤリと笑った。

未来 「1.2.3・・・・」

口ずさむように言うと、未来くんはポケットから大きなシーツを取り出し、タイミングよく襲い掛かって来た宮尾さんをシーツで絡め取り、動けなくなった宮尾さんを置き去りに、私達はベランダから外へ飛びでる。

未来くんは碇を隣のビルへと投げ渡し、未来くんは私を抱き寄せる。

私はほとんど心の準備もないまま隣のビルへと飛び移って行った。


私達は、これ以上シンガポールに滞在するのは危険と判断して、そのまま飛行機に飛び乗った。

未来くんはタブレット端末でニュース速報を読んでいる。

主人公「さっきの件、首尾は?」

未来 「・・・上々みたい。宮尾さんも海藤会長も捕まったよ」

主人公「そう、よかっ・・・え!?なんで海藤会長まで捕まってるの」

未来 「日本の警察に彼の商談内容をリークしたんだ。あれ、麻薬売買の商談だったんだよ」

何も話してくれなかった未来くんにちょっと拗ねたい気分になってそっぽを向いてみる。

すると、未来くんが私の顎をくいと持ち上げて、軽くキスをしてくれる。

未来 「・・・怒っちゃやだよ、○○ちゃん」

主人公「・・・怒ってない」

(でも、海藤会長がクライアントじゃなかったってことは・・・)

主人公「・・・じゃあ、別にクライアントがいたってことね」

未来 「うん。彼が麻薬売買をしてるのを止めるようにっていうのが、本当の依頼。クライアントの名前は言えないけど・・・」

未来くんが私の頬に手を当てる。

未来 「○○ちゃん、何かされなかった?」

主人公「うん、何もされなかったよ。助けてくれてありがとね。呼んだらホントに来てくれるんだもん。・・・うれしかった」

未来 「間に合ってよかった。嘘つきになっちゃうところだったよ」

未来 「それと・・・」

未来 「・・・あのとき、止めてくれてありがと。まさか○○ちゃんの前でやらかすとは思わなかった」

(でも、それだけ私のことで怒ってくれたってことだよね・・・)

未来 「・・・怖い?」

未来 「僕のこと、怖くなっちゃった?」

主人公「・・・ううん、怖くない」

未来 「・・・そっか」

未来くんは安心したようにほっと息をつく。

窓の外には朝焼け。朝のオレンジの光が彼の輪郭を縁取る。

私達は光の毛布に包まれて、身を寄せ合って眠りについた。








選択肢

・過去もひっくるめても未来と一緒にいたいから

・怖くない





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未来くんの『オレ』にはちょっと驚いた!

でも、使い分けてる人多いもんね


でも呼んだら助けに来てくれるなんて

未来くん、ホントヒーローだ ( ´艸`)