以下ネタバレです
考えてる間も、太陽はどんどん高くなり暑さは増すばかりだ。
(こんな炎天下の中、お酒飲んでスポーツさせるのは流輝さんの体調が心配)
(達郎を選んだら怒るだろうけど・・・)
主人公「私、達郎と一緒にビーチバレー大会に出ます」
流輝 「は!?」
主人公「酔っぱらった流輝さんが運動するのは危ないですし・・・」
流輝 「だったら、オレのめんどー見ればいいじゃないか」
主人公「それも今はダメです。黒狐がなくなるのは流輝さんも辛いですよね?」
流輝 「それは・・・そうだけどよ・・・」
酔っているせいか、強気な態度では言ってこない。
流輝さんはぷいっ、と視線を逸らしポツリとこぼした。
流輝 「なんだよ、そうやってオレのことはほったらかしかよ・・・」
後でねっ♪(*^ ・^)ノ⌒☆
主人公「心配しているんです。お願いですから、今はゆっくり酔いを冷ましてください」
流輝 「オレは酔ってない!」
主人公「誤魔化してもダメです。流輝さんは酔うと甘えん坊になるんですから」
流輝 「あ、甘えん坊っていうな!」
だって、事実ですしねぇ~
(顔真っ赤にしてるから、説得力ないなー)
流輝 「ニヤニヤするな!絶対にオレが出場するんだー!」
主人公「今日だけは、なにがなんでも連れていけません」
流輝 「ふんっ。どんなに言いつくろっても、オレは置いてきぼりなんだよ」
膝を抱えて、流輝さんは砂浜に何か文字を書き始めた。
達郎 「体育座りって、いい年した男のすることかよ」
今日だけは見逃して? 酔っぱらいなんだから・・・ね?
達郎 「な、○○」
主人公「え・・・。私はちょっとカワイイって思っちゃった・・・アハハ」
達郎の呆れた顔が少し、痛い。
(人に知られると恥ずかしいものだな・・・)
酔いが醒めた後の、本人の方がもっと恥ずかしいかと・・・(^▽^;)
砂浜に書かれた文字を見ると、私の名前。
主人公「あのー、どうして私の名前を書いているんです?」
流輝 「・・・いつも、オレの隣にいるからだ!いなくて・・・寂しいから、名前だけ書いておくんだよ」
主人公「そんな、今生のわかれみたいなことしないでくださいよ」
流輝・・・なんか痛いよ?
アナウンス「ビーチバレー大会に出場の皆様、会場入り口にお集まりください。エントリーをまもなく締め切らせていただきます」
(こんな時に・・・。今は行くしかないか・・・)
主人公「流輝さん、優勝持って戻ってきますから」
流輝 「・・・」
達郎 「○○、行くぞ」
主人公「うん。流輝さん行ってきます!」
(はぁ、結局こっち見てくれなかったな・・・)
ビーチバレー大会がスタートし、私達は達郎のフォローもあってか順調に勝ち進むことが出来た。
達郎 「次が決勝か。○○が予想以上に動けて、月日の長さを感じたな」
主人公「なんだかオジサンみたいだよ」
達郎 「オジ・・・オレがオジサンなら○○も・・・」
主人公「あー!ダメ、それ以上言ったらダメだから!」
達郎 「はいはい」
主人公「でも、正直なところ達郎のおかげだよ。私は追いかけるのがやっとだもの」
達郎 「またまた、謙遜する事ないって。本当に助けられてる。決勝も頑張ろうな」
(私に気を遣わせない為に言ってくれてるんだよね?優しい所は、相変わらず)
主人公「うん、相手は誰だろうね」
達郎 「相手が誰だろうと、勝だけだよ」
主人公「そうだね!」
???「そうはいくか」
(あれ・・・この声・・・)
振り返ると、腕を組み仁王立ちする流輝さんがいた。
主人公「流輝さん!ど、どうしてここに・・・しかも、稲垣さんまで」
健至 「わりぃな。流輝がどうしてもっていうからさ」
主人公「まさか次の相手って」
流輝 「ああ、オレ達が相手だ」
最強コンビじゃん!!
主人公「体調崩したらどうするんですか?」
流輝 「そんなの知るか!この勝負、ブラックフォックスの名に・・・」
流輝 「ングッ!モゴモゴ!!」
健至 「こらこら!何言ってんだ」
慌てて稲垣さんが流輝さんの口を押えてる。
達郎 「・・・今、何か言ってなかったか?」
健至 「言ってない、言ってない。ほら、こっち行くぞ」
達郎 「でも・・・ブラックフォックスって・・・」
主人公「あはは、きっと酔っぱらってるから、変なこと言っちゃったんだよ」
(流輝さん・・・半年間くらい禁酒してもらいたい・・・)
そして決勝開始のホイッスルが鳴った。
主人公「達郎、私が取る!」
達郎 「ああ、このボールはオレが決める」
達郎のスパイクが綺麗に決まる。
特典の機会に恵まれ、試合は予想以上に順調に進み、勝利が見えてきた。
主人公「はぁ・・・はぁ・・・この調子なら勝てるね!」
達郎 「ああ、このペースを崩さずに行こう!」
流輝 「ふふふっ」
主人公「不気味ですよ、その笑い方・・・」
流輝 「お前らは本気にさせてはいけない相手を本気にさせたな・・・」
主人公「ど、どういうことですか?」
流輝 「それを今から証明してやる!行くぞ、健至!」
健至 「おう!」
強そう・・・ (°д°;)
抜足りは同時に腰を低く落とし、雰囲気が変わった。
達郎 「口だけじゃないみたいだな。相手にとって不足はない!○○、行くぞ」
主人公「は、はい!」
(この3人の運動能力について行けるのかな・・・)
並大抵の人間では無理でしょうね・・・(^▽^;)
悪い予感があっという間に、的中してしまった。
二人の運動能力の前にあっという間に点を取られていく。
主人公「信じられない・・・。もうセットポイントを取られるなんて・・・」
達郎 「ア、アイツらはオリンピックでも目指してんのか・・・」
流輝 「ほらほらっ!負けを認めるなら、今のうちだぞ!」
健至 「流輝。それじゃ、悪役のセリフ」
流輝 「そ、そうか・・・」
まだ酔いが醒めていないみたいね
気分悪くならないのかしら?
流輝 「○○、今助けるからな!」
主人公「何言ってるんですか!もうなんか滅茶苦茶ですよ。それに私よりマスターのお店を助けてください」
流輝 「知らん!いいか、良く聞け!」
人差し指を高々と空に向け上げ、私も達郎も指先を見つめた。
(何を言う気だろう・・・変なこと言わないといいけど)
緊張しながら、流輝さんの言葉を待っていたけれど。
バタンッ!!
主人公「えぇ!?り、流輝さん!!」
なんの前触れもなく、流輝さんの体が後ろに倒れた。
言わんこっちゃない (_ _。)
主人公「誰か、氷持ってきてください!すぐ頭冷やさないと・・!」
流輝 「大、丈夫・・・」
主人公「起き上がらないでください!」
健至 「オレが持って来る。動かすなよ」
ホント、頼りになりますm(_ _ )m
健至 「あー、これは熱中症かな・・・」
主人公「はい」
流輝さんの元に駆け寄り、頭をゆっくりと膝に上に置く。
(やっぱりお酒を飲んだ後に、激しいスポーツをしたから・・・もっと気にかけておけばよかった)
いや、貴女は悪くないよ?
今回は達郎に対抗心を燃やした流輝が子供過ぎたってことじゃない?
達郎 「○○、ここじゃ直射日光があたる。せめて日陰に連れて行こう」
主人公「う、うん、そうだね」
流輝さんの体を日陰に移し、涼しく過ごせるように氷で頭を冷やし、団扇で仰いだ。
結局誓いは私達の不戦勝となり、賞金も手に入れることができた。
私達が休んでいる後ろで、マスターが賞金を手に小躍りしていた・・・。
もうっ!ボスったら!!
ボスにも責任あるんですからね!!
気が付くと辺りは茜色に染まり、人の姿もほとんど消えていた。
流輝 「・・・悪・・・い・・・もう大丈夫だ・・・」
(目もしっかりしてきたみたいだし、うん。酔いも醒めたみたい)
流輝 「少し、寝てた・・・。その・・・色々と迷惑かけたな」
覚えてはいるのね
主人公「ふふっ、珍しく反省してるみたいですね」
流輝 「まぁ・・・。こんなはずじゃなかったんだけどな」
自分の髪をかき上げ、膝の上から見上げてくる視線に、見慣れているはずなのに緊張してしまう。
流輝 「○○があいつに取られたらって思ったら、なんかイライラして・・・」
主人公「私が達郎にですか・・・?」
流輝 「・・・ああ、だから2人きりにしたくなかった」
気恥ずかしそうに、視線を逸らす流輝さんはいつもと少し雰囲気が違った。
すると、流輝さんは膝枕をしたまま、私に手を伸ばしてきた。
流輝 「お前が隣にいないとダメになるみたいだな・・・」
主人公「そ、そうなんですか・・・」
(いつもはオレ様で、こんな風に素直に言ってくれたこともなくて、意地悪ばっかり言うのに・・・今日みたいに必死になってくれるんだ・・・)
意外な流輝さんの態度と言葉に、嬉しさがこみ上げてきた。
集 「いたいた。○○ちゃん、戸越クン帰るみたいだけど、挨拶しなくてもいいの?」
(そっか、パトロールで来てるって言ってたし、長々と居られないよね)
集 「それじゃ、オレ他にやることあるから、じゃーねー」
主人公「ありがとうございます」
(うーん、どうしようかな・・・)
流輝 「・・・はぁ、オレのことは気にすることはないから、礼くらい言ってこい」
主人公「流輝さん・・・」
選択肢
A:達郎に挨拶しに行く
B:流輝と一緒にいる
つづく---