以下ネタバレです
カヤックでカリブ海を巡っていたら、迷子になってしまった私達。
しかも千早さんが体調を崩してしまった・・・。
(しかも霧がすごいし・・・どうしよう)
千早 「○○さん、僕のことは大丈夫だから、引き返そう」
主人公「で、でも・・・体、辛いでしょう?」
千早 「大丈夫。このままでは流されてしまうから、とにかくどこかに」
千早 「・・・あ」
千早さんの視線の先を見ると、おぼろげながら小さな島の輪郭が見えている。
千早 「あそこに上陸しよう」
主人公「はい!」
島に到着すると、さっきの霧がウソのように晴れ出した。
青ざめた千早さんの顔に、強烈な太陽の光が降り注ぐ。
日陰を探して辺りを見回すと、少し離れた場所に洞窟があるのが見え、千早さんと一緒に移動した。
洞窟に移動すると、さっき千早さんをマッサージするときに使ったシートを敷いて、彼を横たえた。
千早さんは苦しそうに身動きをする。
その姿がなんだか色っぽくて、ドキドキしてしまう。
(私ってば、千早さんがしんどいときになに考えてるんだろう)
ホントだよー(。・ε・。) 分からなくもないけど・・・σ(^_^;)
千早 「・・・○○さん?」
主人公「は、はい」
千早 「少し甘えてもいいかな」
千早さんが少し頬を赤らめて言う。
可愛いっ(〃∇〃)
もう、何でも言って!
彼の額に手を当てて、微笑んでみせる。
主人公「どうぞ、甘えてください。あ、でも・・・その前に水を汲んできます。ちょっと待っててくださいね」
千早 「わかった。気をつけてね」
主人公「はい」
この島はとても美しい場所だった。
草木の緑は萌え立つように深く濃く、色とりどりのトロピカルフラワーが鮮やかに咲き誇っている。
なにより印象的なのは、やっぱり海。
メキシコはどこに行っても海がキレイなんだなと実感する。
(とにかく、千早さんが早く良くなるといいな)
近くにあった滝から水を汲むと、ピンクのハイビスカスを摘んで持ち帰った。
戻ると、千早さんは眠っているようだった。
水とハイビスカスを置いて、私も彼の傍らに寝転ぶ。
外は暑いくらいなのだけれど洞窟の中は温度が低い。
千早さんの頬に触れてみると、すこし冷たくなっている。
主人公「・・・寒いかな」
千早 「そうだね、寒いな」
(・・・え!?)
千早さんが目を開けて私の腕を引っ張った。
バランスを崩して、彼の胸の上に倒れ込む。
主人公「千早さん・・・起きてたんですか?」
千早 「いや、さっきまで寝ていたみたいだけれど」
私は千早さんを抱きしめるようにして、温める。
主人公「ちょっとはあったかいですか?」
千早 「ああ。ありがとう」
千早 「・・・ねえ、○○さん。この洞窟はマヤの遺跡なのかも知れないね」
主人公「え?」
千早 「ほら、この洞窟の奥を見てごらん」
促されてみてみると、洞窟の奥には石を積み上げて作られた祭壇のようなものがある。
祭壇やその洞窟の岩には繊細な壁画が施されている。
その時洞窟の入り口が陰り、物音がした。
千早さんは跳ね起きると、俊敏に私を隠す様に前に出る。
頼れる男性なのよね・・・о(ж>▽<)y ☆
やっぱりそんな千早さん、大好きっ!
洞窟に入って来たのは、数人の男性たち。
彼らも私達を見て驚いているようだった。
千早さんは緊張した面持ちで、男性たちと会話を始める。
途中まで英語で話していた千早さんだけれどそのうち言語を変えたようで、何を話しているのか全く聞き取れない。
千早さんは戻ってくると、私に微笑む。
彼らはこの島に住む、先住民族だった。
私は立ち上がって、彼らにお辞儀をする。
すると、彼らはにこやかに笑ってくれた。
千早 「ここはガイドブックにも載っていないマヤの遺跡でね。結婚前のカップルが訪れると、幸せになれるという言い伝えがあるらしい」
千早さんが私の頭をぽんと撫でる。
千早 「ちなみに、祭壇の前でキスをすると・・・ずっと一緒にいられるそうだけれど」
千早 「どうする?」
もちろん・・・(//・_・//)
主人公「千早さんはどうしたいですか?」
千早 「それは、聞くまでもないでしょう?」
千早さんは私を引き寄せると、唇を重ねる。
男性たちが歓声を上げるのが聞こえてから千早さんはようやく唇を離してくれた。
千早 「君の唇は本当に柔らかいね」
主人公「・・・ち、千早さんっ!」
千早 「ふふっ、続きは後でね?」
はいっ (///∇//)
千早 「・・・あ。そうだ、どう戻ればいいか聞いてみようか」
主人公「あ、そうですよね」
千早さんが彼らに戻り方を尋ねると、彼らはバックの中ならスマートフォンを取り出し、地図を検索して見せてくれる。
(えっ!?スマートフォンって、意外と近代的な暮らしをしているの?)
失礼ながら・・・(@ ̄Д ̄@;)
男性 「(今あななたちがいるのがここ。だから、こう戻ればいい。途中、霧が出やすい場所があるから、うちの息子に送らせましょう)」
親切な方でよかった・・・ヾ(@°▽°@)ノ
千早 「(ありがとうございます)」
千早 「○○さん、行こうか」
主人公「あ、ちょっと待ってください」
祭壇に、さっき摘んできたハイビスカスの花を供える。
私はぺこりとお辞儀をして、千早さんの元に戻った。
男性が呼んでくれた息子さんに送ってもらい、私達は無事に元の場所に戻ることが出来た。
千早さんの顔色はずいぶんよくなっている。
主人公「千早さん、顔色戻りましたね」
千早 「そうだね、だいぶよくなったよ。けれど・・・」
千早 「さっき言ったお願いの続きを、してもいいかな」
主人公「え・・・・あ!」
さっき水を汲みに行く前に、千早さんに言われていたことを思い出す。
主人公「どうぞ、なんでも言ってみてください」
千早 「じゃあ・・・」
千早 「膝枕、してもらえないかい」
主人公「・・・膝枕、ですか?」
千早 「ああ。だめかな」
主人公「いいですよ」
砂浜に正座すると、ぽんぽんと膝を叩いて千早さんを促す。
主人公「千早さん、どうぞ?」
千早さんが私の膝の上に頭を乗せる。
髪の毛が膝に当たって、少しくすぐったい。
千早 「・・・ねえ、○○さん」
主人公「なんですか、千早さん」
千早 「いや、言ってみただけだよ」
千早さんがくすくすと笑っている。
なんだか可愛くて、彼の前髪をそっとかき上げる。
主人公「今日はたっぷり甘えてください。いつも甘えさせてもらっているので」
千早 「いつも甘えさせてもらっているのは、僕の方だよ」
千早さんは、私の髪に手を伸ばす。
千早 「君がいるから、毎日楽しくて仕方ない」
主人公「私も、そうですよ」
千早 「・・・そう」
やがて日が沈んで、風が冷たくなってきた。
主人公「そろそろ、行きますか?」
千早 「・・・もう少しだけ」
(珍しいなぁ、千早さんがこんなこと言うの)
主人公「・・・名残惜しいですか?」
千早 「すごく、ね」
なんだか可愛くて、千早さんを抱きしめる。
すると、彼が私の背中に腕を回す。
千早 「・・・○○さん」
主人公「え?」
千早 「体が冷えてしまっているね」
主人公「あ・・・ごめんなさい。冷たかったですか?」
千早 「どうして君が謝るんだい」
千早さんは笑いながら起き上がる。
千早 「すまない。あんまり気持ちよかったから、ついワガママを言ってしまったね」
言って頂ければ、お部屋でもしますよ? (〃∇〃)
主人公「いえ、大丈夫です。むしろ、言ってもらえると嬉しいですし」
千早 「じゃあ、またワガママを言わせてもらおうかな」
主人公「どうぞ」
彼は柔らかい笑顔で、私の頭を撫でる。
千早 「・・・帰ろうか」
主人公「はい」
私達はご飯を食べにメキシコ料理店へ出かけた。
そのお店は楽団が軽快な音楽を奏でている。
主人公「あの人たちが弾いているのは、メキシコの音楽なんでしょうか」
千早 「そうだね。あの人たちのことを、スペイン語ではマリアッチと言うんだそうだよ」
主人公「そうなんだ・・・聴いていると、こっちが楽しくなっちゃいますね」
千早 「ねえ、○○さん。メキシコでは、マリアッチの歌で愛の告白をする伝統があるそうだよ」
じゃあ、千早さんからもマリアッチの歌で愛の告白して欲しいな・・・(〃∇〃)
主人公「なんだか情熱的ですね」
千早 「ふふっ、そうだね」
やがて、テーブルに料理が並べられ、私達はメキシコ料理を頂く。
そして千早さんに勧められて、テキーラを注文。
一緒に飲むと美味しいからと、サングリアも一緒に頼んでくれた。
千早さんはまずサングリアを口に含んで、テキーラを流し込む。
真似をして飲んでみると、テキーラの刺激が消えて、口当たりが滑らかになる。
千早 「どう?」
主人公「こんなに美味しいなんて思いませんでした」
千早 「でしょう」
主人公「テキーラってアルコール度数が高いのに、つい飲みすぎちゃいそうです」
千早 「いいよ、僕がいるから安心して酔えばいい」
じゃあ・・・・・・お願いします(〃∇〃)
主人公「千早さん、お酒強いですもんね」
千早 「そこそこね」
主人公「・・・じゃあ、安心して飲んじゃいます」
千早 「ああ」
美味しい料理に、美味しいお酒。
少しずつ酔いが回って来て、楽しい気分になる。
千早 「○○さん」
主人公「なんですか?」
千早 「今日はありがとう」
主人公「え・・・?」
千早 「君がマッサージしてくれたことも、介抱してくれたことも。・・・・・膝枕してくれたことも、うれしかったよ」
いつでも言ってください。千早さんのために膝、予約入れときます( ´艸`)
主人公「千早さん・・・」
千早 「ああ、海に中でいろいろ楽しませてもらったこともそうだね」
主人公「ちょ・・・っ本当にそれは忘れてください!」
周囲を見てみると、お酒を飲んでいた客たちが、音楽に合わせて踊り出す。
千早さんはおもむろに立ち上がると、私に言った。
千早 「○○さん、踊ろうか」
主人公「踊ると、酔いが回っちゃいそうですけど・・・いいですか?」
千早 「おや、そうだね。君が大変かな」
主人公「でもせっかくだし、踊りましょう?もしもの時は診てくださいね。國府田センセイ?」
千早 「その呼び方、久しぶりだね」
主人公「懐かしいですね」
千早 「踊ろうか、○○さん」
主人公「・・・はい」
立ち上がった瞬間、ちょっと足元がふらつく。
千早さんが微笑みながら私を抱き寄せてくれる。
千早 「もしかして、もう酔いが回ってるのかい?」
主人公「そうかも・・・」
千早さんにリードされながら、リズムに合わせて体を動かす。
酔いが更に回って、足元がふわふわする。
千早 「大丈夫かい?酔っ払いさん」
主人公「はい・・・すごくふわふわしてますけど」
千早 「楽しいくらいの酔い方ならよかった」
千早さんが、こつんと私の額に自分の額を寄せる。
主人公「・・・幸せな、夜ですね」
千早 「ああ。そうだね」
陽気な音楽に乗せて、夜は深まっていく。
千早さんは少し私から体を離すと、優しく私にキスをした。
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千早さん、可愛いっ!о(ж>▽<)y ☆
膝枕くらい、いつでもどうぞっ!!
ホント千早さんのために膝、空けとくから。
今回はホントに疲れてたんですね
船酔いしちゃったくらいだもの
あまり、眠れてなかったのかしら?
もう少し、ゆっくりさせてあげたいわ(〃∇〃)
やっぱり、お酒の強い男性っていいな・・・
私の周り・・・意外とみんな弱いのよね(ノДT)
いつの間にか「もうダメ~!!」ってなかんじ・・・
別に私が相当強いわけじゃないんですよ?
ただ、外で飲む場合、気が張ってるせいか、酔えないの
だって、いろいろ心配なんだもんっ!
私も、たまには安心して酔わされたいわ
この場合、お酒もだけど、
千早さんにも・・・ねっ! ← ってオイ!( ´艸`)
ダメだな・・・千早さんプレイするとニヤニヤが止まらない(^▽^;)
ニコニコならまだ可愛いんだけど、ニヤニヤだもん
他の人が周りにいるときは絶対プレイしちゃ駄目ね(^▽^;)
変わった人だと思われちゃうよ (;´▽`A``