以下ネタバレです
ホントは拓斗さんに頼みたいけどきっと断られると思い、マスターにお願い。
無難なとこ攻めるね~!!
マスターは二つ返事で快諾してくれた。
宙 「あーあ、、マスター有頂天だ・・・」
流輝 「お前、セクハラに気をつけろよ」
集 「やだなぁ、いくらなんでもそんなことしないって」
集 「ねー、○○ちゃん」
拓斗 「・・・」
私の肩にポンと手を置いたマスターを、拓斗さんがにらみつけた。
もうこの時点でセクハラ( ´艸`)
拓斗 「おいヒゲ、○○に触んな!」
拓斗 「つーか、おまえほんとにおっさんを取材すんのかよ」
主人公「だって拓斗さんは無理なんですよね?」
拓斗 「・・・無理と言われれば無理だし、大丈夫と言えば大丈夫・・・」
主人公「どっちなんですか?」
すると、更科くんが私の耳元でつぶやく。
宙 「○○ちゃん、たっくんのことだから、あと少し頼めば了解してくれるよ」
主人公「え、えっと・・・じゃあ、拓斗さんの仕事している姿を見てみたいなー。きっとかっこいいと思いますし」
拓斗 「・・・」
(う、ちょっと棒読みすぎたかも・・・)
拓斗 「・・・しかたねー。なんとかしてやる」
主人公「ありがとうございます!」
拓斗 「べつに・・・おまえがヒゲにセクハラされんのが心配とか・・・そんなんじゃねーかんな」
集 「ひどいなー、オレってそんなに信用無いの?」
拓斗 「無い。むしろマイナス値」
(そんなにきっぱり言わなくても・・・)
(でも、よかった。拓斗さんの昼間の顔ってどんな風なのかな?)
当日待ち合わせの駅に時間になっても現れない拓斗さん。
電話もしてみるが出てくれない。
事故にでも合ってるんじゃないかと心配になって拓斗さんの家に迎えに行くが何度チャイムを押しても出てこない。
すると・・・
ホラえもん『たっくん朝だよ!起きてよ~!起きないと、たっくんの今川焼食べちゃうよ!』
ホラえもんの好物は今川焼なのね( ´艸`)
家の中から、何度も繰り返し拓斗さんを呼ぶホラえもんの声が聞こえる。
主人公「これって・・・目覚まし」
かわいいなぁ~、もう・・・・(#⌒∇⌒#)ゞ
慌てて携帯に電話をかけると、家の中から着信音が聞こえる。
(まさかまだ寝てるとか・・・)
一度寝てしまうとなかなか起きてくれない拓斗さんを起こすべく、インターフォンを連打する。
主人公「こんなに鳴らしてもまだ起きないなんて・・・」
ピンポーン。
拓斗 「うっせーし・・・新聞はとらねーって言ってるだろ・・・」
超絶に不機嫌な拓斗さんが、やっとドアを開けてくれた。
主人公「なにのんびりしてるんですか?早くしないと遅刻しちゃいますよ!」
時計を見せながら、グラグラと拓斗さんの肩をゆする。
それって、逆効果なんじゃ・・・?
拓斗 「・・・今ので気持ち悪くなったし。今日、半休決定」
やっぱり・・・(^▽^;)
主人公「ちょ、ちょっと待ってください!」
寝ぼけたまま部屋に戻る拓斗さんを、慌てて追いかけた。
主人公「ちょ、ちょっと!今日の取材の約束はどうするんですか?」
拓斗 「また来年・・・」
年1回しかダメなの?
主人公「拓斗さん!」
拓斗 「つーか、徹夜明けでさっき帰ったばっかで眠いし。うちの会社その辺融通きくからへーき・・・」
拓斗 「普段会社に貢献してんだから、たまにはいいんだよ・・・」
反目をつぶったままそういうと自分の部屋に戻りベッドに潜りこんでしまった。
主人公「寝ちゃダメですよ!蘭子が待ってますから!」
拓斗 「・・・」
(もう寝た・・・早い)
ホラえもん「たっくん、朝だよ!」
主人公「はい!ホラちゃんご苦労様」
部屋の中で拓斗さんのことを呼び続けるホラえもんを黙らせると・・・
主人公「拓斗さん、起きてください!」
私が代わって拓斗さんを起こす。
拓斗 「うぜーし・・・」
主人公「わっ!」
突然拓斗さんに腕を引っ張られ、布団の中に引きずり込まれてしまった。
拓斗 「ん、○○いい匂いする・・・なんか安心」
拓斗 「うるさいからお前も寝ろ・・・」
ギュッと胸の中に抱きすくめられ、髪をそっと撫でられる。
このまま寝たい・・・(〃∇〃)
すぐ側に拓斗さんの温かい体温を感じ、私までついうとうとしてしまう・・・
(あったかい・・・)
(それに、拓斗さん、湯上りのいい匂いするな・・・)
(って、ダメだ!うっかり寝ちゃうところだったけど・・・)
(今はこんなことしてる場合じゃなかった!)
主人公「拓斗さん、今はダメですよ!その手には乗りませんから!」
拓斗さんの甘い罠に打ち勝とうと、無理矢理跳ね起きた。
拓斗 「チッ、ダメか・・・」
主人公「ダメです!今から向かえばまだ間に合いますから!」
拓斗 「超寝不足の人間こき使うとか、マジひどい・・・」
渋る拓斗さんを何とか説得し、会社に向かった。
会社に着くと蘭子がすでに待っていて、拓斗さんは受付を教えてくれると先にオフィスへ行ってしまう。
遅くなって少し怒っている蘭子に、拓斗さんの家でひと騒動あったことを話した。
蘭子 「いつも○○から拓斗さんの話を聞いて、まさかそんな変わった人いるはずないじゃんって思ってたけど・・・ホントだったのね。アンタも大変ね・・・」
主人公「あはは・・・」
蘭子 「でも面白い取材になりそうだし、ハプニングでも期待しちゃおうかしら♪」
主人公「それはちょっと・・・」
(どうか無事に終わりますように・・・)
受付を済ませると、広報の人に案内され、一通り社内を見学する。
蘭子 「拓斗さんがこんなすごい企業に勤めてるなんて、意外だったわね」
主人公「普段はいたって普通だし、全然そんな様子も見せないしね。こうやって実際に見学させてもらうと、すごいのがよくわかる・・・」
拓斗さんの会社には外国人の社員がたくさんいるため、あちこちで英語が飛び交っていた。
広報 「では、後は蛭川本人に取材をお願いします」
主人公「はい、ありがとうございます」
蘭子 「あ、いたいた!」
拓斗さんのいるフロアに案内されると熱心に仕事に取り組む拓斗さんを見つけた。
拓斗 「・・・」
蘭子 「すごい集中力ね。何も聞こえてないみたい」
主人公「あの・・・拓斗さん」
拓斗 「Zzz・・・・」
よく見ると目を開いたまま、手も動いてはいるが・・・なぜか寝息も聞こえる。
蘭子 「もしかして寝てるんじゃ・・・」
主人公「そうみたい・・・」
(良く寝ながら仕事出来るなっていうか・・・出社直後に居眠りしてちゃまずいような・・・)
主人公「起こした方がいいよね・・・」
(無理に起こしても全然起きない人だし・・・)
(よーし・・・)
主人公「たっくん、・・・早く起きて」
わざと甘い声でささやいてみた。
( ´艸`)
拓斗 「!」
顔を真っ赤にした拓斗さんが、突然席からガタン!と立ち上がる。
拓斗 「な、なんだよ!つーかそれ、反則だろ!・・・せっかく気持ちよく寝てんのに」
主人公「仕事中に寝てちゃだめだと思いますよ」
拓斗 「徹夜続きで疲れてんだよ。手は動いてるし、プログラムにも問題はねーし、別にいーだろ」
めっちゃ器用な・・・
コツとかあったら教えてほしいよ (^▽^;)
蘭子 「へぇ・・・さすがね。一流企業の社員ともなると寝ながら仕事する・・・っと。さっそく面白いネタ拾ったわ!」
拓斗 「変なことメモってんじゃねー」
蘭子 「あれ、そのぬいぐるみってシッフィちゃ・・・」
拓斗 「!」
閑散とした拓斗さんのデスクの隅の方に、小さなキツネのぬいぐるみが置いてあった。
蘭子 「イケメンプログラマーはゆるキャラ好き・・・っと」
拓斗 「ち、ちげーし!これは同僚の海外土産で無理矢理だな・・・あの・・・その・・・」
拓斗 「こんなん載せたらただじゃおかねーかんな!」
蘭子 「あらーそうですかー。・・・・必死で照れる姿がかわいいっと、メモメモ・・・」
(さすが蘭子・・・拓斗さん相手に全然動じてない・・・)
蘭子 「ところで、具体的にどんな仕事をしてるんですか?」
主人公「えっとプログラマーでいいんでしたっけ?」
拓斗 「まー。何でも屋っつーか、デベロッパーっていう感じだけど」
主人公「で、でべろ・・・」
拓斗 「日本でいうシステムエンジニアとプログラマーが合体してさらに最強んなった感じ」
拓斗 「おまえが30年かかってもできないことを1時間でやる職業。今度、手取り足取り1から教えてやる・・・」
拓斗さんがいじわるな顔で笑った。
主人公「え、遠慮しておきます・・・」
(でも、さっきから拓斗さん、話しながらでも全然手が止まってない・・・)
会話するより速い速度でよくわからない記号のようなものを打ち込み続けている。
蘭子 「なんか、よくわからないけど、とにかくすごいわね!」
主人公「うん」
突然拓斗さんの手が止まった。
主人公「どうしたんですか?」
拓斗 「トイレ。ついてくる?」
主人公「行きません!」
蘭子 「やっぱ拓斗さんってパンチきいてるわ~」
主人公「そうだね・・・」
蘭子 「ただ見た目がカッコいいだけのオタクかと思ったけど、実力もばっちりって感じだし」
蘭子 「○○が付き合ってなかったら狙ってもいいわね」
(蘭子と拓斗さんの組み合わせって、すごいカップルになりそう・・・)
ピピピピ♪
蘭子 「あ、電話だ。ちょっと席外すね・・・」
蘭子も慌てて廊下に出て行った。
(拓斗さんが言ったとおり、朝早い時間に出社してくる人ってあんまりいないんだな・・・)
広いフロアに一人取り残されてしまった。
(私も拓斗さんがくるまで外に出ていようかな・・・)
???「ねえ君、新聞社の人?」
主人公「えっ」
慌てて振り返ったけど、誰もいない。
(あれ、おかしいな・・・今誰かに話しかけられたような・・・)
振り返った顔をもとに戻すとそこに・・・
主人公「キャ!」
???「わっ!」
いかにもオタク風の男性が立っていた。
あー、キツイ・・・ (°д°;)
主人公「す、すみません。ちょっとびっくりして」
???「ボクもちょっと、び、びっくりしちゃったんだな」
裸の大将を意識して喋ってるの?
(拓斗さんの会社の人・・・だよね?)
主人公「お、お邪魔してます」
細山 「ボクは細山です。この会社では天才と呼ばれてるんだな」
自分でいう奴は信用できないね(・ε・)
主人公「そ、そうなんですか・・・」
細山 「天才って呼んでくれてもいいし、可愛く細ぴーって呼んでくれてもいいんだな」
細山 「ねぇ、記者さんって声優の本樹ナナちゃんに似てるって言われない?可愛いなぁ・・・」
細山 「初代の実写版セーラーヌーンにも似てる・・・」
主人公「ご・・・ごめんなさい。アニメとか声優さんとかちょっとわからなくて」
細山 「今度DVD貸してあげるんだな」
遠慮しとく・・・(・Θ・;)
主人公「あはは・・・」
(同じ人間だってことはよくわかってるけど・・・こ、怖いかも・・・)
勢いよく迫ってくる細山と言う人に少し動揺した。
細山 「取材なら僕にもしてほしいんだな。あ、そうだーちょうど今、友達に頼まれて女の子向けの恋愛ゲーム作ってるんだ。見せてあげるからボクのデスクにおいでよ」
いきなり腕をつかむと、ぐいぐいと引っ張りだす。
主人公「ちょっと・・・あの、そんなに引っ張らないでください!」
その時・・・
パカーン!
どこからかスニーカーが飛んできて、細山くんの頭を直撃した。
拓斗 「おいそこのキモヤロー、人の女にさわってんじゃねー」
たっくん!『人の女』って・・・嬉しい о(ж>▽<)y ☆
主人公「拓斗さん!」
細山 「イタタタ・・・・なんだ、拓斗君かぁ。てっきりジロン軍の襲撃かと思ったんだな。ボクの鉄の守りを攻撃してくるとは、さすがなんだな・・・」
拓斗 「隙だらけだろーが」
主人公「この部署の方なんですよね?」
拓斗 「しらね。ただの不審者だろ。警備員に頼んで、サハラ砂漠に強制送還してやれ」
賛成!!( ´艸`)
細山 「ひどい!親友のボクを不審者扱いするなんて・・・」
細山くんは拓斗さんの腕にしがみついている。
主人公「・・・」
(なんていうか、新しい種類の脅威を感じるんですけど・・・)
主人公「拓斗さんの親友って言ってますけど・・・」
拓斗 「どーみても人種ちげーだろーが!ただの同僚!」
(ですよね・・・)
拓斗 「つーかお前、今、オレの女に触っただろ・・・」
拓斗さんが眼光鋭く細山くんを睨む。
また・・・о(ж>▽<)y ☆
細山 「ひっ!こわい・・・ってあれ、俺の女って・・・」
細山 「この美人さんは拓斗くんの彼女さんなのですか?」
拓斗 「まー」
拓斗さんが得意げに腕組みをする。
細山 「な、なんですと!」
主人公「ど、どうしたんですか!」
細山 「ひどい!ほんとは優しいのにかなり無愛想で絡みにくい。まさにツンデレ日本代表の拓斗くんは、この部署で唯一ボクの同士だと思ってたのに・・・こんな美人の彼女がいたなんてずるいじゃないか!」
拓斗 「気にすんな。こいつ、いつもこんなだから」
主人公「そ、そうなんですか・・・」
細山 「親友の僕に彼女いること黙ってるなんて、ひどい裏切りなんだな」
打ちひしがれる真似をしている細山くんへの対応に困っていると、拓斗さんが慣れた様子でぺちぺちと細山くんの頬をかるくなぶった。
拓斗 「その前に謝ることあんだろ?オマエ、人の女怖がらせてんじゃねーし。存在がキモすぎるから、奥に引きこもってろって言ってんだろーが」
細山 「うう、ひどい。拓斗くんだって、笑うと子供が泣き出す人種のくせに・・・」
細山 「この間、こっそりトイレでウィンクの練習してたの知ってるんだからな!」
拓斗 「ば、ちがっ!んなことしねーし!なんで○○の前でちょいちょい変な暴露ネタ織り交ぜてんだよ!」
だって、確信犯ですもの、この細山くん
(なんていうか・・・二人は・・・)
主人公「なんだか兄弟みたいで楽しそうですね」
拓斗 「楽しいわけねーし!」
蘭子 「あら。なんか楽しそうだけどどうしたの?」
細山 「エーテル!」
主人公「な、なんですか・・・」
拓斗 「銀河の鉄道屋888に出てくるキャラ名だろ」
細山 「信じたくない!同士のはずの拓斗くんの周りが2次元級の美人ばっかりだったなんて!」
いや、これ2次元ですから・・・(^▽^;)
突然悲しい顔をすると、細山くんはどこかに走り去ってしまった。
蘭子 「なにあれ・・・」
主人公「拓斗さんの同僚みたい」
蘭子 「さすが一流企業、スゴイ人ばっかりなのね。あの人も取材させてもらえるかしら・・・」
拓斗 「おい、メシ行くぞ。仕事する気が失せた」
急ぎの仕事を片付けた拓斗さんと、お昼を食べに行くことにした。
つづく---
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たっくん、会社でも毒舌全開なのね・・・(^▽^;)