以下ネタバレです
突然の煙に、パニックになる会場・・・
気がつくと、世界二大宝石である「ロミオとジュリエット」が消え去っていた。
主人公「そんな・・・まさかブラックフォックスに盗まれたの?」
達郎 「すぐに追います!お二人は安全な場所に避難してください」
(あ・・・戸越刑事、行っちゃった・・・だけど追いかけるって・・・)
千早 「さて、と・・・○○さん、ここからが本番だよ」
主人公「え?」
千早 「みんなが待ってるから、行こうか」
主人公「待ってるって・・・千早さん?」
(千早さん、宝石が盗まれてるのを見ても全然慌ててない・・・いったいどういうこと!?)
悠月 「来たか」
皐月 「○○さん、さっきの煙幕で怪我などされていませんか?」
主人公「は、はい・・・でも皐月さん、宝石が・・・・」
皐月 「そう慌てないで、まずはこちらへ」
皐月さんが私の手をとり、ソファに座らせてくれる。
(みんな揃ってる・・・それに未来くんがパソコンで何かしてるみたいだけど)
主人公「あの・・・これ、どういうことですか?」
皐月 「今回は未来に色々と動いてもらいました」
未来 「宝石に発信機を付けたんだ。今、それを追ってるところ」
主人公「発信機?」
皐月 「現在、世界で発明されている発信機の中では一番小さなものです。というか、今回のために作らせました」
さすがだ・・・(^▽^;)
主人公「ええ!?発信機を!?」
皐月 「ええ」
皐月 「ちょっと持っただけではわからないように、石に傷をつけないように台座との間にはめ込んであります」
(宝石に発信機を付けてこうして追ってるってことは・・・)
主人公「もしかして、わざと盗まれるようにしたんですか?」
悠月 「当然だろ。じゃなっかたらあんな簡単に持っていかれるかよ」
主人公「でも、予告状があったのにあっさり盗まれすぎて、おかしいとは思ったんですけど・・・」
千早 「いつ盗まれるかとピリピリしているよりは、どうせなら盗んでもらって居場所を特定した方がいいから」
遼一 「これで追いかけて捕まえりゃ、一網打尽ってわけだ」
主人公「す、すごい・・・」
(普通は守ろうって考えるのに・・・やっぱりこの人たちはスケールが違う・・・)
未来 「皐月さん、ここの防火シャッター、閉じちゃっていい?」
皐月 「ああ、かまわないよ。このホテル内の設備はすべてここから操作できるから」
未来 「あっと、こっちに行かれちゃうと困っちゃうな・・・」
未来 「スプリンクラー、作動させちゃおっと」
悠月 「おー、困ってる困ってる」
このメンバー、楽しんでるなぁ~ (^▽^;)
遼一 「この団体を後ろから追いかけていってんのって誰?」
未来 「誰だろう?警察の人かな」
主人公「あ!戸越刑事かも・・・追いかけるって言ってたから」
皐月 「ほう・・・さすが。未来が認めた有能な刑事さんだけあるね」
悠月 「じゃあ、そろそろ行くか」
主人公「え?」
悠月 「未来が時間稼ぎしてる間に、とっとと捕まえんだよ」
遼一 「楽しい追いかけっこの始まりだな」
主人公「あ・・・わ、私も行きます!」
(せっかくの宝石を奪うなんて・・・何がなんでも捕まえなきゃ!)
未来 「あ、○○ちゃん」
主人公「どうしたの?」
未来 「僕、しばらくはここから動けないけど・・・気をつけてね」
主人公「うん、ありがとう」
ぐいっと腕を引っ張られたかと思うと・・・未来くんが、私の頬にキスをした。
主人公「え!?」
未来 「○○ちゃんが危険な目に遭わないおまじない」
悠月 「『てへっ♪』みたいな顔してんじゃねーよ!」
千早 「未来?ちょっとおイタが過ぎたみたいだね」
そうそう!いくら未来くんでも、千早さんがいる前でそんなことするなんてね
千早さんがいるなら、千早さんにおまじないしてもらいたいよ (〃∇〃)
未来 「だって僕、ずーっとここで操作してなきゃいけないんだよ?みんなが有利になるように向こうの足止めもしなきゃいけないし・・・」
悠月 「それと今のとは関係ねーだろ!」
千早 「その通りだよ、未来・・・そういうことをする子には、オシオキが必要かな」
未来 「千早さん、笑顔が怖いよ。そんな怒らないで」
主人公「あ、あの・・・」
悠月 「○○!」
主人公「え?」
振り向いた時、逆の頬に悠月さんの唇が触れる。
主人公「ゆっ、悠月さん!?」
未来 「あ!ずるい!」
千早 「悠月まで・・・!」
悠月 「なんだよ、別に減るもんじゃねーし」
ゴンッ!
(あ!皐月さんが悠月さんにゲンコツ・・・!)
皐月さんも手挙げることがあるんだ(ノ゚ο゚)ノ
悠月 「いってーな!」
皐月 「レディにそんなことをするように教えた覚えはないぞ」
ゆづくんのお父さん?( ´艸`)
悠月 「なんだよ、別にセクハラしたわけでもねーじゃん」
いやいや、セクハラになります┐( ̄ヘ ̄)┌
皐月 「人前で恥をかかせないために、我慢するのが紳士だよ」
悠月 「ふーん、○○。オレにキスされると、恥なのかよ?」
主人公「は、恥っていうか・・・」
遼一 「何やってんだよ、早く行くぞ。ったく、キスくらいで騒ぐなよ」
遼一 「○○、あとはベッドでな」
は~い!!(≧▽≦)
主人公「ベッド!?」
遼一 「なに顔赤くしてんだよ。冗談に決まってんだろ」
な~んだ・・・ちぇっ!(。・ε・。)
遼一 「それとも期待しちゃったとか?」
はい、思いっきり期待しました(///∇//)
ん?さっきまで千早さんって言ってたような・・・・
主人公「ち、違います!」
皐月 「○○さん、すみません。悠月が・・・」
主人公「「い、いえ・・・」
皐月 「○○さんも行かれるなら、気をつけてくださいね」
主人公「ありがとうございます」
(やっぱり皆と一緒にいると、ドキドキして心臓がもたない・・・)
(でも今は、宝石を盗んだブラックフォックスを追いかけなきゃ!)
遼一 「どうやって追いかける?やっぱ挟み撃ちが常套手段か?」
悠月 「手分けした方がいだろ。未来が援護してくれるだろうし」
ノエル「行ってくる」
悠月 「あ、待て、ノエル!おまえ一人でいったら迷子になるだろ!」
遼一 「じゃー俺はこっちね」
(みんな別々の道、行っちゃった・・・)
主人公「えっと、じゃあ私は・・・」
千早 「○○さん、一人で行くのは危ないからダメだよ」
千早さんと一緒がいい (≧▽≦)
主人公「でも・・・」
(って、千早先生・・・竹刀持ってる!?)
千早 「僕でも少しは守ってあげられると思うから一緒に追いかけようか」
やった!о(ж>▽<)y ☆
主人公「は、はい、お願いします!」
千早 「出口までのルートはひとつじゃないからね・・・うまく挟み撃ちができればいいけど」
そのとき、ちょうど角を曲がって来た誰かとぶつかりそうになる。
主人公「きゃっ」
???「おーっと、悪い」
???「健至、急ぎ過ぎだって。ちょっとはおじさんをいたわってよ」
健至 「何言ってんだよ、ボス。のんびりしてられる状況じゃないだろ」
千早 「のんびりしてられる状況じゃない・・・ということは、もしかしてキミたちが、ブラックフォックスかな?」
健至 「あ、ヤベ」
ボス 「何いきなりバレちゃってんのさ」
(あっ、逃げる!)
千早さんと、急いで先回りして通せんぼする。
千早 「逆側に逃げても良いけど、もう防火シャッターが閉まってると思うよ。つまり、行き止まりだね」
健至 「ほら、だから左にしようって言ったろ」
ボス 「あれ?おかしいな・・・今日の占いだと右がラッキーな方角だったのに」
健至 「マスターが毎日見てる占いって、絶対あたんねーよ」
ボス 「そんなことないよ。占いで1位の時に宝くじ当てたことあるし」
(う、占い?なんか緊張感がない・・・)
主人公「これが、世間を騒がせてる怪盗なんでしょうか・・・」
千早 「人は見かけによらないって言うからね」
健至 「それを言うならあんたもな。ただの美容外科医だと思ってたのに」
千早 「おしゃべりはこのくらいにして、その宝石を返して頂けないでしょうか?」
ボス 「いやあ、そうできればいいんですけどねー。申し訳ないけど無理かなー」
千早 「そうですか・・・それなら仕方ないですね」
すっと、千早先生が竹刀を構えた。
ボス 「そんな物騒なものはしまってほしいんだけどなー。暴力反対ですよ」
健至 「あれ、素人の構えじゃないな。あんた、剣道かなんかやってる?」
千早 「少しだけね」
その瞬間、千早先生が素早く地を蹴った!
(は・・・速い!)
でも、目にも取らないくらいの速さで振り下ろされた竹刀を、2人がひらりとかわす。
主人公「う・・・うそ!あれをかわすなんて」
健至 「どこが『少しだけ』だよ。完全に師範代のレベルだろ!」
ボス 「なに、最近の美容外科医は剣道が必須科目なの?怖い怖い、早く逃げないとね」
健至 「はは、あんたすげーな!普通に勝負してみたいけど・・今はそういうわけにもいかねーか」
ボス 「今日のラッキーカラーはオレンジ!オレンジのものがある方へ!」
健至 「そういうこと、でかい声で言うなって!逃走経路バレバレだろ!」
主人公「あ、逃げた!」
千早 「やっぱり人は見かけによらないね。まさか避けられるとは思わなかったよ。軽くだけど、ショックだな」
主人公「そうですね・・・一瞬の出来事だったのに。って、そんなこと言ってる場合じゃないです!追いかけましょう!」
主人公「確かこっちに逃げましたよね!?もしかしてもう・・・」
(あ!さっきの2人がバンに乗り込んだ!)
主人公「千早先生、あの車です!」
千早 「もう間に合わないね」
主人公「どうしよう・・・逃げられちゃう」
その時、目の前に別の車が停まった。
ノエル 「○○、早く」
主人公「えっ、ノエル!?」
ノエル「追う」
主人公「お、追うって・・・」
千早 「ああ、なるほど。○○さん、早く」
主人公「は、はい!」
皐月 「ノエル、安全運転で頼むよ」
ノエル「大丈夫。余裕で追いつくと思う」
主人公「確かにノエルの運転に普通の人が敵うわけないもんね」
悠月 「いた、あのバンだろ」
遼一 「どこで俺達が追いかけてるって気付くかね」
でもその直後、向こうも急にスピードを上げた。
未来 「わー、僕本物のカーチェイスって初めてなんだよね」
主人公「気付かれたみたいですね」
ノエル「ちょっとスピード出すから、つかまって」
ぐんっと車が揺れて、隣に座っていた皐月さんにもたれかかってしまう。
主人公「あっ・・・す、すみません!」
皐月 「いいえ。大丈夫ですか?」
主人公「は、はい・・・」
そっと、皐月さんが肩を抱き寄せる。
(えっ!?)
皐月 「今は緊急事態ですので、少し我慢して頂けますか?こうしていれば、揺れずにすみますから」
主人公「す、すみません・・・」
抱き寄せられた手に、力が込められる。
(き、緊張して追跡どころじゃないよ!)
遼一 「お?あいつら、スピード遅くなったな」
未来 「もしかして、車捨てて逃げるつもりかも」
悠月 「ノエルの運転に敵わないって思ったんだろ」
未来 「この先に公園があるね・・・たぶんそこに逃げるつもりだ」
千早 「それじゃ、僕達も追いかけようか」
皐月 「ノエル、できるだけ距離を詰められるか?」
ノエル「できる」
向こうが車を停めて、公園の中をバラバラに逃げ出す。
主人公「私達も手分けして探しますか?」
未来 「じゃあ僕は先に行くね。もうひとつ仕掛けておいたやつ、うまく作動するかなー」
(未来くん、こんな時でも楽しそうだな・・・未来くんらしいけど)
みんなが公園の中に散らばる。
主人公「じゃあ、私も・・・」
ノエル「○○、一緒に行く」
主人公「ノエル!うん、お願いしてもいい?」
(さっきの2人はなんだかのんびりしてたけど、他の人は怖いかもしれないし・・・)
主人公「ブラックフォックスって、結構な人数がいるんだね・・・なんか、女の人の後姿もあったような」
ノエル「いないね・・・」
主人公「まあ、そう簡単に見つからないよね。相手が合図してくれるわけじゃないし」
???「ごほっ・・・ごほごほっ」
???「バカ!なんでこんなところでむせるんだよ!」
???「生理現象なんだからっ・・・」
???「ごほっ、仕方ねーだろっ・・・げほっ」
???「むせるのは食ってる時だけにしろ!」
???「ったく、しょうがねーな。ほら、背中さすってやるから」
???「けほっ・・・」
たっくん何してんの・・・(ノДT)
主人公「この声って・・・」
ノエル「・・・あれ何?なんかの劇の練習?」
主人公「ノエル、ボケてる場合じゃないよ!」
流輝 「ほら見ろ!おまえのせいで見つかったぞ」
拓斗 「こんなところに隠れるのが間違ってる」
(あれ?あの人たち、どこかで・・・)
流輝 「とりあえず逃げるぞ」
拓斗 「くそ、走らすなよ」
流輝 「いい加減、引きこもりやめて体力つけろ!」
主人公「あ、逃げた!ノエル、追いかけよう!」
ノエル「うん」
(でも・・・やっぱり向こうの方が足が速い!全然追いつけない・・・!)
主人公「ノ、ノエル・・・私を置いてって良いから、2人を追って!ノエル一人だったら追いつけるよね?」
ノエル「たぶん。でも、行かない」
主人公「ど、どうして!?」
ノエル「○○が行かないなら、俺も行かない。あいつらを捕まえるより、○○を一人にしない事の方が大事」
ノエル・・・(〃∇〃)
主人公「ノエル・・・」
(ノエルって言葉は少ないけど、すごく優しいよね・・・)
(でも今は、宝石を取り返さなきゃ・・・!)
主人公「せっかくみんなで宝石を守ろうって決めたんだし、私は大丈夫だから、追いかけて」
ノエル「○○、宝石がほしいの?それなら俺がプレゼントするのに・・・」
主人公「ええと、そうじゃなくて・・・」
(もしかして・・・ノエル、最初から今回の目的、理解してなかった?)
それはいくらなんでもバカにしすぎじゃないかしら?
主人公「あの宝石が向こうに取られちゃうと、皐月さんが困っちゃうよ。それに、渡さないってみんなで頑張ったんだから、守りきろうよ」
ノエル「わかった」
主人公「ほ、本当に?」
ノエル「うん、○○と一緒に追いかける」
主人公「そうだね・・・私も頑張って走るよ!」
それから、ノエルと一緒にさっきの2人を探して公園中を走り回ったけれど・・・
主人公「あれ・・・ノエル?いつの間にかいなくなっちゃったの?もしかしてはぐれた・・・?」
(こんな暗い公園に一人だなんて・・・さすがにちょっと怖いかも)
(早く誰かと合流しなきゃ・・・)
その時、後ろから誰かの手が伸びてきて、口を塞がれた!
主人公「!!!」
(だ・・・誰!?)
つづく---