以下ネタバレです
宙と一緒に行くことにすると、宙はいつにもまして張り切ってる。
今回の犯人を許せないと言う宙に・・・
拓斗 「許せないって・・・普段盗んでるくせに」
宙 「それとこれとは別だよ!僕達は悪人から美術品を取り戻すために盗んでるけど、これは犯人の私利私欲のためでしょ?」
宙 「美術品を私利私欲のために盗むなんて、作者に対しての冒涜だよ!」
拓斗 「熱くなるなって・・・・」
宙 「だって作者が可哀想だよ・・・魂を削って表現した作品が、こんな風に盗まれちゃうなんてさ・・・」
(もともと美術品に対して強い愛情を持っていることは知っていたけど・・・私が想像していた以上だったんだなぁ)
宙 「作者の代わりに、僕が絶対に見つけて見せる・・・だから頑張ろうね!○○ちゃん」
主人公「うん!」
宙 「じゃあ明日早速、○○ちゃんの勤める博物館に行こっか」
翌日もうすぐ閉館時間だという頃に宙がやって来た。
手掛かりを探すため、宙と一緒になって博物館の中を一通り探した。
宙 「うーん・・・有力な手掛かりは、今のところないね・・・・」
主人公「そっか・・・」
???「○○?」
主人公「え?」
聞き慣れた声が後ろからして、振りむくとそこには達郎が立っていた。
達郎は今回の事件の捜査でやっていていた。
今回は宙でやって来たか・・・ σ(^_^;)
主人公「あ、あの・・・達郎、どうしたの?」
達郎 「あーえーっと・・・」
達郎 「ほら、お前この博物館勤務だろ?色々案内してもらおうと思って・・・」
達郎 「っていうか、○○は何してんだ?」
主人公「えっと・・・私も手掛かりが見つからないか探してたんだ」
達郎 「んー・・・あんまり現場を荒らしてほしくないんだけどな」
主人公「え、あ・・・ごめんなさい」
宙 「荒らしてなんかいないよ」
主人公「宙?」
宙 「警察が頼りにならないから、僕と○○ちゃんで探してるだけ」
達郎 「・・・何?」
(ど、どうしよう!険悪な雰囲気になっちゃった・・・)
他の刑事さんに呼ばれた達郎は、チラリとこちらを一瞬だけ見て、他の刑事さんのところに向かう。
(・・・びっくりした。ケンカになっちゃうかと思った)
宙 「何、あの刑事。やな感じ~!プンスカしちゃうよね!」
(宙、達郎のことが苦手なのかな?)
鴨野橋「○○先輩!大変ですっ」
主人公「どうかしたの?」
鴨野橋「これを・・・見てください!」
宙 「手紙?」
宙が鴨野橋くんから手紙を取り上げる。
主人公「なんて書いてあるの?」
宙 「絵を返してほしければ、夜9時にここに来い」
主人公「え!?それって挑戦状みたいな感じの手紙だよね?すぐに達郎に・・・」
宙 「ただし、警察に告げた場合は、絵画の無事は保障しない」
主人公「そんな・・・」
宙 「とりあえず手紙の指示に従って、警察には言わないでおこっか」
主人公「で、でも・・・」
宙 「ダイジョーブ。こんな時のための僕がいるんじゃない?」
宙が軽くウィンクをする。
(そっか・・・・慌てて忘れてたけど、宙はブラックフォックスだから、こういうのにも慣れてるのかも)
主人公「わかった。鴨野橋くんもそれでいい?」
鴨野橋「は、はい・・・あ、そうだ!館長にも口止めしてきますっ」
主人公「お願いね」
鴨野橋くんが去った後、宙と一緒に、手紙と一緒に入っていた地図を見る。
主人公「この場所、ここからそう遠くないね」
宙 「そうだね。今日の夜、潜入しようか」
主人公「うん!」
夜になり地図の場所に向かうと・・・
そこは怪しい雰囲気の漂う、廃墟のような豪邸だった。
(・・・何か出そうな雰囲気で怖い)
あー、やだなぁーもう、そういう場所 (T_T)
主人公「・・・」
宙 「どうしたの?○○ちゃん」
主人公「え、あ・・・うん。なんか嫌な雰囲気だなぁって・・・」
宙 「大丈夫。何があっても僕が守ってあげるからね。頑張ろう!」
ホントお願いね!?一人だけダッシュとか、なしね!!
主人公「ありがとう」
宙 「うん、ボクに任せて!命に代えても○○ちゃんを守るから」
いやいや・・・宙が命を落としたら意味ないから・・・2人が無事な方法でお願いします
主人公「命に代えちゃダメ!私ばっかり守ってないで宙も自分を大切にして?」
宙 「ふふ、僕の心配もしてくれるんだ?ありがとう、○○ちゃん」
当たり前よ、だって、宙いなくなったら困るもん!
中に入ると一層不気味な雰囲気・・・
怖がっている私の手を宙が握ってくれる。
(宙の手・・・温かくて大きくてホッとする)
ザザザ・・・ッ
主人公「きゃ!?」
宙 「機械音だね。あ、あんなところにスピーカーがあるよ」
主人公「ほ、本当だ・・・ビックリした・・・」
???『ようこそ私の館へ・・・』
スピーカーから加工されたような声が響く。
(すごく不気味・・・お化け屋敷みたいだな・・・)
???『キミたちが絵を受け取るのにふさわしいかどうか、いくつか試させてもらおう・・・』
主人公「試すって・・?}
???『そうだな・・・いくつかの美術品に関する問題を解いてもらおうか・・・』
宙 「面白いね、受けてたつよ」
(美術品に関する問題なら、私でも手助けができるかも!)
???『ではまず最初に・・・レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐に描かれていた12使徒の名前を言ってもらおうか・・・』
私はさっぱりわからないが、宙は簡単だといいスラスラ12使徒を答えた。
???『ほぉ・・・少しはやるようだな。では・・・いくつもの素晴らしい作品を残した偉大なる画家、ピカソの正式な名前を言ってもらおうか』
それももちろん宙は答えていく。
その後も次々と問題が出されたけど、私にはわからない問題ばかり。
けれど、宙は間髪入れずに次々と答えていった。
宙 「なんだ、もっと難しい問題が出ると思ったから拍子抜けしちゃった」
(全部難しかったよ・・・。やっぱり宙ってすごい・・・!)
???『・・・思ったよりは知識があるようだな、ではこの奥に扉に進んでもらおうか』
そして私達は奥の扉を開ける。
すると壁に3枚の美しい絵がかけられていた。
???『知識があるのはわかった。しかし、実際に絵を理解することができるかどうかは別問題だ』
???『3枚の絵のうち、どれかは本物だ・・・本物を見破れ』
主人公「ええ!?」
宙 「んー・・・」
じっくり絵を見ても、いまいちピンとこない。
主人公「どれも本物に見えるし・・・どれが偽物なんだろう」
宙 「わかんない?」
主人公「うん・・・って宙にはわかるの?」
宙 「ここにあるのは全部本物だよ。偽物があるとは一言も言ってないしね」
主人公「え!?」
???『・・・正解だ』
主人公「すごいよ、宙!私、博物館勤務なのに・・・全然わかんなかった」
宙 「ふふ、僕は裏をかくのが得意だからね。○○ちゃんは素直でいい子だから、真っ直ぐに考えちゃっただけだよ」
宙 「あ、慰めてるわけじゃないよ?これは僕の本心。そこが○○ちゃんの魅力で、僕の好きなところだから」
主人公「あ、ありがとう・・・・」
???『・・・では、最後の部屋に進んでもらおうか・・・』
???『そこの扉を開けて、廊下を通った突き当りだ』
(最後の部屋には何が待ち受けてるんだろう・・・)
緊張する私の手を宙が強く握ってくれた。
宙 「大丈夫、○○ちゃん。行こう」
主人公「・・・うん!」
(宙が居てくれるなら、絶対に大丈夫)
扉を開け、私達は最後の部屋へと向かう。
宙 「いよいよ最後の部屋だね」
主人公「うん・・・でも、こんなことをさせて何がしたいんだろう・・・」
宙 「うーん・・・意図がよくわからないよね」
すると廊下の別の通路から急に人影が現れた。
主人公「きゃあ!?」
宙 「誰だ!?」
宙が咄嗟に私を後ろに庇ってくれる。
達郎 「は!?なんでお前たちが、ここにいるんだ?」
主人公「え・・・達郎!?」
宙 「・・・それはこっちのセリフなんだけど」
達郎 「オレは博物館の鴨野橋とかいう職員から、ここに手掛かりがあるって聞いて・・・」
かーもーのーはーしー!!!! 口軽っ!
(鴨野橋くん・・・・達郎に話しちゃったんだ・・・)
(あ・・・でも!)
”ただし、警察に告げた場合は、絵画の無事は保障しない”
(どうしよう・・・警察にバレたら絵画が・・・!)
主人公「他の刑事さんは?」
達郎 「いや、この事はオレしか知らない」
達郎 「それで、お前らは?」
主人公「それは・・・」
宙 「○○ちゃん、言わなくていいよ」
主人公「え・・・!」
達郎 「な・・・」
宙 「さ、行こう○○ちゃん」
主人公「あ、でも・・・・宙」
達郎 「待てよ・・・一般市民を危険に巻き込むわけにはいかない。お前らは帰れ」
宙 「しつこいなぁ!」
達郎 「何!?」
(ケンカになっちゃう!)
主人公「もう!いい加減にしてっ」
宙&達郎「!?」
思ったより大きな声が出てしまい、宙と達郎は目を丸くして、私を見ている。
主人公「喧嘩してる場合じゃないでしょ?」
主人公「こんな時なんだから、喧嘩せずに協力し合おうよ!子供じゃないんだから」
宙 「・・・ごめん」
達郎 「・・・○○の言う通りだな」
(・・・え!?なんかしょんぼりさせちゃった)
主人公「えっと・・・が、頑張ろうね!」
宙 「・・・うん」
達郎 「そうだな、でも危険だと思ったらすぐに引き返せよ?」
宙 「そっちこそ、あんまり無理しない方がいいんじゃない?」
(・・・って言ったそばから喧嘩!?)
主人公「もう、二人とも!」
宙 「ゴ、ゴメン。○○ちゃん」
達郎 「べ、別に喧嘩してるわけじゃないぞ!?」
主人公「だったらいいけど・・・」
するとその時・・・
シュワワワ・・・
主人公「え、何!?」
突如私達を白い煙が包み込んだ。
(あ!驚いて思い切り煙を吸いこんじゃった)
(あれ・・・なんだか眠く・・・)
宙 「○○ちゃん!」
宙が私のことを守るように、ギュッと抱きしめる。
宙 「・・・くそ・・・っ・・・」
主人公「ひ・・・ろ」
何が起きたか理解するよりも前に、私達は意識を手放してしまった。
つづく---