以下ネタバレです














さっそくスーパーで食材を色々と見てみる。

主人公「どこの国でも、同じですね」

スーパーもクリスマス仕様なのだろう。

主人公「可愛い飾りが、あっちにもこっちにもあります」

千早 「ふふ、そうだね。それに、こっちの人は陽気だから、派手じゃない?」

主人公「確かに・・・!っと、食材を買わないとですね。ついつい、クリスマスの雰囲気に浸っちゃいます」

千早 「いいんじゃないかな?なんなら、このままエスケープしても・・・」

主人公「ロナウジーニョさんが可愛そうですよ」

笑いながら、次々と食材をカゴに入れていく。

千早 「ああ、○○さん。これも買っていこうか」

主人公「わかりました。でも、みんな食べますかね・・・?」

お酒を飲み陽気さを増していた、さっきの様子を思いだしてみる。

千早 「ふふ、これはパネトーネと言ってね、ブラジルのクリスマスには欠かせないケーキ何だよ」

主人公「なるほど!こっちではパネトーネを食べるんですね・・・」

千早 「そうなんだよ・・・」

千早 「あ、アサイーがある」

主人公「果物みたいですけど・・・なんですか?」

千早 「これはね、ジュースにするんだよ。肌にいいから、おすすめだよ」

  飲みたいです!

主人公「へー・・・」

(美容に関してはやっぱり、詳しいんだな・・・)

聞いた事のない名前をそれから何度か耳にしていると、とんでもないものが目に入ってきた。

主人公「・・・こ、これは」

見間違いようがない。

目の前に、豚がまるまる一匹売られている。

千早 「ブラジル料理には豚肉をよく使うからね。馴染みがないけど、臓物や足、尻尾、耳なんかも混ぜてスープにしたり」

主人公「う・・・私はちょっと苦手かもしれません・・・」

千早 「ふふ、○○さんにはシュアスコのほうが好みかな?」

主人公「シュハスコ?」

千早 「ブラジル式のバーベキューだよ」

主人公「バーベキューですか!バーベキューは大好きですよ」

千早 「それはよかった」

千早 「じゃあ、食材はこれくらいで、帰ろうか」

必要なものを買い終え、ロナウジーニョさんの家に戻る。


千早 「何で毎回毎回、僕が料理する羽目に・・・」

千早 「まぁ、料理は好きだから苦ではないんだけどね」

主人公「でもまさか、ブラジルまで来て料理をするとは思いませんでしたしね」

千早 「全くだよ・・・。アイツたときたら・・・まあ憎めないんだけどね」

主人公「みなさん自由ですね」

ビール瓶を手に持ち、先ほどよりも出来上がっているようだった。

主人公「・・・あれ、さっきよりも人数が増えてませんか!?」

千早 「みたいだね・・・」

千早 「全く、僕は客人だっていうのに、どうして準備をしないといけないんだろう」

主人公「そう言いながら、千早さん楽しそうですよ?」

千早 「まぁ、ロナウジーニョじゃなくて○○さんのために作っているからね」

自分の唇の前で人差し指を立て、面白そうに笑う。

主人公「ふふっ、ありがとうございます」

笑い合っていると、後ろから奇声が聞こえてきた。

主人公「な、何!?」

振り返ると、ロナウジーニョさんが満面の笑みを浮かべ千早さんに近付いてきた。

ロナウジーニョ「チハヤ!チハヤに教えてもらった、ブラジリアン柔術ジョウタツしたゼ!」

千早 「開いては経験者じゃないだろう?」

ロナウジーニョ「イイヤ、みーんな柔術仲間ダヨ!」

ロナウジーニョさんたちは、酔ったまま再び格闘し始めた。

主人公「あの、千早さん。剣道だけじゃなく、ブラジリアン柔術までできるんですか!?」

千早 「昔ちょっとかじった程度だけどね・・・」

  これもまた師範代クラスなんだろうな・・・

千早 「ああ、でも寝技はすごく得意だったな」

(千早さんって、ほんと何者なの!?)

(しかも寝技が得意なんて・・・妙に納得しちゃう)

なぜか顔が赤くなるのを感じていると、千早さんがツンツンと横から頬を突っついてきた。

千早 「○○さん、何考えているの?顔がピンク色だよ」

  だって・・・(///∇//)

主人公「えっ、な、何も考えてないです・・・!」

千早 「ふふ、ホントかな?」

主人公「ホント、ホントです!さ、料理の続きをしましょうか!」

千早 「まあ、お楽しみは後からだよね?」

千早さんの呟きが耳に届き、更に顔が赤くなるのを感じた。


パーティは楽しく、あっという間に夜も更けてきた。

(そろそろパーティもお開きかな?)

あんなにたくさんあったお酒の瓶は全て空。

料理も大好評のようだった。

主人公「千早さん、そろそろ片付けましょうか」

千早 「そうだね」

ロナウジーニョ「ナニ言ってるんダ!片づけはあとでオレらがヤルから、先にコッチダ!ナタルの夜はコレカラだぜ!」

ロナウジーニョさんは起きている仲間を連れ、家から出て行ってしまう。

千早 「やれやれ。・・・じゃあ行こうか」

主人公「はい!」


移動した先は大きな庭で、そこにはまた違う人たちが集まっている。

主人公「な、なんでカーニバルが!?」

思わず叫んでも誰も気にしない。

(いつから踊り始めてたの・・・!?)

(それにしても、みんな派手で激しい・・・)

千早 「サンバのカーニバルならぬ、サンタのカーニバルだね」

主人公「今、ちょっと上手いこと言った、って思いました?」

千早 「あれ、バレてしまったかな?」

主人公「バレバレですよ?」

千早さんは少し恥ずかしそうに、頬を2度ほどかく。

(こんな千早さんも、可愛い・・・)

主人公「・・・って、突然どうして服を脱ぐんですか!?」

千早 「ん?一緒に踊ろうと思ってね」

主人公「だからって、わざわざ脱がなくて・・ええ!?」

上半身裸の状態でカーニバルに飛び入り参加する。

主人公「・・・うそ!?」

(あんな千早さん・・・みたことがない・・・)

近くの人たちと一緒に、情熱的な踊りを始める千早さん。

激しく動きを本当に楽しんでいるのだろう。

(すごく楽しそう・・・)

千早 「○○さんも一緒にどうだい?」

主人公「はい!」

千早さんの傍に駆け寄り、見よう見まねで踊りはじめる。

(音楽が大きくて、何言ってるかわからないけど・・・)

(なんだか、すごく楽しい!)

気が付くと、観に来ていた人達も一緒に踊りはじめていた。

(さすがブラジル!熱い国だな・・・)

ブラジルと言う国で新たな一面を見られて、新たな経験もでき不思議な達成感のようなものを味わえた。

千早 「○○さんは気に入ったみたいだね」

主人公「はい!雰囲気もいいですけど、踊るだけでも楽しくて仕方ありません」

カーニバルを楽しんでいると千早さんが耳元で囁いてくる。

千早 「でも・・・そろそろ抜け出そうか」

主人公「え・・・?」

千早 「君を連れていきたい場所があるんだ」

主人公「連れて行きたい場所・・・?」

千早 「そう。まだ、内緒だけどね」

主人公「じゃあ、挨拶・・・」

ロナウジーニョさんの元へ行こうとすると、ニッコリと笑う千早さんの顔。

千早 「アイツは放っておいても十分楽しんでいるし、内緒にしておこう。ついてこられても迷惑だしね」

主人公「でも・・・」

千早 「少しぐらい恋人と二人でクリスマスを過ごしたいんだ」

千早 「それとも僕と二人は嫌かい?」

主人公「まさか!」

(そういえば、ブラジルに来てまだ二人でゆっくりできてなかったな・・・)

千早 「じゃあ、見つからないうちにいこうか」

主人公「はい!」

千早さんと手を繋ぎ、こっそりと家を抜け出した。


移動した先は先ほどの賑やかさとは打って変わって、静かな公園だった。

主人公「あの、ここは?」

千早 「ここは、イビプエラ公園だよ。○○さん、あれを見て」

主人公「・・・わあ!大きなツリー」

遠くからでもその大きさがわかり、千早さんに連れられるまま近づいていく。

主人公「サマークリスマスですもんね・・・。さっきまで、楽しすぎて忘れてました」

千早 「○○さんも?実は、僕もなんだよ」

主人公「千早さんもですか?」

千早 「まあ、毎年あんな調子だから予想はついていたんだけどね」

主人公「そうなんですね・・・」

(毎年あんな陽気に過ごしていたんだ・・・)

千早 「でも。ブラジル料理を作ったのは久しぶりだったから、楽しかったな」

千早 「・・・さて、おしゃべりもいいけど、一緒にツリーを見ようか」

遠目で見ても十分巨大なツリーに近付いてみる。

主人公「・・・近くで見ると、迫力が全然違いますね」

千早 「○○さんと一緒にこれを見たかったんだ」

主人公「ここまで大きなツリーは、日本じゃなかなか見られませんね・・・」

千早 「地球の反対側まで来たかいがあっただろう?」

主人公「・・・はい」

千早 「ふふ、○○さんはツリーに見惚れてしまっているんだね」

ツリーに圧倒されたからか、千早さんの声が遠くに聞こえる。

返事をしないと、と思っているのに頭が上手く回らない。

主人公「・・・ち、千早さん?」

(後ろから抱きしめてきて・・・怒ってるのかな)

主人公「あの・・・怒りました?」

千早 「まさか。気に入ってもらえて嬉しいよ。でも、○○さんをツリーにとられて悔しいかな」

主人公「とられてって・・・」

千早 「だから、君が僕の事を忘れそうになったころ、キスをするね?」

主人公「ふふ、はい」

千早さんの大きな胸元に体を預け、クリスマスツリーを眺める。

時折、頬や首筋にキスをされくすぐったくて、嬉しくて、今までにない素敵なクリスマスを過ごした。



何度も何度もキスをされ、もうホテルに行こうと千早さんが言いだしたためホテルに来ていた。

ロナウジーニョ『・・・ウチに泊マレヨ!』

その千早さんは今、ロナウジーニョさんと電話中だ。

千早 「その気持ちは嬉しんだけどね。キミの家に○○さんを泊まらせるなんて危険すぎるからね」

ロナウジーニョ『マダ、昼間のコトきにしているのか!?ココロがセマイぞ!』

千早 「狭くてもいいよ。とにかく、お断りだ」

ロナウジーニョ『チハヤと一緒のホウがキケンダロ!』

ピッ

(電話切っちゃった・・・!)

主人公「本当にいいんですかね?」

千早 「君にキスをした男と同じ家で眠らせるわけにはいかないよ」

(・・・いつも余裕な感じなのに)

(私、すごく大事にされているんだな)

千早 「じゃあ、改めて○○さん2人で乾杯しようか」

主人公「ありがとうございます」

千早さんの手から、ワイングラスを受け取り乾杯をする。

主人公「ん・・・美味しい!」

千早 「それはよかった」

千早 「今日は色々と大変だったね」

主人公「確かに大変でしたけど、楽しかったです。千早さんの意外な一面をたくさん見られましたし・・・」

千早 「そうかい?」

千早 「・・・でも、まだ今日は終っていないよ」

意味深に微笑み千早さんは荷物の中から、箱を取り出してきた。

千早 「フェリスナタル。○○さん、君へのプレゼントだよ」

主人公「・・・わあ、ありがとうございます。開けていいですか?」

頷く千早さんの手の中から箱を受け取り、包装を解いていく。

そこには、ヤドリギをモチーフにしたデザインのネックレスが入っていた。

主人公「これは・・・ヤドリギのネックレスですか?」

千早 「そうだよ、クリスマスだからね。僕がつけてあげる」

主人公「ありがとうございます・・・」

千早 「・・・クリスマスの日に、ヤドリギの下でキスをすることは婚約が成立する意味があるんだよ」

主人公「それって・・・」

千早さんは長い指でヤドリギを撫で、そのまま私の唇へ口づける。

主人公「あ・・・」

(いつもより、優しいキス・・・)

千早さんは一度だけのキスをして、離れてしまう。

千早 「これで、婚約成立・・・」

千早 「まだ、続きがあるんだけど、2人は末永く幸せになれるんだって」

主人公「千早さん・・・」

千早 「ふふ、○○さんのことを考えると、今はそのことばかり考えてしまうよ」

(ロマンティストなんだな・・・)

千早 「・・・ヤドリギの下では、キス以上の事をしても許されるのかな?」

主人公「・・・許されると思います」

千早 「○○さんも僕と同じ気持ちだったんだね」

千早 「もしかして、ずっと我慢していたの?」

主人公「そ、それはないですけど・・・」

千早さんは、小さく笑うと私の服の中に手を入れ始めた。

千早 「忘れられない夜にしてあげる」

千早 「クリスマスなんだから、いつもより激しくしていいかな?」

主人公「はぁ・・・あの、いつもよりって・・・」

(いつも十分激しいんだけど、それ以上ってこと!?)

千早 「ブラジルの男に負けている、なんて思われたくないしね」

主人公「そんなこと・・・思わないです・・・」

千早さんは裸になりながら、空いている手で私の肌を撫でていく。

主人公「あの・・・シーツとかで、隠しませんか?」

千早 「ふふ、今日はダメだよ」

千早 「せっかくのサマークリスマスなんだし、熱くなってしまうよ?」

千早さんにされるがまま、服を1枚1枚脱がされていく。

千早 「ここは熱い国。ブラジルだから、ちょっとぐらい激しくても問題ないからね」

主人公「ど、どうして私に言うんですか・・・」

千早 「僕は燃えているから」

千早 「あとは○○さんが恥ずかしさを脱ぎ捨てれば完璧・・・」

恥ずかしくて腕で隠していると、千早さんが広げていく。

主人公「あ・・・」

千早 「すごくキレイだよ」

千早 「胸元にあるヤドリギのペンダントもよく似合う」

千早さんは宣言通り熱く責め立ててきて、ブラジルで過ごすクリスマスはこうして、幕を閉じた。





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千早さん、素敵です~(≧▽≦)

何故、半裸で踊りだしたのか・・・それはわかりませんがσ(^_^;)


ヤドリギのくだりって、プロポーズだったてことですかね?
それらしきことは今までも何度も言われてたけど、

ここまではっきりと『婚約成立』って言われちゃったし・・・(///∇//)



大好きな千早さんなのにね

ただレポは面倒だったな・・・

片言のカタカナ多すぎだよ (ノДT)