以下ネタバレです






いつもの桂木班と同じように、見事な連携で鬼の手下たちは、たちまち倒された。

鬼手下「くそー!覚えてろ!必ず、そこの娘をヨネー女王陛下に献上してやる!」

やられた手下たちは捨て台詞を吐きながら逃げていった。

そら 「ヨネー女王?」

瑞貴 「鬼ヶ島にいるのは鬼じゃないんですかね・・・」

海司 「女の鬼で女王ってことになってるのかもしれないな」

桂木 「とにかく、明日には鬼ヶ島に乗り込む。順番で見張りをして、休むことにしよう」

全員 「ウス!」

すっかり桂木班モードに入ったみんなと一緒に、その晩は無事に夜を明かすことができた。


夜が明け、無事に船着き場に着いた私達は、ついに鬼ヶ島へと渡った。

(本当に鬼ヶ島まで行くなんて・・・、この夢・・いつになったら覚めるんだろう)

鬼型の岩が見えてきて、私達はその島に船をつける。

海司 「鬼や捕まった娘たちは、どこにいるんですかね」

桂木 「あの岩が鬼の住み家になっているのかもしれないな。用心して進もう」

そら 「○○姫、足元に気をつけてね」

主人公「はい」

(鬼なんて本当に出てくるのかなぁ・・・)

岩に囲まれた細い道を進んでいくと・・・

???「おい、本当に来たぞ」

???「人間というのは本当に愚かだな」

昴  「誰だ!」

私達の前に二人の男が立ちはだかった。

主人公「石神さん!後藤さん!」

イシガーミ「?石神?後藤?何を言っている。私たちはヨネー女王陛下の側近」

ゴートウ「貴様らか、我らを倒しにきた人間は」

昴  「フン・・・鬼って聞いてたけど、普通の人間と変わらねぇじゃねーか」

海司 「拍子抜けっスね」

イシガーミ「フン・・・そんなことを言っていられるのも今のうちだ」

ゴートウ「女が一緒なのは好都合。捕えて女王陛下への献上品としよう」

桂木 「簡単に勝てると思うなよ」

ゴートウ「そらはこっちのセリフだ。行くぞ!」

瑞貴 「姫は下がっててください」

主人公「はい、みなさん気をつけて・・・」

石神さんと後藤さんに似た鬼が、こん棒を構える。

昴  「鬼なら虎柄のパンツでもはいてろっての」

イシガーミ「・・・そのお粗末な発想を恥ずかしいと思え」

昴さんが銃を抜き、発砲するものの、石神さんと後藤さんはこん棒で銃弾を弾き返す。

  おおっ!!!

イシガーミ「人間の武器など通用しないぞ?」

桂木 「それはどうかな?いくぞ、海司!」

海司 「ウス!」

  いつのまにかホントに桂木班じゃん!( ´艸`)

桂木さんと海司が剣を抜いて、左右から切り込むと、石神さんが剣をこん棒で受けた。

イシガーミ「ぐっ・・・」

海司 「瑞貴!」

瑞貴 「足下ガラ空きですよ」

イシガーミ「!」

瑞貴さんのムチが石神さんの足を捕えた。

バランスを崩して片膝をついた石神さんに桂木さんが剣を振り下ろそうとした時・・・・

間に後藤さんが割り込む。

ゴートウ「調子に乗るなよ、人間」

桂木 「!この力・・・やはり、人のものではないな!?」

桂木さんの剣が、後藤さんのこん棒に弾き返される。

けれど、次の瞬間に昴さんの銃口が後藤さんと石神さんの頭を捕えた。

昴  「動くんじゃねぇよ。動けば、頭をぶち抜くぜ?」

ゴートウ「貴様・・・」

昴  「鬼の頭蓋骨は人間より硬いか実験といこうか」

イシガーミ「くっ・・・」

???「何を騒いでおるのじゃ!」

主人公「えっ!?」

大きな声が響いたかと思うと、道の向こうから歩いてきたのは・・・。

主人公「また小杉部長!?」

ヨネー「小杉部長?この者は何を言っておる?」

そら 「あれって、おヨネ婆さんじゃない?」

ヨネー「誰が婆さんじゃ!妾は鬼ヶ島の主、ヨネー女王じゃ。見よ!この美貌!さらった若い娘の生気を吸い取ってるゆえ、ぴちぴちじゃろう♪」

瑞貴 「若い娘の生気を吸って若いなら、本当はお婆さんなんじゃ・・」

ヨネー「なんじゃと!?この無礼者め!」

瑞貴 「!!」

ヨネー女王の目が光ったかと思うと、瑞貴さんが固まってしまった。

主人公「瑞貴さん!?」

瑞貴 「・・・ヨネーの目には魔力があるようです。・・・身体が動きません・・・!」

海司 「なんだと!?」

イシガーミ「我々鬼族の力を侮ってもらっては困るといっただろう」

ヨネー「そなたが都でウワサの○○姫か?妾には劣るが、なかなかの美貌の持ち主じゃ。○○姫を渡すなら、他の者の命は助けてやってもよいぞ」

桂木 「そんなこと、できるわけがないだろう」

そら 「そうだよ!○○ちゃんの事は、オレ達が命に替えても守るんだから!」

海司 「お前らなんかに負けるわけねーだろ!」

昴  「行くぞ!」

ヨネー「よかろう!愚かな人間どもに身の程を知らせてやる!イシガーミ!ゴートウ!」

イシガーミ「はっ!」

ゴートウ「これでもくらえ!」

全員 「!?」

後藤さんが煙玉を出す。

視界が真っ白になる中、ヨネーの目だけが光っていた。

(!あの目に見つめられたら・・・)

海司 「くそっ!!」

海司 「くっ・・・!」

昴  「小癪なマネしやがって・・・」

そら 「みんな動けなくなっちゃったのかよ!?」

主人公「みんな・・・!」

ヨネー「さあ、○○姫・・・次はそなたの番じゃ・・」

主人公「くっ・・・!」

主人公「言うことを聞きますから、みんなを助けてください!」

昴  「そんなことを言うんじゃねぇ!○○!」

ヨネー「そうじゃのう・・・これからの、そなたの態度次第といったところかのう・・・」

桂木 「○○姫!翁から預かった、お守りを出すんです!」

主人公「あ!」

(お守りの鏡・・・あの鏡にヨネーの顔を映せば・・・)

ヨネー「お守り・・・?」

主人公「ヨネー女王!」

ヨネー「なんじゃ?・・・!!鏡だと!?」

ヨネー「くうっ!!」

イシガーミ「女王陛下!」

そら 「やった!ヨネーが自分の魔力で動けなくなった!」

ヨネー「おのれ、おのれ~!」

イシガーミ「陛下、ここは撤退を・・・」

ヨネー「くっ!已むをえまい・・・撤退じゃ!」

ゴートウ「はっ!」

ヨネー「覚えておれよー!」

ヨネー女王は石神さんと後藤さんに似た鬼に抱えられ、島の奥へと逃げていった。

瑞貴 「はぁ・・・一時はどうなることかと・・・」

昴  「お手柄だったな、○○」

主人公「お爺さんが持たせてくれた、お守りのおかげです」

海司 「こっちに攫われた娘たちがいるぞ!」

みどり「○○姫!」

主人公「みどり・・・!」

攫われた女の子たちを助け、・・・私達は、お爺さんたちの待つ家へと帰った。


お爺さんとおヨネ婆さんは、私達の無事を大喜びしてくれた。

お爺さん「本当に娘たちを助けて帰ってくるとは・・・天晴れだ!」

昴  「結局、あの生意気な鬼たちは完全に退治してねぇけどな」

海司 「追いかけてでも仕留めれば良かったですね」

お爺さん「いやいや、娘たちを助けてくれただけでも十分だ」

お婆さん「しかし、困りましたねぇ。○○姫を託そうと話していましたが、皆で協力して倒してくるとは・・・」

お爺さん「ふむ・・・ここは○○の気持ちを聞くしか・・・」

私に視線が集まった時・・・突然外が明るくなった。

桂木 「何事だ!?」

桂木さんが簾を上げると、月から二人の人が降りてくるのが見えた。

(あれ・・・もしかして、竹取物語に話が戻ってる・・・?)

月の使者1「お迎えにあがりました、○○姫」

月の使者2「私達と共に月へ帰りましょう」

主人公「また、石神さんと後藤さん・・・」

海司 「お前達、ヨネーの配下だった鬼じゃねぇか!」

月の使者1「ヨネー?何のことだ?」

月の使者2「オレ達は月の住民だ。○○姫は月の姫君・・・姫を迎えに来た」

お爺さん「○○が月の姫君だとは・・・不思議な娘だとは思っていたが・・・」

お婆さん「それなら、これまでの出来事も納得できますねえ」

月の使者1「さあ、○○姫、陛下とお后様がお待ちです」

月の使者2「我らと月へと帰りましょう」

主人公「えと・・・」

(竹取物語に沿うなら、このまま月に帰った方はいいんだろうけど・・・・)

主人公「この夢、いつになったら覚めるんだろう・・・」

お爺さん「夢?夢とは何のことだい?○○姫」

主人公「いえ・・・何でもありません」

お爺さん「○○も長旅で疲れているんだろう。この上、月に帰ろうとは・・・可哀想な○○姫だ」

(夢の話だって言っても、信じてもらえないよね)

そら 「月の住人だかなんだか知らないけど、いきなり来て、○○姫を渡せるわけないだろ!」

桂木 「その通りだ。私達は姫を妻に迎えるために、鬼退治までしたんだ」

昴  「最後にやってきて、おいしいとこだけかっさらおうなんて、許されるわけねぇだろ」

海司 「第一、本当に月に人が住んでるのかよ。オレ達を騙そうとしてるんじゃねーのか?」

瑞貴 「僕は○○姫が付きの姫君だと聞いたら・・余計にお嫁さんにしたくなりました」

月の使者1「勝手なことばかり言うな。姫はもともと月の住人なのだ。生まれ故郷に帰るのは当たり前のことだ」

桂木 「悪いが、私達はそんな言葉で納得はできない」

そら 「その通り。そのくらいで、はいそうですかって渡せるほど、○○姫への思いは軽くないから」

昴  「どうしてもっていうなら・・・こっちもそれなりの対応をとらせてもらうぜ」

海司 「昴さんの言う通りっすね」

瑞貴 「争い事はキライだけど・・・愛の為なら、仕方ないよね」

月の使者2「月の使者に逆らうというか。それならば・・・」

石神さんと後藤さんが剣を手を掛ける。

みんなの目付きが険しくなった時、お爺さんが間に入った。

お爺さん「待ってくれ。○○姫は物ではないんだ。ここは、○○姫の意思を尊重して欲しい」

主人公「お父さん・・・じゃなくて、お爺さん・・・」

お爺さん「○○姫、○○姫は月に帰りたいのかい?」

主人公「私は・・・」

主人公「ごめんなさい。私は・・・月には帰れません」

月の使者1「な・・・」

月の使者2「なぜです!?○○姫!」

主人公「私には、ここに残って、一緒にいたい人がいるんです」

お爺さん「そうか・・・○○の気持ちはよく分かったよ」

お爺さん「それで、○○は誰と一緒にいたいんだい?」

主人公「私が一緒にいたいのは・・・」


  A:昴

  B:海司

  C:そら

  D:瑞貴

  E:桂木




つづく---




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やっとホントのキャラ選択?

月に帰るといったら公安編?