以下ネタばれです。
未来くんとカリフォルニアに行くと決めた私。
遼一 「意外にお前ら長続きしてるよなー、つまんねーの」
主人公「あの、近すぎませんか」
未来くんが遼一さんの肩を叩く。
未来 「遼くん、僕の彼女になにしてるのかなー?」
遼一 「なにって口説いてるに決まってるだろ」
未来 「それはさすがに遼くんでも許さないよ」
遼一 「オレが誰を口説こうがそんなの自由だろ。邪魔すんなよ」
皐月 「こらこら、2人とも。やるなら外でやりなさい」
はいっ!パパ ( ´艸`)
だってー、皐月さんってみんなのパパって感じしない?
ノエル「外ならいいんだ・・・」
千早 「○○さんも大変だね」
主人公「いえいえ、2人ともじゃれてるだけってわかってるので」
未来 「・・・絶対に手出しちゃ駄目だからね!」
遼一 「へいへい」
ノエル「じゃれるにしても、もっと大人になれば良いのに・・・」
ごもっともです(^▽^;)
ノエルさんの言葉に違和感を感じる。
仕事をしているときの未来くんは子供っぽさなんて全く見せない。
彼の仕事に対する姿勢は、妥協がなくて、私なんかまだまだ甘いなと思ってしまう。
(未来くんって、気を許してる人の前でだけ、こんな風に無邪気なところをみせるんだよね)
そうして夏休みに入り・・
私達はカリフォルニアへやって来た。
未来 「着いたねー!」
主人公「うん!この後どうしよっか?」
未来 「○○ちゃんと絶対行きたいって思ってたトコがあるんだ」
主人公「そうなんだ。どこ行くの?」
未来 「それは着いてのお楽しみー」
主人公「ふふっ。わかった、楽しみにしておくね」
未来 「うん、楽しみにしてて!」
空港から未来くんが用意してくれていたリムジンに乗りたどり着いたのは大規模なテーマパーク。
ゲートの向こうには、螺旋状になった大きなスライダーが見える。
ここは、カリフォルニア最大のウォーターパーク。
世界的にも有名なたくさんのスライダーがあるところ。
未来 「夏のカリフォルニアって、ビーチもいいんだけど、前からどうしてもここで遊びたかったんだよね」
主人公「未来くん、テーマパーク好きだもんね」
未来 「うん。大好き!」
(ふふ、無邪気にはしゃいでる。可愛いなぁ、未来くん)
未来 「じゃあ、水着に着替えたらあそこのベンチに集合ね?」
主人公「うん、後でね」
未来 「・・・あ、○○ちゃん」
主人公「なあに?」
未来くんはイタズラっぽく笑って言う。
未来 「せっかくだから、僕が着替えさせてあげよっか?」
主人公「・・・こんなところで私の着替えをひとに見せちゃってもいいの?」
未来 「僕を誰だと思ってるの?僕にしか見えないように着替えさせるよ」
(未来くんなら本当にやりそう・・・)
(しかもすごく目立つことをされそうな気がする・・・)
主人公「ふ、普通に着替えてこようかな」
未来 「そう?残念だなぁ」
主人公「また後でね、未来くん」
未来 「はーい」
未来くんはクスクス笑いながら、私に小さく手を振った。
水着に着替えると、待ち合わせの場所のベンチに向かう。
今日の水着は、風子と一緒に選んで買ってきたもの。
(風子は絶賛してくれたけど、肝心の未来くんはどうかなぁ・・・?)
未来くんはベンチの傍に立って私を待っていた。
未来くんに声をかけると、彼は息をのんで、私をじっと見つめている。
しばらくたっても何も言ってくれないので、だんだん不安になってくる。
主人公「あ、あの・・・未来くん?」
未来 「ちょっ・・・まって」
主人公「・・・え?」
未来 「○○ちゃん、可愛すぎっ!」
主人公「えっ!?」
未来くんが私をぎゅっと抱きしめる。
未来 「○○ちゃんのこと、他の誰にも見せたくなくなっちゃった!」
主人公「あ、あの。それじゃ遊べないよ?」
未来 「だって!こんな可愛い水着着てくるなんて・・・ずるいよ○○ちゃん」
未来くんはしばらく私をぎゅーっと抱きしめたままだったけれど、やがて小さくため息をつく。
未来 「そうだよね。このままじゃ遊べないし・・・今回は諦めるよ」
未来くんはもう一度私を見る。
未来 「次からは事前に水着チェックしよっと。あんまり可愛かったら、その水着は着ちゃダメだよ」
主人公「もう」
(でも未来くんこそ、本当・・・キレイな体してるなぁ)
未来くんをじっと見つめていると、彼がふっと微笑む。
未来 「○○ちゃんも、僕を見てちょっとはドキドキする?」
主人公「ドキドキするよ」
未来 「・・・ホント?」
未来くんが私の体を抱き寄せる。
彼の胸に耳を寄せると、心臓の音が聞こえる。
未来 「それじゃ、もっとドキドキさせちゃおっかな」
主人公「もう充分、ドキドキさせてもらってるよ?」
未来 「まだまだ!○○ちゃんをしっかり捕まえておきたいもん」
そう言いながら、未来くんは私の頬にキスをした。
世界最大級の長さと銘打つウォータースライダー。
私はそのスライダーの入り口に立っている。
怖くて足が小刻みに震えている。
未来くんが気遣う様に声をかけてくれる。
未来 「○○ちゃん、大丈夫?怖い?」
主人公「ちょ、ちょっと怖いかも・・・」
そのとき、スライダーのスタッフが声をかけてきた。
未来くんが英語で対応してくれていたのだけれど、突然ムッとしたような顔になる。
主人公「どうしたの?」
未来 「この人、僕と○○ちゃんのこと姉弟だって思ってるみたい」
主人公「えっ」
未来 「怖かったらお姉さんにしっかりつかまっててね、だって」
(アメリカの人たちから見たら、日本人って若く見えるっていうもんね)
(未来くんもショックみたいだけど・・・私もすごく複雑な気分なんですけど)
そのとき、未来くんが軽く私の唇にキスをしてきた。
急な展開についていけず、びっくりして目を見開く。
未来 「(僕達、姉弟じゃなくて恋人同士だから!)」
スタッフ「(そうだったのね!ゴメン間違っちゃって!カリフォルニアの太陽よりアツアツねっ!)」
スタッフがノリノリで、私にグッと親指を立ててみせる。
簡単な英語だったので、さすがに私も聞き取れた。
未来 「あ、○○ちゃん。女性は水着が脱げちゃうこともあるから気をつけてって」
主人公「えっ」
それは困るわヽ(*'0'*)ツ
いろんな意味で・・・
未来 「大丈夫!○○ちゃんの水着は僕が守るからね」
主人公「いや、あの・・・水着も心配だけどそれより・・・」
未来 「さあ、いってみよー!」
主人公「うっ」
未来 「○○ちゃん・・・」
未来くんが私を背中から抱きしめる。
未来 「僕と一緒にすべるんだから大丈夫。ね?」
そう言って優しく背中を撫でてくれる。
さっきまですごく怖かったのに、少しずつ心が落ち着きを取り戻していく。
未来 「ちょっと落ち着いた?」
主人公「うん・・・落ち着いた」
未来くんは私から少し離れて、無邪気に笑う。
未来 「○○ちゃん、一緒に滑ろう。絶対楽しいよ!」
その言葉が可愛くて、私は彼の笑顔につられて笑う。
主人公&私「・・・うん!」
未来くんに背中から抱きしめられて、そのままスライダーを滑り降りた。
凄いスピードが出ていて、いつもなら怖いはずなのに。
未来くんと一緒に滑っていると、怖いことなんて一つもなくて・・・
2人で思いっきり笑って、はしゃぎながら遊んだ。
ウォータースライダーで遊んだあと、私達はカリフォルニア料理のお店にやって来た。
あえて、カリフォルニアロールを頼んでみる。
頼んで5分ほどたってカリフォルニアロールの盛り合わせが出てきた。
主人公「未来くん、ワサビがきいてて美味しいね」
(((゜д゜;))) 苦手ですーっ!!
未来くんを見ると、彼は何とも言えない表情でじっとしている。
主人公「み、未来くん?どうしたの」
未来 「なんでもない・・・」
(どう見てもなにかあった顔してるけど・・・もしかして、ワサビ苦手なのかな)
主人公「水、飲む?」
未来 「う、うん・・・」
未来くんは水をごくごく音を立てて飲む。
未来 「・・・っ」
主人公「どうしたの、未来くん。大丈夫?」
未来 「ちょっとワサビが・・・大きい塊が入ってて。ゴホッ。なんだかロシアンルーレットに負けた気分。くやしい」
主人公「未来くんってば、涙目になってるよ」
未来 「うん。ちょっと本気で舌が痛い・・・」
未来くんは鼻をグズグズさせながら言った。
未来 「こんなかっこ悪いとこ見せちゃって恥ずかしいな・・・ワサビで涙目になるなんて、子供っぽいって思った?」
主人公「ううん、そんなこと思わないよ。むしろ未来くんのそう言う表情あまり見た事ないから新鮮かも」
未来 「・・・もう、○○ちゃんって意地悪だよね・・・」
ご飯を終えてから、私達はサーカスを観に出かけた。
未来 「やっぱりカワイイ。○○ちゃんってそういう服も似合うね」
私は未来くんが見立ててくれた服を着ている。
シンプルだけどデザインが可愛いノースリーブのドレスとパールのロングネックレス。
主人公「いつもありがと、未来くん」
未来 「○○ちゃんを可愛くするのは僕の使命ですから」
嬉しいっ!もっと可愛くしてー!!о(ж>▽<)y ☆
未来 「今日はね、『シルク・ドゥ・ルナ』のショーなんだよ。楽しみだね~」
そのサーカスの名前を聞いて『シンデレラ』の記事で取り上げたことを思い出す。
主人公「未来くん、このチケット、なかなか手に入らないって・・・」
未来 「○○ちゃんと一緒に観たかったから、ちょっと手を回したの」
主人公「そうだったんだ。未来くん、本当にありがとね」
未来くんに連れてきてもらったのは、会場のVIP席。
周囲を見回せば、ハリウッドの大物俳優から、超有名企業のCEOなど・・・。
世界的に有名な人たちの顔が見える。
主人公「未来くん、この席すごいね・・・」
未来 「各界のエンターテイナーたちが楽しみにしてるショーだから」
さらりと言うけれど、周囲に座っている人たちが豪華すぎてちょっとクラクラしてしまう。
やがて舞台が明るくなり、生演奏が流れ始める。
観客から拍手がわき起こり、私もつられて拍手する。
(どんなショーなんだろう・・・楽しみ!)
つづく---