以下ネタバレです













世界中にその名を轟かせるシリウス海賊団。

そのトップであるリュウガ船長は、海賊王と呼ばれる人で・・・私の恋人でもある。

リュウガ「よーし!シン!南に進路をとれ!」

シン 「南に・・・ですか?」

船長は、シンさんが広げている海図に大きく丸を付けた。

船長が○をつけた場所には特に島は見当たらない。

(海図には載っていない島・・・どんなところに向かっているのだろう・・・)

リュウガ「おっ・・・」

船長は私の肩をだきよせた。

リュウガ「途中にヤマトの港があるな。寄ってくか?○○」

主人公「はい!この季節は美味しい果物がいっぱいとれるんですよ」

リュウガ「それは楽しみだな」

ハヤテ「ヤマトの食い物って美味いもんなぁ」

ハヤテ「いっそのこと、○○の案内でヤマトの食い倒れツアーでもやるか!」

トワ 「わー!楽しそうですね!」

リュウガ「食い倒れツアーなら、お前らだけでやれよ」

主人公「船長?」

船長は私を抱き上げると、膝の上に乗せた。

リュウガ「○○はオレと露天風呂とやらに入るんだ」

主人公「え!?そんな話し聞いてませんけど・・・」

リュウガ「ヤマトには男と女が一緒に入れる温泉とかってのがあるんだろ?○○と一緒に風呂もいいな。酒があれば、もっといい・・・酒は絶対に欠かせないかもしれんなぁ」

  お酒辞めたんじゃ・・・?

シン 「船長、○○との風呂と酒、どっちがメインなんですか」

リュウガ「それはもちろん酒!」

  えーっ!! 即答ですか? ショック・・・(ノ◇≦。)

リュウガ「あ、いやいや、○○に決まってるだろう!」

  もう遅いっ!! 拗ねてやる・・・ ( ̄^ ̄)

ハヤテ「そういや船長の禁酒・・・よく続いてますね」

船長は私と付き合う時に、酒と女を絶つと約束してくれたのだけれど・・・

リュウガ「女はどーでもいいが、酒はきつい!」

リュウガ「なあ○○、せっかくヤマトに行くんだ、2人で美味いヤマト酒をを飲もうじゃないか」

主人公「だめですよ。ここまできたら、完全にお酒をやめられるまで頑張りましょう!」

リュウガ「酒も飲まねー海賊なんて、格好つかねーだろ」

ソウシ「お酒は諦めた方がよさそうですね、船長」

リュウガ「あー・・・ヤマトの濁り酒は美味いっつーのに・・・」

主人公「代わりに酒まんじゅうとかはどうですか?」

リュウガ「まんじゅうが酒の代わりになるかよ・・・」

リュウガ「よし、寝るぞ!○○」

主人公「わっ」

船長は私を肩に担いだ。

リュウガ「酒も女もやめたんだ。オレの女の役目を果たしてもらわねーとな」

トワ 「せ、船長!○○さんになんてことを・・・」

ハヤテ「○○の役目なんて、せいぜい抱き枕くらいだろ」

ナギ 「それか、目覚まし代わりだな」

シン 「寝ぼすけの○○じゃ、目覚ましにもならんだろ」

主人公「も、もう!勝手なことばっかり言わないでください!」

(たしかに・・・船長の女って言っても・・・)

船長に何をされるわけでもなく・・・ハヤテさんの言う通り、私は船長の抱き枕になるのがせいぜいだった。

  そうなの? 船長・・・私ってそんなに魅力ないかしら?(ノДT)


翌日。

ヤマトの港に着くと、とりあえず大通りで買い物を済ませることになった。

トワ 「港についた途端、酒場に行かない船長って新鮮ですね」

リュウガ「たまにはこういうのもいいな」

リュウガ「○○、欲しいものがあったら言えよ。何でも買ってやる」

主人公「はい。でも、大丈夫ですよ。私もお小遣いもらってますし・・・」

ソウシ「お小遣いじゃなくて、ちゃんとした労働の報酬だよ。○○ちゃんは掃除に洗濯・・・いろいろ頑張ってくれてるもんね」

リュウガ「自分で稼いだ金なら大事にとっとけ」

リュウガ「どれが欲しい?でっかい宝石がついた指輪か?それとも金のネックレス・・・」

主人公「あ!あそこのタイ焼きが食べたいです!」

  タイ焼きか・・・あんこダメなんだけどな・・・(´□`。)

リュウガ「お前なぁ・・・このリュウガ様にタイ焼きをねだった女は初めてだ」

主人公「タイ焼きはだめですか?」

リュウガ「いや、かまわんぞ?お前はそういう女だもんな。そういうとこが気に入ったんだ」

  ありがと!じゃあ、無理にでもタイ焼き頂きますっ!

船長はタイ焼きの屋台に向かう。

リュウガ「オヤジ!この袋にタイ焼きを目一杯詰めてくれ」

タイ焼き屋「へい!毎度ありぃ!!」

主人公「わ、本当に山盛りのタイ焼き・・・」

船長から渡された大きな紙袋には、ずっしりとタイ焼きが詰まっていた。

みんなでタイ焼きを頬張る。

リュウガ「酒がなくても、そーやって喜ぶお前らの顔が見られればオレは満足だ」

  船長・・・みんなのお父さんみたい ( ´艸`)

主人公「船長・・・・」

船長が笑って私の頭に手を置いた時・・・背後に高い靴音が響いた。

アンリ「リュウガ!!ついに見つけたよ!」

リュウガ「ん?・・・お前はジェシカ・・・あ、いや、アンだったか?」

アンリ「アンリだよ!よくもこの私を捨てて、ヤマトを出て行ったね!」

アンリさんと言う人が船長を睨みつける。

シン 「いつものことだな」

ナギ 「このまま逃げるか、船長が女を酒場に連れ込むか・・・」

トワ 「で、でも、今は○○さんがいますし・・・」

リュウガ「お、おい!アンリ、落ち着け!」

アンリ「アンタがまたヤマトを出て行くなら、私は・・・」

アンリさんの手には包丁が握られていた。 (((( ;°Д°))))

ソウシ「○○ちゃん、念のために私の後ろにおいで」

主人公「あの、でも船長は・・・」

ハヤテ「このくらい日常茶飯事だから心配すんなよ」

(女の人から包丁を向けられるのが日常茶飯事って・・・)

ソウシさんの後ろから様子をうかがっていると、今度は2人の女性が通りの向こうから走ってきて船長に声をかけた。

アンリ「また別の女を・・・本当にアンタって男は・・・!」

リュウガ「まあ・・・まあ、落ち着けって。せっかく久しぶりに会ったんだ。怖い顔じゃなくてカワイイ顔を見せてくれよ」

アンリ「リュウガ・・・」

リュウガ「ほら、こんな物騒なもんは可憐なお前には似合わないぜ?」

船長はさりげなくアンリさんの手から包丁をとると、甘い微笑を浮かべる。

ハヤテ「お、船長の必殺スマイル。これで大抵の事は水に流せるんだから、すげーよなー」

  確かに・・・この微笑みを見ると、頬が緩む(〃∇〃)

リュウガ「悪いが、今は買い出しの途中なんだよ。あとでじっくりな」

ソウシ「行きましょう、船長」

ソウシ「さ、買い物を済ませましょう」

リュウガ「そうだな。行くぞ、○○」

主人公「は、はい・・・」

船長が私の肩を抱いて歩きはじめる。

キャシー「ちょっと!リュウガ!?その女は何なのよー!」

ユリア「リュウガに肩を抱かれて歩くなんて・・・うらやましい・・・」

アンリ「ずーっと待っていた私達を差し置いて、何なのよー!」

後ろから聞こえてくる声に聞こえないふりをして・・・

船長はヒラヒラと手を振っていた。


ヤマトでの買い出しを終え、シリウス号は再び航海に戻った。

主人公「船長には女の人が待っていない港町は無いんですか?」

リュウガ「あ?どっかにはあるだろ。行ったことのねー港だってあるはずだしな」

(行ったことのある港町には、必ず女の人がいるとも取れるんだけど・・・)

リュウガ「○○、妬いているのか?」

船長は私の顔を覗きこむ。

主人公「少しは・・・妬いてます」

リュウガ「カワイイ奴だな。けど、お前が妬く必要なんか全然ないんだぜ?」

リュウガ「今のオレには・・・お前だけだ」

  ホント!? о(ж>▽<)y ☆

船長が私の頬に手を添えると・・・軽く触れるだけのキスをする。

主人公「あの、そういえば・・・今日、女の人たちが言っていた船長のお気に入りの場所ってどこなんですか?」

リュウガ「ああ、あれか?裸が許される島の話か?あそこはいいぞー」

主人公「裸が許される場所・・・?」

首を傾げた私を横目に、船長は大きくアクビをした。

リュウガ「さぁて・・・酒も飲めねーし、寝るかぁ」

リュウガ「○○、お前は?」

  じゃあ、一緒に寝るー!!(≧▽≦)

主人公「私はまだ眠くないので・・・少し甲板に出て、風にあたってきます」

  えっ?Σ(・ω・ノ)ノ!

リュウガ「そうか。風邪ひくなよ」

そう言って船長は私の肩に上着をかけてくれた。

(船長は優しい・・・でも・・・)

私と船長の間の空気は、恋人という雰囲気ではなかった。


船長室を出て、私は軽くため息をついた。

主人公「私って船長の何なんだろう・・・?」

船長は『オレの女』と言ってくれるけど、恋人らしいことと言えば・・・時々触れるだけのキスをするだけ。

街に出れば、以前のような女遊びはないけれど、相変わらずの愛想の良さ。

主人公「子ども扱いされているのかな・・・」

海賊王と呼ばれる人の恋人に相応しいとは、自分でも思っていない。

ソウシ「○○ちゃん、どうしたの?何かあった?」

主人公「ソウシさん・・・」

主人公「あの・・・ソウシさん。私と船長は・・・どんな関係に見えますか?」

ソウシ「えーと・・・それは・・・」

ソウシさんは一瞬困ったように苦笑して、私を見つめた。

ソウシ「船長と上手くいっていないのかな?」

  うっ・・・はぐらかされた (ノДT)

主人公「そういうわけじゃないんですけど・・・恋人になってるって感じも全然しなくて・・・」

ソウシ「○○ちゃんの事を大切に思ってるのは間違いないと思うけど・・・」

主人公「はい。それは私もよく分かってます」

ソウシ「まあ、恋人同士って感じがしないのもわかるよ。私はそれで安心してるところもあるんだけどね」

主人公「え・・・?」

  ソウシさん、その理由教えてください。気になります (*_*)

ソウシ「だけど、○○ちゃんが悩んでるなら、解決したほうが良いかな・・・」

ハヤテ「そういう話ならオレに任せろ!」

ハヤテさんが階段から飛び降りてきた。

ハヤテ「○○は船長が他の女にもヘラヘラしてるのが気になるんだろ?」

主人公「それも・・・まあ、少しは・・・」

ソウシ「たしかに船長も、もう少し身辺整理をした方がいいかもしれないね」

ハヤテ「船長の女たらしを治せばOKなんじゃねーの?」

主人公「・・・そう簡単に治るんでしょうか?」

ハヤテ「そこは・・・みんなで知恵を絞ろうぜ!」

主人公「み、みんなで!?」

ハヤテさんの呼びかけに、船長を除くみんなが集まって来た。


船長の女たらしを治す・・・

ハヤテさんの言葉に早速いろいろな意見が飛び交う。

ナギ 「治そうと思って治るものなのか?」

シン 「そもそも、そんなことはオレ達が首を突っ込む問題じゃないだろう。○○の色気の問題だ」

  そういう問題でしょうか・・・?

主人公「い、色気ですか!?」

シン 「お前に船長を虜にするだけの色気があれば、女遊びをすることもなくなるだろう」

トワ 「あ・・・でも、女遊びはしてないですよね。女の人たちに優しいだけで・・・」

ハヤテ「そういう中途半端な態度が○○を不安にさせるんだろ」

シン 「○○。お前、船長に何もされてないだろ」

主人公「えっ・・・!?」

シンさんから飛んできた質問に私は答えに詰まった。

ソウシ「シン、そういうことを女の子に聞くものじゃないよ」

ナギ 「さすがの船長も○○に手を出すことには、ためらいがあるのかもな」

シン 「船長はガキには興味なかったからな」

主人公「ガキじゃないですよ!これでも立派な大人の女性で・・・」

シン 「はいはい」

シン 「それで?なにをするつもりなんだ?ハヤテ」

ハヤテ「オレの作戦では・・・」

こうして・・・シリウス海賊団による

『船長女たらし改造計画』が始まってしまった。





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いやー、久しぶりの船長編!!

この日を待ってましたよ!

船長の時々見せる甘々な表情にキュンキュンきちゃいます!


約束通り、酒も女も辞めてくれていたんですね。

それがなによりうれしかった~。

手出されてないのはちょっと意外で残念でしたけどΣ(・ω・ノ)ノ!

すごく大事にされてるのは分かったから、私的にはOKかな (*^.^*)

でも、もう少し恋人らしく見えるともっと嬉しいなぁ・・・


どうやって女たらし治すんでしょう?

ナギさんじゃないけど・・・治るの?