以下ネタバレです











未来くんの電話で付録がアンブラッセと同じものだと知り、未来くんの気遣いにしっかりしなきゃと思う。

未来 『あ、そだ!最近、着物姿の女の人と知り合ったりした?』

主人公「着物?そういえばこの前、徳島でお世話になった女性が着物着てたよ」

未来 『そっか。じゃあね、○○ちゃん、また連絡するから!』

(・・・?)

未来くんが言っていた着物姿の女性の事が気にならないわけではなかったけれど、付録の件に一刻も早く対応しないと大変なことになる。

踵を返し、編集長の元へと急いだ。

編集長に付録の件を伝えると、彼は一瞬目を見開く。

やがて息を吐いて、なにか思案しているようだった。

敦志 「なるほどな。付録までかー・・・」

主人公「取り急ぎ、進行中の付録は止めます。ただ、至急で付録の算段をつけないと・・・」

敦志 「わかった。この件は俺が預かる」

編集長は立ち上がると、ネクタイを締め直す。

主人公「いえ、指示して頂ければ私が・・・」

敦志 「お前が今動くワケにはいかん。今特集ページで手一杯だろ」

主人公「で、でも」

ぽん、と頭を撫でられて、髪をぐしゃぐしゃにされる。

主人公「わわっ・・・編集長!」

敦志 「オレを信じられないか?」

編集長がニヤリと笑って言う。

主人公「信じてますよ。・・・決まってるじゃないですか」

敦志 「よし。だから待ってろ」

そう言うと、そのまま編集部を出て行った。


時計の針は午後11時を指していた。

あれから編集長出て行ったまま戻ってきていない。

あらかた仕事を終えて後は帰るのみ。

付録の件が気になって帰れずにいると編集長が戻ってきた。

主人公「あの、付録の件・・・・どうなりましたか?」

敦志 「ああ。アンブラッセの付録とカブらないように別のデザインにしてもらって、直筆サインをいれてもらって、さっきデータを差し替えて、スケジュールも調整しておいたから」

主人公「えっ、そんなこと出来たんですか!?あそこのデザイナーって気難しいって有名なのに」

今回の付録は、マイケル・ディアスというNYの有名ブランドのスカーフ。

交渉をしてくれた別部署の人も、大変だったとグチをこぼしていた。

敦志 「マイクとは、小さい頃から親しくさせてもらっててな。今日連絡を取ったら、たまたま来日していたから会ってきたんだ」

主人公「小さい頃から?」

敦志 「うちの親と仲がいいんだ」

敦志 「で、アンブラッセの付録は取りやめにしてやるって息巻いていたが」

(親と仲が良いって、編集長のご両親って何をしてる人たちなんだろう)

(・・・って、そんなこと考えてる場合じゃないよね)

  えーっ!!気になる!!すっごく気になる!!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

敦志 「・・・っと、お前そろそろ終電だろ。早く帰れ」

主人公「あ・・・はい。編集長は帰らないんですか?」

敦志 「オレはタバコ吸ってから帰る。ほら、帰れ」

(タバコ?)

不思議に思った。

編集長の服からは、かすかにタバコの香りがしているのに。

敦志 「なんだ、まだ仕事していたいのか?何なら徹夜仕事を作ってやるぞ」

主人公「いえっ!謹んでご遠慮申し上げます」

敦志 「ハハッ!さっさと帰って風呂入って寝ろ」

主人公「・・・じゃあ、お先に失礼します」

敦志 「ああ。お疲れ」

よぎった疑問を飲み込んで、そのまま編集部を後にした。


家に戻ると部屋まで持たず倒れ込む。

ルームメイトの風子が体のことを心配してくれる。

だけど、タバコを吸ったばかりなのに、タバコを吸ってから帰ると言った編集長。

多分、編集長は今も仕事をしているんだと思う。

主人公「・・何かできたらいいのにな」

風子 「何かって・・・もしかして、陣内編集長のこと言ってる?」

主人公「うん。どうしてわかるの」

風子 「今日、二人が一緒にいるところを見て、○○は編集長の事好きなのかなって思って」

(私が・・・編集長を?)

思案にふける私に、風子が首をかしげる。

風子 「あれ、違った?」

主人公「えーっと・・・・」

風子 「あーゴメン!変なこと言っちゃった~」

(でも、私・・・編集長の事、どう思ってるのかな)


翌日。

打ち合わせを終え会議室から編集部に戻る途中話をしていると、話題は編集長の事に。

編集長、実は御曹司だという。

そして恋人の有無。

編集長は社内恋愛はしないと公言していることを聞く。

その内容に思った以上にショックを受けている私がいた。

?? 「お、○○じゃないの」

その声に振り向くと、廣瀬さんがいた。

原稿の打ち合わせに来ていたという廣瀬さん。

遼一 「・・・で、なんだそのカオ」

主人公「・・・え?」

遼一 「初恋の人にフラれた、みたいなカオしてるぞ」

  しっかり見ててくれてるんだ・・嬉しい(〃∇〃)

主人公「えっ!?な、なんでっ」

遼一 「あれ。まさか図星?」

廣瀬さんの言葉に、私は頷くことも否定することもできない。

彼は私の頭をぽんぽんと撫でる。

遼一 「まあ、大人だからいろいろあるよな。お前の仕事が一区切りついたら、みんなでまた飲もうぜ」

主人公「・・・はいっ!」

  やっぱ遼一は優しい о(ж>▽<)y ☆


編集部に残っているのは私一人。

そろそろ帰ろうかと思っていると、編集長が戻ってきた。

彼も今日は帰るという。

編集長は肩を回しながら、カバンを手に取る。

ドサドサッ!

デスクに積み上げられていた雑誌の山が、崩れ落ちる。

私は駆け寄って、雑誌を集める手伝いをする。

それらの雑誌には、フセンや走り書きされたメモが挟まっている。

他誌研究だと言い、海外の女性誌を私に見せてくれる編集長。

ページをめくるだけで、彼がどれだけ読み込んでいるかがわかる。

経済誌から女性誌に移動になったのに、ふて腐れたりしないで、目の前の仕事を頑張っている人・・・。

  編集長ってやっぱり努力家なんだね。

  他誌研究なんてやらなそうな感じだったのに・・・

主人公「編集長、すごいですね」

敦志 「いや、どーだろうな、やりたくてやってるだけだからな」

雑誌を手渡そうとして、編集長と指が触れる。

なんとなく顔を上げてみると、編集長も私を見つめていた。

敦志 「拾ってくれてサンキュ」

主人公「い、いえ・・・」

そのとき、編集長が噴き出して笑う。

敦志 「・・・なんだ、お前。顔赤いぞ」

主人公「い、いえ。気にしないでください」

敦志 「ああ、じゃあ気にしないでおくか」

その言葉にほっとして、無意識に一息つく。

すると、編集長が意地悪く笑って言った。

敦志 「・・・お前は、カワイイよな」

  あのー、ホントに? 誤解しちゃいますが?(〃∇〃)

主人公「・・・えっ」

敦志 「ははっ、なんてなー」

(な、なんてまぎらわしい・・・!)

主人公「あ!私終電・・・っ」

敦志 「おう、送ってやるから、車に乗ってけ」

主人公「あ・・・すみません。ありがとうございます」

私は編集長の顔を見ないようにして答えた。


私達はエレベーターに乗り込んだ。

(なんだか意識しちゃうな・・・)

敦志 「にしても、外はすごい雨だな」

主人公「そうですね。明日は雨がやんでくれるといいんですけど」

ガクン!

エレベーターの電気が消え、真っ暗になる。

(えっ・・・停電!?)







選択肢

・電話をする

・目をそらす





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このトラブル対応能力、今までの上司に欲しかった~( ´艸`)


編集長っていつも車通勤ってこと?

それに御曹司って・・・

やっぱりセレブじゃん!!!

カジノのみんなと同じスイスの学校に通ってたのかな?