以下ネタバレです











風子と、クリスマスの話をした翌日。

(実は今日、悠月さんとデートなんだよね)

風子 「○○、昨日話したクリスマスのことなんだけど・・・24日、私外泊するから」

風子 「あれっ?」

主人公「え?」

風子 「今朝、私の方が早く出てきちゃったから知らなかったけど、今日の服、すっごくかわいくない?髪もいつもと違うし・・」

  だって~デートだもん≧(´▽`)≦

主人公「え!?あ、えっと・・・」

風子 「あ!もしかして悠月さんとデートだ?」

(あっさりバレた・・・)

風子 「そりゃ張り切るわけだ!悠月さん、最近忙しそうだったもんね。今って何か大きな仕事入ってるんだっけ?」

主人公「うん、映画の撮影をしてるみたい。この前も電話で、他の役者さんのNGが多くて大変って言ってた」

風子 「あ、そうそう!『シンドバッド』でも特集組みたいって言ってたんだよね」

風子 「うんうん、もう、今日の○○、いつも以上にかわいいよ~!」

  頑張った甲斐がありました

主人公「でも・・・久しぶりに悠月さんに会えると思ったら、ちょっと気合入れすぎちゃったんだけど」

  その気持ちわかるよ~

  悠月ならちゃんと褒めてくれるからね(きっとちょっと照れながら( ´艸`))

風子 「そのくらいの方が絶対喜んでくれるって!こりゃ、久々に会ったら悠月さん大変だ!」

  だよね?楽しみだよ

主人公「た、大変ってどういう・・・」

~♪

風子 「あ、噂をすれば?」

主人公「うん、悠月さんからだ・・・」

主人公「もしもし、悠月さん?」

悠月 『おー、お疲れ』

主人公「悠月さんの方が疲れてるでしょ。大丈夫?」

悠月 『別に。このくらいのスケジュールはなんでもない』

主人公「ほんとに?無理しないでね。ちゃんとごはん食べてる?」

  お母さんみたいに心配してるのね・・・

悠月 『心配しすぎ。つーかおまえ・・・早く俺に会いたいんだろ』

  はいっ!

主人公「えっ!?」

悠月 『声、いつもより1オクターブ高い』

主人公「そ、そんなに高くないよ!」

悠月 『今夜8時に迎えに行くから、適当に待ってろ』

主人公「え?適当にって・・・」

プツッ

(あ・・・切れた・・・相変わらず強引というか)

風子 「じゃあ○○、今日ってお泊り?」

主人公「うーん、どうかな。悠月さん忙しいし・・・」

風子 「でももうすぐクリスマスだし、盛り上がるね~」

編集長「なんだ、クリスマスって単語が聞こえてきたな」

  編集長クリスマスに反応しすぎじゃあ・・・

風子 「お疲れ様でーす」

風子 「それにしても、いいなーあの悠月さんとクリスマス・・・どんなことするの?」

  それは・・・言えません(///∇//)

主人公「たぶん今日、その話をすると思うんだけど」

風子 「まだ決めてないんだ?」

主人公「ほとんど会えてなかったから・・・」

主人公「でも、なにかプレゼントをあげたいって思ってるんだけど、何が良いと思う?」

風子 「うーん・・・悠月さんみたいなセレブにあげるもの・・・」

主人公「欲しいものは全部自分で買っちゃう気がするよね・・・」

風子 「確かにね!手に入らないものはないだろうし」

風子 「陣内編集長~、ここはズバッと男の意見聞かせてくださいよ!」

編集長「俺か?俺はもらえるもんならなでもいいぞ」

  答えになってません!

風子 「ひとっつも参考にならない意見ですね・・・」

風子 「ここにいる悩める仔羊に、具体的な意見をお願いします!」

編集長「んー、じゃあ煙草1カートン」

主人公「うわ、現実的・・・」

編集長「俺だったら嬉しいけどな」

  体に悪いのでそろそろ止めてくださいね!

  もしくは本数を減らしてください!

風子 「はいはい。結局参考にならな~い!」

(うーん、悠月さんにプレゼント・・・何がいいかな)

(悠月さんならなんでも持ってるし、いっそラルフに・・・)

主人公「いや、それじゃ愛がないか・・・」

(とにかく今は、クリスマスのために仕事をがんばろう!)

(24日は絶対休めるようにしておかなきゃ)


(7時45分・・・・とりあえず、約束の時間まで仕事してみたけど、まだ少し早いな)

(それにしても、どうやって悠月さんと合流したらいいんだろう?)

プップー

主人公「えっ?あ、悠月さん!」

悠月 「乗れ」

主人公「あ、はい!」

(まだ8時前なのに・・・もしかして待っててくれた?)

主人公「悠月さん、早かったね」

悠月 「お前が早く会いたがってるだろうと思って、さっさと切り上げてきたんだよ」

主人公「でも待ち合わせの場所教えてくれれば、そこまで行ったのに」

悠月 「車で迎えに来た方が早いだろ?」

悠月 「お前のためだからな。昼間の電話で嬉しそうだったから」

  嬉しいよ~

主人公「そんな事言って、もしかして悠月さんの方が早く私に会いたかったんじゃないの?」

悠月 「!」

主人公「えっ?」

(じょ、冗談で言ったのに・・・もしかして本当に?)

悠月 「お前・・・調子に乗ってんなよ!」

主人公「わー!ごめんなさい!」

悠月 「くそ・・・生意気言うなよな」

そっぽを向いたまま、悠月さんが手を重ねてくる。

  かわいいな~ヾ(@^▽^@)ノ

(照れてる・・・可愛いな、悠月さん)


悠月 「おまえ、何飲む?」

主人公「うーん・・・悠月さんは?」

悠月 「俺はノンアルコールだな・・・」

主人公「え?だっていつもはシャンパン・・・」

  車だってば!

(あ、そっか・・・今日、車だったっけ)

主人公「悠月さんがデートに自分で運転してくるのってめずらしいよね」

  初めて見ました

悠月 「ああ・・・実は、この後現場に戻らなきゃならなくて」

主人公「えっ?映画の?」

悠月 「お前と約束しておいて悪いんだけど」

主人公「そっか・・・でも仕方ないよね、仕事なら」

悠月 「悪いな・・・久しぶりだったのに」

主人公「うん・・・でもその分、次会えた時、もっと嬉しいから」

  可愛いこと言うな~ 見習わないと・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

悠月 「・・・くそっ、仕事がなかったら今日はずっとおまえといられたのに」

悠月 「そういう可愛い事いうの、反則だろ・・・」

(やだ悠月さん、かわいい・・・・)

主人公「あ、そうだ・・・悠月さん、最近何か気になってるものとかない?」

悠月 「なんだそれ?」

  プレゼントのリサーチです(^▽^;)

主人公「えーと・・・なんていうか、クリスマスプレゼント的な・・・もらったら嬉しいものとか・・・」

  言っちゃうんだ・・・

悠月 「ああ・・・おまえは何がいい?クリスマスプレゼント」

  悠月独占権!!

主人公「うーん・・・」

主人公「時間?」

悠月 「・・・買えるものにしろよ」

主人公「だよね・・・」

(でも、そう言われてみれば何も思いつかない・・・)

(悠月さんにあげるプレゼントのことで頭がいっぱいで、自分のことなんて考えてなかったかも)

主人公「あ、じゃあラルフをください」

  ええっ!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

悠月 「はぁ?それはおまえの頼みでも無理だっつーの」

主人公「だって欲しいものって言うから・・・」

悠月 「それに、ラルフがおまえんとこ行ったら、毎日一緒に寝たりするんだろ?」

  うん!抱き心地よさそうだからいいよね

主人公「そうだね・・・ラルフが家にいたら、同じベッドで寝て同じベッドで起きて、ご飯の時は隣に座って・・・」

悠月 「ダメだ!」

主人公「そ、そんな怒らなくても」

悠月 「お前とそういうことしていいのは、この世で俺だけ!ラルフだって立派なオトコなんだからな・・・!」

  ラルフにまでヤキモチを妬くゆづくん可愛いぞ!!

(あ、怒るところ、そこだったんだ)

  いつもラルフにヤキモチ妬いてるじゃん ( ´艸`)

主人公「私、ほしいものって言われると何もないかも・・・。悠月さんは?」

悠月 「俺もねーな・・・」

主人公「じゃあいっそ、おそろいのもの、何か買ってみる?」

悠月 「ガキじゃねーんだから、おそろいなんていらねーだろ」

  (T▽T;)

主人公「そっか・・・」

(悠月さんとお揃いの物を持ってるっていうだけで嬉しいんだけど・・・)

悠月 「とりあえず、クリスマスはゆっくりしたいよなー」

(ゆっくりか・・・悠月さん、忙しいから疲れてるんだろうな・・・)

~♪

主人公「あ、仕事の電話?」

悠月 「ああ・・・思ったより呼び出し早かったな。悪い」

主人公「ううん。じゃあ出よっか」


主人公「悠月さん、急いで現場に戻らなきゃいけないのに、送ってもらってごめんなさい」

悠月 「別に。ちょうど通り道だし」

主人公「ふふ・・・ありがとう」

(通り道だなんて・・・相当遠回りしてくれたのに)

(素直じゃないけど、こういうさりげない優しさも悠月さんらしいな)

悠月 「とりあえず、クリスマスはゆっくりしような」

主人公「うん、そうだね」

悠月 「プレゼントはお互いに決めておくって事で。じゃあな」

主人公「気をつけてね」

慌ただしく、悠月さんが車を発進させる。

(あんなに急いでるのに、遠回りまでして送ってくれたんだ)

(よし!悠月さんのクリスマスプレゼント、色々考えよう)


そして、クリスマス当日。

主人公「うーん・・・よく寝た・・・えーと、今は・・・」

主人公「・・・え!?夕方の4時!?」

  寝すぎだよ~ あり得ない

(な、なな、何でこんな時間!?)

(確か今日は悠月さんが仕事終わったら連絡くれるっていう話で)

主人公「もしかして爆睡しすぎて着信に気づかなかったとか・・・」

主人公「あれ?でも電話もメールも来てない・・・もしかして撮影、長引いてるのかな」

(っと、のんびりしてる場合じゃなかった、すぐに準備してプレゼント買いに行かなきゃ)

主人公「昨日まで毎日残業してようやく今日、休みが取れたと思ったのに・・・忙しすぎて、プレゼントを買いに行ってる暇がなかった・・・」

急いで身支度を整えて家を出ようとすると、携帯の着信音が鳴り響く。

悠月 『○○か?ようやく終わったから、今から迎えに行くから』

主人公「え!?あ、あの・・・実はまだプレゼントを用意できてなくて、これから買いにいこうと思ってたんだけど」悠月 『プレゼントなんていらねーって』

主人公「でも・・・」

悠月 『俺にとってのプレゼントは、おまえだからな』

  リボンでもつけておこうか?

主人公「悠月さん・・・」

悠月 『今から言う場所にすぐ来いよ』

(やっと悠月さんに会えるんだ・・・急がなきゃ!)


(えっと、来いって言われたの、ここだよね・・・)

主人公「・・・もしかして、あのヘリ!?」

悠月 「よう」

主人公「悠月さん、なんでヘリなんて・・・」

悠月 「半日も無駄になったな・・・悪い」

主人公「ううん・・・会えただけで嬉しい」

  こんな可愛い事いってみた~い(*^o^*)

悠月 「・・・俺もだ」

悠月さんが、優しく私の手をとる。

悠月 「ほら、行くぞ。足元、気をつけろよ」

主人公「うん」

(まさかヘリを用意してるなんて・・・どこに行くんだろう?)


悠月 「遅くなって悪かったな」

主人公「ううん・・・私こそ、プレゼント」

悠月 「そんなの、いらねーって言っただろ」

悠月 「それより、せっかくおまえが楽しみにしてたクリスマスなのに・・・あの大根役者、NGばかり出して」

主人公「前に言ってた人?」

悠月 「ああ、あいつはダメだ。俺の邪魔ばっかりする」

主人公「悠月さん、子供みたい」

(きっと、こんなに遅くなって悪いって思ってくれてるんだよね)

(でも素直になれないのって・・・悠月さんらしい)

主人公「ところで、どこに行くの?」

悠月 「着いてからのお楽しみ」

主人公「まさかヘリで行くことになるとは・・・」

悠月 「そのくらい、早くおまえと2人きりになりたかったんだよ」

つないだまま手を引き寄せて、悠月さんが耳元で囁く。

主人公「く、くすぐったいよ・・・」

悠月 「・・・向こうについたら、くすぐったいなんて言えなくしてやるからな」

  (///∇//)

主人公「ど、どういう意味・・・」

悠月 「さあ?」

(相変わらず悠月さんのペース・・・でもそういうのも久しぶりで、やっぱり嬉しいな)


ヘリを飛ばして着いたのは・・・・

主人公「ここって・・・かなり有名な隠れ宿だよね?」

悠月 「ああ、おまえの雑誌でも前に取り上げられてたよな」

主人公「うん・・・でも取材した時には、半年以上先まで予約で埋まってるって。悠月さん、もしかして予約しておいてくれたの?」

悠月 「ゆっくりしたいって言っただろ?それなら、こういうところの方がいいと思って」

主人公「だけど、半年先まで予約がいっぱいってことは、12月に予約を取るには少なくとも6月くらいから・・・」

  悠月だよ?なんとでもなるんじゃ・・・?

悠月 「おまえ、俺を誰だと思ってるんだよ。こういうところはたいてい、常に一部屋、何かあった時のために空けておくもんなの」

主人公「そうなの?」

悠月 「緊急で何かあった時のためにな」

(でもそれを利用できる悠月さんがすごい・・・)

(きっと名前だけであっさり部屋を擁してもらえたんだろうな。さすがセレブ・・・)

悠月 「っつーか・・・」

部屋の中を眺めていると、背中から悠月さんに抱きしめられた。

悠月 「やっと2人きりになれたな」

主人公「うん・・・」

振り返ると、すぐに悠月さんに口を塞がれる。

(あ・・・どうしよう、こんなキスされたら)

悠月 「○○・・・」

主人公「ゆ、悠月さっ・・・」

トントン

仲居 「お食事のご用意ができました」

  (ノ◇≦。) 空気読んで~!!!

主人公「え!?は、はい!あの・・・どうぞ!」

悠月 「・・・」

(あ、危なかった・・・今もし声かけられなかったら、絶対悠月さんと・・・)

悠月 「ったく・・・いいところで」

  だよね~(;´▽`A``

主人公「しぃーっ!」

悠月 「だっておまえ・・・」

主人公「そ、そりゃ・・・ちょっと残念だけど、でも料理も楽しみだし」

主人公「だけど、さっきの続きはおあずけだね」

悠月 「・・・あとで容赦しねーからな」

  うん!覚悟しとく!(〃∇〃)

(あれ!?墓穴掘った?)

仲居 「それじゃあ、お食事の準備が整いましたので、失礼いたします」

主人公「わあ・・・悠月さん!おいしそう!」

悠月 「おまえは色気よりも食い気だな」

主人公「そんなことはないけど・・・」

主人公「あ!そういえばクリスマスプレゼントなんだけど」

悠月 「いらねーって言っただろ」

悠月 「そのかわり、あとでさっきの分もかわいがってやるよ」

  はいっ!お願いしますっ!(///∇//)

主人公「ちょ、ちょっと待て・・・」

主人公「あの・・・マフラーとかどうかなって思ったんだけど」

悠月 「マフラー?」

主人公「悠月さんって冬でも外で撮影することが多いし、そうしたら、現場でもあったかいかなって思って」

悠月 「なるほど、それはいいかもな」

主人公「でしょ?じゃあ明日・・・」

悠月 「いや、でも・・・気持ちだけでいい」

主人公「もしかして、迷惑だった?」

悠月 「そんなわけねーだろ」

主人公「じゃあ・・・」

悠月 「そうじゃなくて・・・」

悠月 「さっき言っただろ?俺のプレゼントはおまえだって。こうやって抱きしめられる距離におまえがいるんだから、プレゼントなんていらない」

  ちょう、嬉しすぎなんですけどーо(ж>▽<)y ☆

主人公「それは、私だってそうだけど」

箸をおいて、悠月さんが私を抱き寄せる。

主人公「悠月さん・・・」

悠月 「やっとだな・・・」

主人公「え?」

悠月 「ようyくおまえのこと、思う存分抱ける」

主人公「だっ・・・」

悠月 「なんだよ、間違ってないだろ」

  はい、実は・・・待ってました(〃∇〃)

主人公「そ、そうだけど・・・」

悠月 「さっきの、覚えてるよな?容赦しねーって」

主人公「あの・・・お、お手柔らかに」

悠月 「無理」

主人公「んっ・・・」

(容赦しない、なんて言って・・・悠月さんの唇、優しい・・・)

(悠月さんに抱きしめられてると安心するよ・・・)


主人公「ん・・・?」

(あれ・・・?隣に悠月さんが寝てる・・・?)

(そっか、今日はクリスマスイヴで、悠月さんと旅館に来て・・)

主人公「あれから、疲れて寝ちゃったんだ。でも、悠月さんの寝顔っていつみてもかわいいな・・・」

(ぐっすり寝てる・・・疲れてるんだよね)

(毎日、ずっと撮影や取材で大変そうだし・・・)

主人公「・・・っくしゅん!」

(まずい!悠月さんを起こしちゃう・・・)

(・・・と思ったら、全然起きない・・・やっぱり疲れてるんだ)

主人公「風邪ひいちゃったかな・・・ちゃんと布団かけて寝なきゃ。悠月さんも・・・風邪ひかないように」

(こうやって悠月さんとくっついて寝る時って、いい夢見れるんだよね)

(クリスマスに悠月さんと2人でいられるなんて・・・幸せだな)




つづく---