以下ネタバレです






私は視界を奪われながら、何者かによって連れられて・・・

離れたところで目隠しを外される。

すると・・・目の前にはクーロさん!

クーロ「アレを探し出すためには、お前さんの力が必要なんだ・・・」

主人公「アレ・・・?」

クーロ「・・・」

クーロ「決して大声を出さないと約束するのなら縄を解こう。冷静に私の話を聞くのだ。できるか?」

主人公「は、はい・・・」

クーロさんが縄を解いていく。

どうしてクーロさんがこんなことをしたのか?

もしかして賞金を出し惜しみしてるとか・・・と思いを巡らせる。

クーロ「気に入らない目をしているな。何を思っている」

主人公「い、いえ!そんなそんな、決してケチなんて思ってませんから・・・」

クーロ「くっ、この小娘め・・・!優しくしていれば付け上がりおって、覚悟しろ!」

主人公「ひゃっ・・・!」

ソウシ「そうはさせませんよ」

主人公「ソウシさん!」

クーロ「貴様、いつの間に・・・!」

ソウシ「お年寄りに手荒な真似は心が痛いが仕方ありませんね。○○ちゃんを連れ去った責任を取って頂きましょう」

そして、ソウシさんがクーロさんを押さえつけて、縄で縛り上げた。

ソウシ「○○ちゃん・・・!」

ギュッとソウシさんに抱きしめられる。

ソウシ「怪我はない?○○ちゃん」

主人公「は、はい」

ソウシ「ごめんね。私が君を1人にしてしまったばっかりに、危ない目に遭わせてしまって・・・もっとしっかり君を守らなくちゃいけなかったのに・・・怖かっただろう」

主人公「大丈夫です、ソウシさんならきっと助けに来てくれるって思ってました」

ソウシ「○○ちゃん・・・」

クーロ「くっ・・・、くそ、はなせっ!」

ソウシ「その前に説明して頂きましょうか。なぜこんなことをしたのか」

クーロ「・・・」

クーロ「指輪のためだ・・・」

ソウシ「指輪?」

クーロ「私は30年前・・・この島の1人の女性と恋に落ちた」

クーロ「私はその頃まだ若い貿易商で仕事で降り立ったこの土地で彼女と出会ったのだ」

ソウシ「この島で・・・」

クーロ「私達が互いを思い合うようになるには、そう時間はかからなかった。しかし、私には仕事があった。だから一度はこの島を離れねばならず・・・彼女は嫌がった。距離が離れれば2人の気持ちも離れてしまうと思ったのだろう。だから私は、自らの思いを証明するために彼女へと結婚を申し込んだのだ」

クーロ「『女神の涙』という宝石の指輪を彼女へと送った」

クーロ「本来それは商材として王族などに破格の大金で売りさばくものであった。しかしあの時の私にはお金などどうでもよく・・・とにかく彼女に自分の気持ちを伝えたかったのだ」

クーロ「もちろん彼女は喜んでくれた。プロポーズだって受け入れてくれた。その笑顔にすっかり安心した私は必ず迎えに来ると、そう約束して島を離れた・・・」

クーロ「しかし再びこの島を訪れた私を待っていたものは、無残な光景だけ・・・」

主人公「無残な光景って・・・」

クーロ「ああ。30年前の大火事だ。そして瓦礫の残骸から、命を失った彼女の姿が・・・」

主人公「ひどい・・・」

クーロ「それから長い年月がたった・・・。ある時、私の耳にある噂が入ってきたのだ。『女神の涙』がこの島に眠り、そして『女神の涙』を狙う数多の輩たちがこの島をあらしているのだと。『女神の涙』は私が彼女に送った指輪の宝石だ。私と彼女の思い出の詰まった、唯一の形見なんだ。誰にも渡したくなかったんだ・・・」

ソウシ「それを探すためにこの謎解きゲームを主催したのですか?」

クーロ「そうだ。私にはどうしても『女神の涙』の在処は掴めなかった。だから謎解きゲームを主催して、頭のキレるものを探していたのだ・・・・すべての謎を解いたものには『女神の涙』の場所を記す謎を解いてもらうつもりだった・・・しかし、お宝を狙う海賊が相手では・・・『女神の涙』を奪われてしまう可能性がある。だからアナタのようなお嬢さんは好都合だったんだ・・・すまない」

ソウシ「・・・そうだったんですか」

主人公「亡くなった奥さんの形見だったんですね・・・」

すると、ソウシさんがクーロさんの縄を解いた。

そして私達はクーロさんに協力して『女神の涙』を探すことにした。

ソウシ「『女神の涙』を示す謎と言うのは、いったいどんなものなんですか?」

クーロ「それはこの謎解きゲームの全ての謎を解き明かしたときに、パズルのピースに浮かび上がるはずだ」

主人公「パズルのピース・・・?そう言えば、ソウシさん、そのピースはどこへ?」

ソウシ「・・・はっ!」

ソウシ「しまった・・・やられたよ。さっきロイと揉めた時に掏られたみたいだ。彼を追いかけよう」

主人公「は、はい!」


ロイ 「ふんふん、このすべてそろったパズルによれば、このツキミの滝にお宝が隠されているようだな」

ロイ 「オレ様が一番にお宝を見つけ出して、○○をびっくりさせてやるのだ~」

ソウシサント滝に向かうと、やはりロイ船長の姿が。

ソウシ「そうはさせない、ロイ」

ロイ 「!」

ソウシ「そんな横取りのようなことをして、○○ちゃんが喜ぶと思うのかい?」

ロイ 「なっ、せ、先生!?それに○○も・・・あっ、主催者のじーさんまでいるじゃないか!」

主人公「ロイ船長、横取りは良くないと思います」

ロイ 「○○!?そ、そんな!オレはお前のためにだな!」

主人公「気持ちはすごく嬉しいんですが、このお宝はクーロさんのものなんです」

ロイ 「・・・!○○・・・怒っているのか?許してくれ~~~!」

クーロ「人数は多いにこしたことはないだろう。このまま4人で宝を探すと言うのはどうだ」

ソウシ「私は構いませんが、彼は何をするか予想できない人物ですよ?」

クーロ「構わん。それもまた可能性だ」

ソウシ「それで、ロイ。階段を下った先で手に入れたパズルは?」

ロイ 「これだ。このパズルによればこのツキミの滝にお宝が隠されているらしい!」

主人公「滝の一体どこにお宝が・・・?パズルに書かれていたのはどんな謎だったんですか?」

ロイ 「『ツキミの滝で消えゆく光を掴みとれ』って書いてあるぞ」

主人公「消えゆく光・・・?」

ソウシ「ふむ・・・つまり月の光のことかもしれないね」

ソウシ「満月は西の空に沈むとは聞いているが、いったいどうすれば・・・」

主人公「うーん・・・」

ロイ 「大丈夫だ、○○!この俺がおまえのためにお宝を見つけ出してみせ・・・・」

ロイ 「おっ、おっ、おわー!」

ばっしゃーん!

主人公「え!?ロイ船長!?」

突然、ロイ船長が滝に滑り落ちてしまう。

ソウシ「・・・そうして何もないところで突然滝に落ちるんだ?」

主人公「だ、大丈夫ですか!?」

ロイ 「ブクブクブク・・・」

ロイ 「ん?」

ロイ 「おっ?」

ロイ 「うおおおー、見つけた!見つけたぞ○○!滝の裏になんかあるぞ!」

主人公「な、なにがあるんですか?」

ロイ 「これは穴だ!穴があるぞ○○ー!」

ソウシ「!」

ソウシ「それだ!でかしたぞ、ロイ!お手柄だ!」

ロイ船長が穴の奥に入ってもどってきた。

ロイ 「奥になんか宝石があったぞ!」

クーロ「こ・・・これだ!」

(あっ!指輪・・・!)

クーロ「この指輪だ。これこそが『女神の涙』・・・!」

クーロ「やっと見つけた・・・。待たせたな、お前。待たせたな・・・うっうっ・・・」

(クーロさんの涙が『女神の涙』に流れ落ちて・・・月夜の光に照らされて輝いている・・・)

(すごい・・・綺麗・・・!)

ソウシ「行こう、○○ちゃん」

主人公「え?」

ソウシ「クーロさんはやっと奥さんの形見と再会できたんだ。私達はお邪魔なはずだよ」

主人公「そうですね、それじゃあ・・・」

ロイ 「ずびずびっ、よかったなじーさん、よかったな・・・!」

?? 「ロイ様ぁぁ~・・・」

ロイ 「おお?どこからかオレ様を呼ぶ声が聞こえてくる・・・」

ファジー「ロイ様ぁ~!どこですかー!もうゲームは時間切れですよー!」

ロイ 「ファジー!オレはここだぞー!」

するとロイ船長はファジーさんの元へと走って行った。

主人公「そっか。すっかり忘れていたけど、まだ運動会の最中なんだった」

ソウシ「そうだね。それじゃあ、戻ろうか」

主人公「はい!」


結局、謎解きゲームは優勝者なしと言うことになり、賞金はみんなで山分けとなった。

ソウシ「まあ、お宝も賞金も全て獲得とは行かなかったけど、とっても清々しい気分だ」

主人公「そうですね、最初は怖かったけど最後は人の役に立てたし」

なんとなく、ソウシさんの歩く方向について歩いていると・・・

主人公「わあ、綺麗な紅葉・・・!」

ソウシ「ここ、すごくいい場所だろう?○○ちゃんを探している最中に偶然見つけたんだ」

ソウシ「私のふるさとにあった紅葉とは少し違うな・・・ヤマトの紅葉はこんな感じだったのかい?」

主人公「はい!すごくよく似てます。綺麗だなぁ・・・」

ソウシ「そうか。○○ちゃんのふるさとではこんなにキレイな紅葉が色づいていたんだね・・・」

(月に照らされた紅葉の影でソウシさんの頬が赤く見える・・・すごく綺麗・・・)

ソウシ「ふふっ・・・○○ちゃんの顔に紅葉の影が落ちて赤く染まってるよ?」

主人公「えっ?ソ、ソウシさんだって・・・」

ソウシ「すごく綺麗だ・・・」

ソウシさんに優しく抱きしめられる。

主人公「ソウシさん・・・?どうしたんですか、急に手なんて・・・・」

ソウシ「なんだかクーロさんを見ていたら愛する人とただ一緒に居られるということがどれだけ幸せか改めて考えてしまってね・・・」

ソウシ「夫婦って素敵だよね。永遠の愛を誓う相手・・・私にも必要だな」

(そ、それって・・・)

主人公「クーロさん、指輪を見つけることが出来て良かったですね」

ソウシ「そうだね・・・」

ソウシさんが目の前に跪いて・・・

私の左手を取り、手の甲にそっとキスをした。

主人公「ソ、ソウシさん!?」

ソウシ「いつもそばにいてくれてありがとう」

主人公「えっ・・・」

ソウシ「毎日、君が隣にいてくれて幸せだなあって思ってたんだけど、それが当たり前になっていて感謝する気持ちを忘れてたよ」

主人公「ソウシさん・・・」

ソウシ「それに気付かせてくれたクーロさんには、本当に感謝しないとな」

ソウシ「○○ちゃん。どうかこれからも、ずっとずっと一緒に居てね」

主人公「もちろん・・・私・・・」

ソウシ「それから・・・」

ソウシ「○○ちゃんのこの薬指は、私の為にとっておいて欲しい」

主人公「・・・!」

ソウシさんは私の左手を取り、そして薬指にやさしくキスをしてくれた。

ソウシ「そのかわり約束するよ。私は決して君のそばを離れない。君を絶対に1人にはさせない。だから○○ちゃんも約束して?私を置いていなくならないと・・・」

  なんか切ない気持ちになったのは私だけ?

主人公「ソウシさん・・・」

ソウシ「・・・だめかな?」

主人公「そんなことありません。約束します」

ソウシ「本当?ふふっ、よかった」

ソウシ「本当は断られたらどうしようって、少しドキドキしてたんだ」

ソウシ「それじゃあ、今日はいつもよりたくさんキスしちゃおうか」

主人公「えっ!?あっ・・・」

主人公「っ・・・!」

ソウシ「恥ずかしがらないで」

いつもより少し大胆なキスに、私はソウシさんと繋いだ手に力を込めるのだった・・・。





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