以下ネタバレです





仕事中、仕事終わりに片山さんに話があると告げる。

良樹 「それって、もしかして昨日の話の続きですか?」

主人公「・・・そうです」

良樹 「まだ、断るのはダメですよ。フェアじゃないですからね。断るなら、僕のことをちゃんと知ってから断ってください」

  じゃあ、告るならもっと私の事知ってからにしてください!!(-""-;)

  って、言いたくなりませんか?

主人公「あ、あの。でも・・・」

良樹 「じゃあ、仕事にもどりますね」

そう言って、片山さんは自分の席に戻ってしまった。

仕事でこれからも関わる以上、あまり邪険にすることもできない。

(困ったな、どうしよう・・・)


ぼんやりしていると、千早さんが私の顔を覗きこんできた。

千早 「○○さん、ご飯が冷めてしまうよ?」

主人公「・・・・あ、ごめんなさい」

ひじきの煮物を一口食べて、私は千早さんに微笑んだ。

主人公「ホント、美味しいです」

千早 「そう?」

千早さんは心配そうな表情で私を見つめている。

(心配かけちゃダメだよね・・・)

私は笑顔を作って、千早さんに話しかける。

主人公「千早さん、今日はどんな日でしたか?」

千早 「そうだね、今日は・・・」

ご飯を食べ終わると、千早さんが紅茶を淹れてくれた。

千早さんは私の隣に座ると、何気ない口調で言った。

千早 「○○さん」

主人公「はい?」

千早 「それで、君は何を悩んでいるの」

(ああ・・・ごまかせたかなと思っていたのに)

千早 「僕の前で隠し事はダメだよ。言ってごらん?」

私は片山さんとのことを正直に千早さんに話した。

千早 「それにしても・・・僕が聞かなかったら、君は言わなかったのかな」

主人公「い、いえ。自分でなんとかできるかなって思っていたんですけど」

千早 「自分で・・・ね」

千早さんはそうとだけ言って立ち上がると、春香ちゃんの背中に触れる。

いつもより千早さん態度が素っ気ないような気がする。

千早 「春香ちゃん、そろそろ寝る時間だね」

春香 「・・・はぁい」

千早さんはベッドルームに春香ちゃんを連れて行く。

(千早さん怒っちゃったかな)

千早さんは戻ってくると、私の背後に立った。

彼は、何も言わない。

(やっぱり、怒ってるかも・・・)

主人公「千早さん、あの・・・」

ごめんなさいと言おうとして、顔を千早さんの方に向けさせられる。

彼は唇を奪うようにして、自分の唇を重ねる。

(・・・・・・・・・・っ)

苦しいくらい性急なキス。

息をうまく継げなくて彼から離れようとしたけれど、さらに強く抱きしめられてしまう。

主人公「・・・やっ、・・・くるし」

千早さんは私から唇を離して、荒く息を吐く。

千早 「・・・怒っているよ」

思わず、息をのむ。

千早さんがこんな風に怒っているのを見るのは、付き合って以来はじめてのことだった。

千早 「僕は君を守りたい。けれど、言ってくれなければ君のことを守れないでしょう」

主人公「あ、あの・・・・ごめんなさい」

千早さんは困ったような表情になって、私の額に自分の額を当てる。

千早 「どうしたらいいんだろうね」

主人公「え・・・」

千早 「君は問題が起こると自分で全て抱えようとする。君のいいところでもあるえれど、僕は時々悲しくなる」

千早さんは少しだけ、笑みをこぼし、再び私に激しくキスをした。


明日は、とうとう春香ちゃんが帰る日。

千早さんからはあの日から。連絡がなかった。

こんなに彼と話をしなかったのは、付き合って以来初めてのことだった。

(千早さんのこと、本気で怒らせちゃったんだ・・・)

編集長に出した企画書も全然ダメだと突き返されてしまった。

恋愛で仕事に身が入らないなんて、最低だ。

  この考えかた好きです!!

そう思うのに、心がついてこない。

油断すると、心がバラバラになってしまいそうになる。

  でも、この気持ちもわかる・・・ だから辛いところなんだよね

(どうしよう。もし、千早さんが私のこと嫌いになっちゃってたら・・・)

良樹 「△△さん」

顔をあげると、片山さんが一瞬ハッとしたような顔をする。

良樹 「・・・心配させる人ですね」

主人公「え?」

良樹 「どうして涙ぐんでるんですか」

苦笑している片山さんに、私は笑ってごまかす。

主人公「ただのアレルギーですから。気にしないでください」

良樹 「そうですか?」

主人公「私、今日は帰ります。お先に失礼しますね」

逃げるようにして、編集部を出ていった。


会社を出てから携帯を確認するが、千早さんから連絡もない。

呆れられてしまったのかと思っていると、背後からやって来た片山さんに声をかけられた。

ここ数日私の元気がないのは國府田センセイのせいなんだろうと・・・

主人公「気のせいじゃないですか?私は元気ですよ」

良樹 「そうは思えないですね」

主人公「片山さん、・・・あまり困らせないでください。失礼します」

その時、片山さんが私の体を引き寄せる。

(・・・っ!)

主人公「・・・離してください」

良樹 「離したら逃げるでしょう?」

片山さんから離れようともがく。

片山さんは私の顎を掴んで自分の方に向かせる。

良樹 「オレを見て」

(ダメだ、このままじゃ流されちゃう)

主人公「私は、あなたのことを仕事仲間としか思っていません」

良樹 「それは今の話ですよね?オレはあなたの今の気持ちはどうだっていい」

(千早さん・・・!)

???「全く、君はどうしてそんなことになってるの。もう目も離せられないね」

(えっ・・・)

背後から、聞き慣れた声がする。

柔らかい低音。艶のある、優しい声。

来てくれたことも、私を気にかけてくれていたこともうれしくて。

こんな事態なのに、うれし泣きしそうになる。

良樹 「國府田センセイ、ですか。こんなタイミングでご登場なんて、悪趣味ですよ」

千早 「君こそ、嫌がっている女性に無理強いするなんて、外道だね」

良樹 「外道ですか。悪くないな。あなたとのお相手は後でゆっくりさせていただきますよ。今は見ての通り取り込み中ですから、クレームは後にしてもらえますか」

千早 「そんなふうに言われて、僕が彼女を手放すとでも?」

千早 「それで、○○さん?」

主人公「・・・は、はいっ!」

千早 「僕になにか言うことは?」

千早さんはこんな状況なのに、にこにこ笑いながら言う。

自分の彼女が他の男に迫られて、どうしてこんな、にこにこ笑っていられるんだろう。

・・・なんだか、だんだん腹が立ってきた。

主人公「もう・・・っ。どうして、千早さんはこんなときに余裕見せちゃえるんですか!?」

千早 「君こそ、どうしてこんな状態になるまで僕を頼ってこないの」

主人公「だ、だって。嫌われちゃったのかと思って」

良樹 「あのー、オレがいるのにそういうのやめてもらえません?」

主人公「黙っていて下さい!」

千早 「僕が君を嫌いになるなんて、絶対にないよ?」

主人公「だって、そんなのわからないじゃないですか。千早さんの気持ち、付き合って半年も経つのに・・・時々わかんなかったりするし」

千早 「・・・君はわかってない。僕は、君がいなかったら今みたいに心から笑うなんてことできなかった。きっとこんなふうに本気で人を好きになるなんてこともね」

千早さんと付き合うまでのことを思い返す。

あのころは、こんな風に一緒に居られるようになるなんて思わなかった。

千早さんは私をまっすぐに見つめている。

私は頑固だし、素直じゃないし、なかなか千早さんを頼れないし、今日だって仕事、失敗しちゃったし・・・。

こんな欠点だらけなのに、それでも千早さんはここに来てくれた。

主人公「・・・千早さん、助けて」

千早さんは一瞬目を見開いて、それから溶けてしまいそうな笑顔で言った。

千早 「いい子だ」

  (///∇//)

千早 「片山さん、彼女を離す気はありませんか」

良樹 「いえ。というより、今オレはアンタがすごい邪魔なんですけどね」

  いや、マジでキミが邪魔なんだけど?

千早さんはすっと動いて、片山さんの手首を掴む。

片山さんが顔をゆがめ、私を抱きしめていた力が弱まる。

千早 「○○さん、おいで」

私は片山さんの腕を振りほどくと、千早さんの背中に隠れる。

千早さんは笑顔のままで、片山さんに言う。

千早 「では、彼女は連れて帰りますので」

良樹 「オレはこんなことで諦めませんよ?」

千早さんはひとつため息をついてから、私の唇を奪う。

身動きをとろうにも、深くとろけるようなキスに力が抜けてしまう。

彼はふっと力を抜いて、私から唇を離す。

千早 「諦めなければいい。どちらにしても、僕らはなにも変わらないから」

  きゃー!! о(ж>▽<)y ☆ 

  かっこいい・・・ (〃∇〃)

千早 「行こうか、○○さん」

千早さんは私の背中をおす。

片山さんをちらりと見ると、彼は私達を睨みつけていた。

主人公「大丈夫でしょうか。片山さんがあれくらいのことで引くとは思えないんですけど・・・」

千早 「そうだな。・・・どうしようか」

千早 「とりあえず、この件は僕にまかせて。おそらく、彼の狙いは僕に変わっただろうから」

主人公「え?」

千早 「彼はプライドが高そうだからね。君を振り向かせるより、僕を叩く方が面白そうだって思っていると思うよ」

主人公「そうだとしたら、もっとマズイじゃないですか!」

千早 「そんなことより・・・○○さん、練習は出来たかい?」

主人公「え」

千早 「僕に頼る練習」

主人公「・・・えっ」

千早 「さて、帰ろうか」

主人公「もう・・っ、千早さん意地悪です!」

主人公「意地悪しているつもりはないんだけれどね。嫌いになるかい?」

主人公「こんなことで嫌いになるなら、とっくになってます」

千早 「それはホメ言葉かな?」

千早さんは私の手を持ち上げると、自分の唇に寄せてキスをした。


数日ぶりに千早さんの家に行くと、春香ちゃんが私と目を合わせようとしてくれない。

主人公「春香ちゃん、どうしたの?」

春香 「・・・なによ。ひさしぶりじゃない」

主人公「そうだね。私に会えなくて、寂しかった?」

春香 「ちっ、違うよ!なにソレ、どうなったらそうなるワケ!?」

春香ちゃんの頭をなでると、彼女が噛みつくように言った。

春香 「ちょっ、気安く触んないでよねっ!」

主人公「よしよし、よしよし」

春香 「やめてよバカッ!」

トゥルルル・・・

リビングの電話が鳴った。千早さんが対応すると、春香ちゃんのお母さんからだった。

そして電話を春香ちゃんかわる。

しばらくしたあと、春香ちゃんは怒ったような表情になって大声を出す。

春香 「イヤ。春香、絶対に帰らない!」

ガチャンと音を立てて、春香ちゃんは受話器を置く。

そのただならぬ剣幕に、千早さんと私は春香ちゃんに釘付けになっていた。

(春香ちゃん・・・?)






選択肢

・正直に言う

・何も言えない



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ぎゃー!!片山、すっごい邪魔!! ヾ(。`Д´。)ノ

でもそのおかげで千早さんのステキなところがまたまた見られたからなー( ´艸`)

でもでも、やっぱり邪魔なんだけどね