以下ネタバレです





お父さんにあった後、警護シフトの確認をするためにSPルームを訪れた。

部屋の中では真壁さんを囲む形でみんなが話をしている。

(お仕事の相談とかかな・・・)

主人公「あの・・・」

海司 「お、○○」

主人公「今、忙しいですか?それなら、すぐに帰りますから・・・・」

昴  「気にするなよ。真壁が出会いがねぇって騒いでるだけだから」

主人公「出会い・・・ですか?」

憲太 「わあぁ!昴さん、○○さんにそんなこと言わないでくださいよーっ」

昴  「本当のことだろうが」

そら 「憲太が独り身が寂しいって言うからだろー?」

憲太 「そらさんが、彼女の一人くらいいたほうがいいって言いだしたんじゃないですかー」

主人公「あ、だからチャンスとかって話に・・・」

そら 「出会いがないなら、合コンでも行ってみろよ」

憲太 「ご、合コンですか!?」

瑞貴 「まあ、たしかに出会うなら、手っ取り早い方法ではありますね」

海司 「ダメダメ。コイツ、合コンとか苦手なんだよ。恥ずかしがっちゃって、全然話しねーの」

主人公「それを知ってるってことは、海司は真壁さんと一緒に合コンに参加したことがあるんだ?」

海司 「オ・・・オレの場合は、面子が足りねぇから来てくれって言われたから、仕方なく行ったんだよ!」

昴  「そら、おまえ、合コンの達人だろ?真壁に女心つかむコツ教えてやれよ」

主人公「え、そうなんですか?」

そらさんを見ると、そらさんは大きく手を振っている。

そら 「ちょ、ちょっと、おかしな言い方しないでくださいよー。ほら、オレって顔が広くて・・・」

瑞貴 「女の子が大好きだから、合コンもベテランなんですよね」

そら 「そうなんだよー。って!違う!幹事を頼まれることが多いって言いたかったの!」

海司 「そういや、○○も合コンとかよくあるんじゃないのか?大学生っていったら、一番多いだろ?」

主人公「うん・・・言ってる人は結構いるけど、ウチの演劇部はそういうのとは縁遠いかな」

昴  「あー、おまえのとこの部長は演劇一筋って感じだもんな」

そら 「○○ちゃんが合コンに行くなんて、ダメだよー。そんなことになったら、オレついてく!」

瑞貴 「僕も○○さんが酔い潰れたりしないように、周りのお酒を強いのにすり替えに行きますね」

海司 「過保護だなぁ、瑞貴もそらさんも・・・」

昴  「○○が大学生になったってわかった時、合コンに誘われるんじゃ・・・止めないと!って騒いでたのは誰だ?」

主人公「え?何の話ですか?」

そら 「あー、それ海司が○○ちゃんと再会したばっかりの時の話だ」

瑞貴 「悪い虫が付くって大騒ぎしてた海司さんの方がよっぽど過保護ですよ」

主人公「海司・・・本当なの?」

海司 「そ、そんな昔のこと覚えてねーよ!それより、真壁の話だろ!」

海司が赤くなって真壁さんの肩を叩いたとき、SPルームのドアが開いた。

桂木 「相変わらず騒がしいな。ドアの前まで話し声が聞こえてるぞ」

石神 「さすがお祭りチームですね」

後藤 「いっそのこと、お祭り課に変えたらどうだ?」

昴  「お前のところを石頭課に変えたら考えてやってもいいぜ」

後藤 「フン・・・」

黒澤 「うわぁ・・・本当に警備部の一柳警部補と後藤さんって犬猿の仲なんですね!」

睨みあう二人に明るい声が割って入った。

(あれ・・・あの人、初めて見る人だ・・・)

石神 「ああ、○○さんにはご紹介がまだでしたね。この男は公安の新人で・・・」

黒澤 「黒澤 透といいまーす。公安に新しい風を吹かせるためにやってきた期待の新人です!」

後藤 「自分で言うな」

黒澤 「いたっ」

ぽこっと後藤さん意頭を叩かれている黒澤さんは、公安には珍しいタイプの人に見えた。

後藤 「性格はこんな調子だが、腕の方は確かだ。宜しく頼む」

主人公「はい、よろしくお願いします」

黒澤 「はい!」

桂木 「それはそうと、真壁がいるなんて珍しいな。どうしたんだ?」

憲太 「あ、はい!そらさんが僕に合コンのコツを教えて下さるって話で・・・」

石神 「・・・合コン?」

そら 「バカ憲太っ!そーいうことは正直に言わなくていいんだよ!」

憲太 「す、すみませんっ」

石神 「まったく・・・くだらない。桂木さん、指導が甘いんじゃないですか?」

桂木 「これでも厳しくしてるつもりなんだが・・・」

昴  「まぁ、おまえらは合コンなんて行ったことなさそうだもんな」

後藤 「当たり前だ。こっちは、そんな暇はない」

黒澤 「あ、オレ、先週行きましたけど・・・」

石神 「何だと・・・?」

後藤 「おい、オレが言ってる傍から・・・」

黒澤 「だって、可愛い白衣の天使からのお誘いだったし・・・でも大丈夫ですよ。職業はバラしてません!」

そら 「てか、あの合コン、セッティングしたのお前だったのか!」

黒澤 「はい!広末巡査部長もいらっしゃるかと思ったのに、残念でした!」

そら 「わわわ・・・!バカ、黒澤!」

桂木 「そら、その楽しい話はあとでゆっくり聞かせてもらおうか?」

そら 「あ、い、いや・・・プライベートの息抜きなんだから、いいじゃないっすかー」

黒澤 「そうそう、息抜きですって。本部は堅苦しい男性ばっかで、どんより空気なんですから!ですよね、○○さん」

主人公「え!えっと・・・確かに息抜きは必要かと思いますけど・・・」

(でも合コンって息抜きになるのかな・・・?)

石神 「黒澤、○○さんをお前のバカに巻き込むな」

後藤 「お前は公安としての再教育が必要だな」

黒澤 「そ、そんなことないですよー」

憲太 「なんか・・・僕のせいで大騒ぎになっちゃって、すみません・・・」

海司 「真壁だけのせいじゃないような気がするけどな」

昴  「ま、今度からそういう相談は別の場所でするんだな」

瑞貴 「出来れば官邸以外の方がいいよ」

憲太 「はい・・・。○○さんも、折角来て頂いたのに、すみませんでした」

主人公「いえ、大丈夫ですよ」

その後、そらさんのお説教を終わらせた桂木さんとシフトの確認をした。


翌日、午後の講義を終えて、私はみどりと演劇部の部室に来ていた。

主人公「コンクールが終わったばっかりだけど・・・そろそろ次の劇が決まる頃かな?」

みどり「小杉部長がたくさんの本読みあさってたからね~。何をやるか楽しみだね」

小杉 「皆さん、お疲れ様!さっそく報告があるの。集まってちょうだい!」

小杉部長の招集に、みんなが部室の中央にある長机に集まる。

みどり「つぎの演目が決まったんですか?」

小杉 「ええ、まあ、ほぼ決まったわ!けれど、今日集まって貰ったのは別の話なの!」

主人公「別の話・・・ですか?」

小杉 「ええ。次の劇のために他校に取材を申し入れたの。そうしたら、親睦会のお誘いがあったのよ」

みどり「親睦会・・・?」

小杉 「他校の学生たちと出会い、交流してそれを芸の肥やしにしてちょうだい!」

みどり「部長!親睦会には男子学生も女子学生もいるんですよね?」

小杉 「ええ、もちろん」

みどり「つまり、合コンってことですか!?」

小林 「ご、合コン・・・ついにウチの部でも、そんな話が出るなんて・・・!」

一気に部室が活気づいた。

主人公「部長、合コンってことでいいんですか?」

小杉 「他校の学生と触れ合って、感性を高めてくれるなら名目にはこだわらないわ!」

みどり「合コンなら、自然に感性高まっちゃうよね!はあ、そーいうオシャレするの久しぶり・・・」

主人公「う、うん・・・」

小杉 「学校にはそれぞれの文化がある・・・異文化との交流は演技の幅を広げるはずよ!みんな必ず参加する事!」

部員全員「はい!」

こうして、合コンのような親睦会のような・・・イベントが決まってしまった。

帰り道、みどりは親睦会に来ていく服をさっそく悩み始めていた。

みどり「合コン楽しみだね~。すっごく久しぶりじゃない?」

主人公「うん・・・でも、合コンじゃなくて親睦会だよ?」

みどり「部長も名目にはこだわらないって言ってたし、出会いがあるんだから、合コンと同じだよ!」

主人公「そうかなぁ・・・」

みどり「あ、そっか・・・。○○は彼のことがあるから、気になっちゃうんだ?」

主人公「う、うん・・・。親睦会なら問題ないと思うけど・・・合コンって言うと・・・ちょっと・・・」

(この間SPルームで合コンの話が出たばっかりだし・・・)

みどり「そっかあ。でも、大丈夫のような気もするけど・・・」

主人公「どうして?」

みどり「だって、SPの皆さんより素敵な男の人なんて、そうそういないだろうし・・・」

主人公「うん・・・」

みどり「きっと大学生なんて全然気にしないよ!」

(そうだといいんだけど・・・。でもやっぱり気が引けるな)

小杉 「みどりちゃんの言う通りよ。○○ちゃんの周りには、昴王子、海司バトラーに女装マニア、アイドル藤咲にケビン・・・最強のキャラクターが揃っているじゃない!」

主人公「は、はい」

(・・・いつの間にか、SPのみんなに愛称を付けられちゃったな)

小杉 「○○ちゃんは彼らから刺激を受けていると思うけど・・・たまには違った人と交流するのも大切だよ」

主人公「はい。そうですよね・・・」

(たしかに・・・他の学校の人と交流するのも、時には大切だよね・・・)

みどり「それで部長、親睦会って、どんな人たちが来るんですか?」

小杉 「それは行ってのお楽しみよ!けど、場所や二様はこちらで希望を出してほしいって言われてるの」

みどり「そうんですか?わー、それじゃあ、どうしようか?○○」

主人公「何をするかってこと・・・?やっぱり、ゆっくり話が出来るところが良いですよね?」

小杉 「遊園地とかボーリングで普通に遊ぶのもありよ。スポーツは短時間で深い交流が出来るわね」

みどり「遊園地とかいいなぁ。みんなでワイワイしながら、お化け屋敷や観覧車でいい雰囲気にもなれるし」

主人公「でも、たくさんの人と話をするなら、もっとオープンなところがいいんじゃない?」

みどり「そっかー。一人に候補が絞れるとは限らないし。アウトドアもいいかもしれないね」

主人公「小杉部長はどんなところを候補に考えてるんですか?」

小杉 「場所や内容はあなたたち若い方に任せるわ!」

主人公「若いって・・・部長だって、歳ほとんど変わらないのに・・・」

小杉 「今の私の情熱は全て、演劇の方に傾いてるの!申し訳ないけれど、今の私には若者が好きそうな場所は思いつきそうにないわ」

主人公「す・・・すごいですね。さすが部長」

みどり「ね、それじゃあ、○○どうする?」

主人公「ん?」

みどり「合コンっていうか、親睦会。どこで何をしてみたい?」

主人公「えーと・・・どうしよう・・・?」




  A:話題のカフェ (昴)

  B:自然公園   (海司)

  C:遊園地    (そら)

  D:ボーリング  (瑞貴)

  E:バーベキュー(桂木)




つづく---