以下ネタバレです








レオナルド大佐にアラム王国まで送り届けてもらった私達は、ひとまず作戦会議のためにルージュさんのアジトへと向かった。

アジトには誰もいないのが少し気にかかる。

ルージュ「さあ、それよりもどうやって国王に対応するか考えようぜ。何せ相手は魔法の使い手だ。その上お嬢さんが持ってるヤカンを狙ってる。一筋縄じゃいかないぜ」

トワ 「僕達も魔法が使えればなぁ・・・」

トワ 「・・・ん?魔法・・・?」

トワ 「あっ!!」

ルージュ「どうした?」

トワ 「○○さんが持ってるそのヤカンを使って見たらどうでしょうか?」

トワ 「王様はヤカンをこすって魔人を出したみたいだったから、まるっきり同じというわけにはいかないけど・・・でも、やってみる価値はあると思うんです」

ルージュ「なるほど、試してみない手はないな」

私が差し出したヤカンをこすりはじめるトワくん。すると・・・。

魔人ジェニーの登場。

ルージュ「とりあえず俺達の話を聞いてくれねぇか」

ジェニー「うん、いいぽよ~。あれ、でも君達って指輪もってないよね?」

トワ 「やっぱり指輪が必要なんですか?僕達、ジェニーさんのアラム王に対抗するだけの力を授けて欲しかったんですけど・・・」

ジェニー「そうしてあげたいのは山々なんだけど、指輪がないと難しいぽよ・・・なんたってあの指輪にはたっぷりと魔力が詰め込まれているんだぽよ」

主人公「魔力が?」

ジェニー「僕はこんな魔人だけど実は魔力の源がないと魔法が使えないんだぽよ~。その原動力となるのが魔法の指輪ってわけなんだぽよ。だから指輪を持った人間の願いじゃないとかなえてあげることができないんだぽよ。ごめんね~」

(そうだったんだ・・・)

ルージュ「指輪さえあれば、俺達の願いを叶えてくれるということか?」

ジェニー「まあね~!それがヤカンの魔人の役目だぽよ~!自由に魔法が使えればいいんだけどね。そうしたら君たちの願いなんて簡単にかなえて自由に空だってひょいひょい飛びまわってやるぽよ・・・」

主人公「今は自由に飛びまわれないんですか?」

ジェニー「そうなんぽよ。ヤカンの魔人は自由じゃないんだぽよ~」

主人公「でも、指輪さえあればってことだよね」

トワ 「うん、どうにかアラム王から指輪を取り返せないかな・・・」

ルージュ「アラム王は宝と酒と女に目がない。そこを利用できればいいんだが・・・」

ジェニー「だったら簡単じゃないかぽよ?宝は用意できないかもしれないけど、酒は用意できるでぽよ~?それにこっちにはカワイイ女の子がいるぽよ!」

主人公「私!?」

トワ 「駄目です駄目です、絶対に駄目です!○○さんに危ない真似はさせられません!」

ジェニー「ああ、だったら君が女装すればいいんだぽよ!」

トワ 「う、女装は・・・!」

主人公「・・・私、やります!みんなの役に立ちたい」

トワ 「○○さん・・・!でも、また危ない目に遭うかもしれないんですよ?」

主人公「それは・・・」

ルージュ「トワが守ってやればいいんじゃないのか?」

トワ 「!」

トワ 「そ・・・そうですよね」

トワ 「・・・○○さん、本当にそれでいいんですか?」

主人公「うん・・・トワくんが守ってくれるなら」

トワ 「○○さん・・・わかりました!僕が全力で守りますから安心してください!」

ルージュ「よし、そうと決まれば作戦会議だ!お互いの仲間を絶対取り戻す!」

二人 「おー!」


決戦前夜、お風呂上りの私が歩いているとジェニーさんに声をかけられた。

ジェニーさんに連れられ表に出てみるとトワくんとルージュさんがお酒を酌み交わしている。

ジェニー「面白いぽよ、このふたり。ずっと君のことを話していたんだぽよ」

主人公「私の?」

ジェニー「まあ聞いておいて損って話じゃないから、聞いて行ったら?それじゃ、お邪魔虫はここで退散ぽよ~!」

(ああ・・・行っちゃった・・・)

(私の話ってなんだろ?)

(でも、盗み聞きはよくないよね。帰ろうっと・・・)

ルージュ「それで?今後はあのお嬢さんとはどうなっていきたいんだ?」

主人公「!」

ルージュ「やっぱり最終的には結婚か?」

トワ 「け、結婚!?」

ルージュ「なんだよ、恋人同士なのに考えてないのか?それはちょっと無責任だぞ?」

トワ 「違いますよ!考えた事ないわけないじゃないですか!でも・・・」

ルージュ「でも?」

トワ 「○○さんみたいにかわいくてやさしくて完璧な人、僕なんかのところに引きとめてしまっていいのかなって思っちゃって・・・」

ルージュ「僕なんか?」

トワ 「だって僕はまだまだ半人前だから・・・いつもシリウス号のみんなや、さっきだってルージュさんの助言に助けられてばかりですもん。僕が○○さんと結婚なんて百年早いかなって・・・」

ルージュ「あのお嬢さんが他の男のところに行ってもいいっていうのかよ?」

トワ 「そんなことありません!もちろん、○○さんが他の男の人のところにいくなんて絶対嫌だし、○○さんと一緒にいると本当に心が落ち着くし、凄く楽しいし、僕はずっとずっと一緒に居たいんですけど・・・」

トワ 「でもそれはあくまで僕一人の幸せであって、○○さんの幸せではないのかなって思うと、どうしても結婚って言葉に現実味を感じられなくて・・・」

トワ 「僕は○○さんに世界一幸せになってもらいたいんです。そのためには、僕だけが幸せになっても意味がないんです」

(トワくん・・・そんな風に考えてくれてたんだ・・・)

ルージュ「・・・」

ルージュ「・・・じゃあ、○○は俺がもらってもいいってことだな」

トワ 「え?」

(え!?)

ルージュ「俺が○○を世界一幸せにすればいいんだろ?」

トワ 「待ってください、何かの冗談ですよね?」

ルージュ「・・・」

トワ 「ルージュさん・・・○○さんのことが好きだったんですか?」

ルージュ「・・・好きだったらどうする?」

ルージュ「お前は自分に自信がないから○○が幸せになれる道を応援するんだろう?俺は女一人なら幸せにする自信はある。これって、○○をもらっていっていいってことだよな」

トワ 「ルージュさん・・・」

(ちょっと待って、どういうこと・・・!?)








選択肢

・割って入る

・遠慮します




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ルージュさんはきっとトワくんの背中を押してるんだと思うんだけどな・・・