以下ネタバレです
私達は寮を出てから、リンさんが経営する中華レストランにやって来た。
リン 「○○、たっくさん食べてね!」
主人公「はいっ!」
リン 「もう、ホントに超可愛いわぁ・・・スタッフー!もう、超たくさん持って来ちゃってー!」
スタッフ「リンさん、少々お待ちください~!」
円卓に中華料理が次々に運ばれてきて、スタッフの人たちがお皿に取り分けてくれる。
遼一 「お前ねー、なんで○○のことがそんなに気に入ってるのよ」
リン 「だって可愛いじゃない!○○と付き合ってる遼一に言われたくないわよ!フンッ!」
遼一 「フンッて、お前・・・」
(ああ、またケンカが始まってしまった・・・)
チャールズ「○○、大丈夫?二人ともちょっと似てるところがあるから・・・」
主人公「私は全然大丈夫なんですけど・・・」
(私よりむしろ二人のケンカっぷりが・・・大丈夫かな)
チャールズ「もう先に食べちゃおうか。せっかくのご飯が冷めちゃうし」
主人公「いいんでしょうか?」
チャールズ「大丈夫、大丈夫」
チャールズさんがご飯を美味しそうに食べ始める。
主人公「・・・じゃあ、私もいただきます」
餃子を一口食べてみると・・・。
(うわっ、かんだ瞬間に肉汁がじゅわって!)
(しかもこの味、クセになっちゃいそうなんだけど!!)
主人公「リンさん、すごく美味しいです!東京にあったら絶対通いますよ」
リン 「そんなふうに言ってもらえるとうれしいわ。今日出してる料理、日本人好みの味付けに変えてあるのよ」
主人公&私「えっ、そんなことまで!?」
遼一 「もしかして、料理は全部・・・予約した人が好みそうな味付けに変えてるのか?」
リン 「ええ、変えられるものはね。美味しいものを食べられる方がいいでしょう?」
(リンさん、すごいなぁ・・・)
やはり成功者はいろいろと努力を惜しまないってことか・・・σ(^_^;)
チャールズ「手間がかかることだけれど、惜しまずやるからね。リンの店はすごく繁盛してるんだよ」
遼一 「リンもすごいけど、チャールズだっていい仕事してるでしょうが。『いい所を伸ばす』方針であtらしい教育法を取り入れたって、ニュースになってたぜ?」
チャールズ「ああ。生徒たちの好きなことや長所を伸ばす方が理に適う気がしてな」
主人公「すごいですね、チャールズさん!」
リン 「ね、○○は?どんな仕事してるの?」
主人公「私は、女性誌の編集です。みなさんみたいにすごくはないけど・・・でも、読者の可愛くなりたいって気持ちをサポートしたいなって思って仕事してます」
遼一 「謙遜してるけど、実際コイツのセンスはすげーのよ。編集長から話聞いてるけど、ディレクションも上手いらしいしな」
チャールズ「遼一、お前○○さんを自慢したいんだな~」
遼一 「自慢じゃない。事実を言ってるだけでしょうが」
(こんなコト言ってもらえるなんて、うれしい・・・)
リン 「もう、仕事も頑張ってるなんて・・・可愛すぎる~!」
主人公「うきゃっ!?」
リンさんがギュッと私を抱きしめる。
遼一さんがそれを無理やり剥がすようにして引き離した。
遼一 「リン、お前触るの禁止」
リン 「○○は遼一のモノじゃないでしょ!」
遼一 「いーや、オレのモノだ」
(あの、さっきから私・・・)
(嬉しい言葉ばかりを言われていて、もうなんかお腹一杯なんですけど)
二人の会話に気付かないふりをして、チャーハンを頬張っていると、チャールズさんがくすくす笑い出す。
チャールズ「遼一やリンがあなたを好きな理由、わかる気がするな」
主人公「え?」
チャールズ「なんていうか、うん。可愛い」
遼一 「オイオイ、何でお前まで○○口説いてるの」
チャールズ「いや、口説いたりなんかしたら、お前本気でオレと縁を切ろうとするだろうから、やらないよ」
遼一 「よしよし。リンからガードするだけでオレは今精一杯だからな」
リン 「ふふふ、ガードしきれるのかしらね。そんな弱腰で」
遼一 「生憎だったな。オレが弱腰なワケないだろ?むしろ強いからな」
(ああ、話がどんどん違う方に・・・)
チャールズ「○○、明日もまだこっちにいるんだったよね」
主人公「はい」
チャールズ「それなら、乗馬に行く?」
主人公「乗馬・・・ですか?」
遼一 「いいな、乗馬!」
リン 「行きたいわね、乗馬!」
遼一 「もうおまえは来るんじゃねえよ」
リン 「行くに決まってるでしょう?ね、○○」
主人公「もちろん、リンさんも一緒に行きましょう」
リン 「そうよね、○○!ふふっ、ホントにいい子だわ~。どうしてこんな子が遼一なんかと・・・」
遼一 「オイ、今『なんか』って聞こえたんだが?」
主人公「ふ、二人とも落ち着いて・・・」
チャールズ「本当に、二人とも・・・○○が困ってるからやめなさいって」
チャールズさんが本気で二人をたしなめてくれる。
遼一 「・・・そうだな。一時休戦としよう」
リン 「そうね。○○が困るのはイヤだわ」
(うう、よかった。一応仲直りしてくれたみたい・・・)
私達は乗馬を楽しめる森を訪れた。
リン 「懐かしいわねー、ココ。みんなでよく遊びに来てたのよ」
主人公「そうなんですか。こんなにキレイなところで乗馬なんて、楽しいでしょうね!」
遼一 「ああ。こんなふうに晴れてる日は特にな」
私達はそれぞれスタッフに馬をあてがわれる。
遼一 「○○、乗り方わかるのか?」
主人公「いえ、わからないんですけど」
遼一 「左手で手綱とたてがみをつかんで、右手で鞍を持って・・・思い切って乗ってみろ」
主人公「は、はい」
主人公「・・・きゃっ?」
思い切り乗ると、馬が少し不快そうに体を振るわせる。
遼一 「そうだな。まず、馬の気持ちになってやれ。乗せてもらってるわけだからな」
主人公「は、はい」
遼一さんは慣れた手つきでひらりと馬に乗る。
(うっわ、ちょっと・・・今のカッコよかった!)
遼一 「・・・なんだ、お前」
主人公「いえ、なんでも・・・!」
遼一 「見とれてるんじゃないよ。ほれ、行くぞ」
だって~、カッコよかったんですもの (〃∇〃)
主人公「はい!」
リン 「本当、いい天気ね。私、スイスの自然が大好きなの!明るくて、おおらかで、美しいでしょ?」
なんだかリンさんみたいね o(^-^)o
チャールズ「そうだよね。オレも好きだな」
馬に乗っているうちに、なんだか優しい気持ちになる。
(気持ちいいな・・・)
その時、乗っていた馬が何かを踏んでバランスを崩す。
主人公「きゃっ・・・!?」
馬もびっくりしてしまったようで、そのまま前足を上げる。
(ちょっ・・・!?)
私はバランスを崩し、馬の背中から投げ出される。
主人公「う・・・わっ!?」
遼一 「○○!」
そのまま地面に叩きつけられ、衝撃で目の前が真っ暗になった。
目を覚ますと、見知らぬ場所にいた。
(私、どうしたんだっけ・・・?)
遼一 「○○、次は何の本を読む?」
主人公「・・・え、遼一さん。あれ、どうして制服着てるんですか?」
遼一 「そりゃ、お前。高校生だからだろ。お前も高校生じゃねーの。つか、同級生なんだから今さら敬語とかやめなさいよ」
主人公「は?はぁ・・・」
(同級生?どういう事だろう・・・)
遼一 「あと、急に『遼一さん』ってなんだよ・・・いつも通り『遼一』って呼べ」
主人公「え、えーと。そう・・・だったっけ?ごめんね?遼一・・・って、私も制服着てる。なんか・・・日常なのに日常じゃないみたい」
遼一 「は?」
遼一 「まーた○○の変な癖が始まったな。課題だらけでおかしくなったか?」
主人公「へ、変な癖って!りょ、遼一ひどいよ!」
(遼一って呼び捨てにするの・・・なんか言いなれないな・・・)
遼一 「ハハッ!冗談だよ」
主人公「もう!」
遼一 「ハハッ!」
遼一 「・・・で、何の本読む?」
主人公「じゃあ、遼一のオススメの本で!」
遼一 「リョーカイ。じゃ、これなんかオススメだな」
雨音が図書室に響いて、耳に心地よい。
私達は二人並んで、同じ本を読んでいる。
彼の方が読むのが早いから、私がページをめくる役。
遼一 「・・・なあ、○○」
主人公「何?」
遼一さんが、さらりと私の髪を撫でてくれる。
遼一 「お前は、オレより先に死ぬなよ?」
主人公「・・・え?」
(遼一・・・さん・・・)
ふっと目を覚ます。
(・・・あれ、ここは・・・)
起き上がろうとすると、頭が痛んだ。
(そっか、私・・・落馬したんだっけ)
見ると、私の体の上で遼一さんが眠っている。
(遼一さん、もしかして私のこと看ててくれたのかな)
遼一さんが目を覚ます。
私を見て、一瞬驚いたような表情を見せる。
主人公「遼一さん、大丈夫ですか?」
遼一 「・・・お前こそ、大丈夫なのか」
主人公「はい、多分・・・・それより、ごめんなさい。もしかして、ずっと付いててくれたんですか?寝てないんじゃ・・・」
遼一さんが、私を抱き寄せる。
(えっ・・・)
彼は苦しくなるくらいの力で私を抱きしめる。
主人公「遼一さん・・・?」
彼は私の言葉に答える代わりに、長いため息を吐く。
遼一 「・・・よかった」
絞り出すような遼一さんの声。
私は・・・。
主人公「私、遼一さんを置いていったりしません」
遼一 「・・・ふうん」
主人公「ふうんってなんですか、ふうんって」
遼一 「いや。それならいい・・・」
遼一さんは、そのまま私の体の上に崩れるように倒れる。
見ると、彼は眠ってしまっていた。
(遼一さん、いつから寝てなかったんだろ・・・)
コンコン
ノックの音が聞こえる。
主人公「はい?」
?? 「○○!?」
勢いよくドアが開いて、リンさんとチャールズさんが入ってくる。
リン 「よ・・・よかった。○○が起きなかったらどうしようかと思った・・・」
主人公「心配をおかけしてしまって、ごめんなさい」
リン 「ううん、目を覚ましてくれたからいいの!本当によかった・・・」
リンさんが泣きそうな顔で私を抱きしめる。
主人公「ありがとうございます、リンさん・・・」
チャールズ「本当によかったよ。・・・遼一も、ようやくほっとしたみたいだな」
主人公「あの、私どれくらいこんな状態だったんですか・・・?」
チャールズ「うーん・・・30時間くらいか」
主人公「えっ、そんなに!?」
チャールズ「遼一、ずっとあなたに付き添ってたんだよ」
リン 「交代するって言ったんだけど、自分が看たいからって」
(遼一さん・・・)
眠ってしまった遼一さんを見ながら、愛おしいなと思う。
私は遼一さんの頭に触れて、ありがとうと呟いた。
簡易ベッドに横たわっていた遼一さんが、ゆっくりと起き上がる。
主人公「起きました?」
遼一 「・・・よく寝た。すっきりしたわ」
主人公「遼一さん・・・ずっと看ててくれたんですよね。ありがとうございました」
遼一さんは起き上がると、私を抱き寄せて背中を叩く。
遼一 「ま、よかった」
主人公「・・・はい」
遼一 「さっき、変な夢見たんだけど」
主人公「変な夢?」
遼一 「ああ。お前と同学年で、図書室にいてな」
(・・・その夢って、もしかして)
主人公「偶然ですね。私もさっき、見ましたよ」
遼一 「じゃあ、続きするか?」
主人公「続き?」
遼一さんは私を抱きしめたまま、ベッドに押し倒す。
主人公「・・・あの。どんな夢見てたんです」
遼一 「だから、初々しいキスの続きだろ」
主人公「私の夢はそんなんじゃなかったんですけど!?」
遼一 「ハイハイ。同級生ってことはタメ口じゃないの?」
主人公「遼一さんのバカ」
遼一 「○○、それはタメ口なのか?」
主人公「・・・もう黙って」
私は遼一さんにキスをする。
彼はくすくす笑いながら、私を受け止めてくれた。
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リンさんとの関係がイマイチ分からなかったのは私だけ?
でも、すごく仲がいいことだけはわかるんだけどねー
学生時代からチャールズとリンさんと遼一とで一緒にいることが多かったのかな?
卒業してからもこんな関係でいられるってすごい幸せだよ
男女で言い合いができるなんて、あまりいないもの
高校生の遼一・・・
意地悪な感じがなくて、ホント、カッコいいよ о(ж>▽<)y ☆
さわやかな感じもしてね ( ´艸`)
それにしても・・・
続編からものすごく遼一に愛されてる感が大きくて・・・
マジで遼一にドキドキしてる私がいる (^▽^;) ← ってヤバいじゃん!