以下ネタバレです
ブーケが無くなったことに少しショックを受けている私。
健至 「そんなに落ち込むもんか?」
主人公「ちょっとガッカリ。すごく綺麗だったし・・・それに、結婚式でブーケ貰えたの初めてだったから」
健至 「ふーん、女の子ってそんなにブーケが大事なんだな・・・つーか、花だったらオレがいくらでも買ってやるのに」
ほんと? 嬉しい о(ж>▽<)y ☆
主人公「健至・・・でも、健至の気持ちは嬉しいけど、今回は『花嫁のブーケ』っていうトコが重要なの。だから絶対に取りかえさなくちゃ」
健至 「そういうもんなのか。女の子って不思議だな」
主人公「うん、やっぱり昔からの憧れだし、犯人見つけたらただじゃおかないんだから。ね、健至?」
健至 「え? ああ・・・まぁ、な」
主人公「もしかして、あんまり乗り気じゃない?」
健至 「いやっ、そんなことねーけど?オレだって許せねーよ。○○のそんな大事なものを盗むなんて」
主人公「そっか・・・ちなみに。健至はブーケがどこにあるかなんて知らないよね?」
健至 「知らない」
主人公「そうだよね・・・」
とりあえず、二人で床に転がった花瓶辺りを調べてみる。
特に怪しい点は見つからない。
プルルルルッ
健至に女将さんから電話。
きくふじで大規模な披露宴が行われるのだが、従業員が足りない。
助っ人で、健至と私の二人に手伝って欲しいとの要請。
ブーケのことは後で考えるとして、困っている女将さんを放ってはおけなくて二人できくふじのお手伝いに向かた。
私は着物に着替えて、配膳と招待客の案内をする。
いよいよ式が始まった。
新郎新婦の姿を見て、和式の披露宴も素敵だなと思う。
こうして、披露宴は進んでいき、お座敷では特に手伝うこともなくなった。
女将さんから休憩していても良いと言われたが、何か手伝うことはないかと厨房へ向かった。
厨房では健至と源さんがいた。
目の前には豪華な懐石料理と大きなおまんじゅうがある。
大きなおまんじゅうは蓬莱饅頭といって、和式の結婚式にはおなじみの饅頭だと教えてくれる。
従兄弟は和式だったけど、ウェディングケーキが出てきたなぁ・・・
源さん「それはそうと・・・坊ちゃんたちは、まだ結婚はしないのですかい?」
主人公「えっ!?」
源さん「坊ちゃんたちの結婚式の料理は、オレに任せてくださいね!」
主人公「そんな、まだ気が早・・・」
健至 「だな!今から予約しとかないとな」
主人公「健至!」
源さん「坊ちゃんたちのためなら、腕によりをかけさせて頂きますよ!○○ちゃん、楽しみにしててね。超特大の蓬莱饅頭を作ってあげるから」
主人公「はは・・・ありがとう、源さん」
源さんに何か手伝うことはないかと聞いてみるが厨房も一段落したところで手伝うことはない。
健至に誘われて、少しだけ二人で健至の部屋いく。
健至 「一緒にコレ、食わね?」
主人公「あ、さっきの蓬莱饅頭。どうして?」
健至 「○○、和菓子好きだろ?余ったのを一つ貰っといたんだ」
ごめん・・私、饅頭苦手なの σ(^_^;) だから、健至一人で食べていいよ
主人公「嬉しい。ありがとう!」
健至 「あ、待って」
健至 「まずは二つに割ってみて?」
言われた通りに二つに割る。すると・・・
主人公「あっ・・・」
健至 「蓬莱饅頭っていうのは、半分に切ると中にいろとりどりの小さな饅頭が入ってるんだ。これには子孫繁栄の意味があるんだってさ」
主人公「へぇ・・・だから結婚式で出されるんだ。健至、詳しいね」
健至 「源さんの受け売りだけどな」
二人で蓬莱饅頭を頬張る。さすが源さんが作っただけあって美味しい。
健至 「○○・・・」
健至 「結婚したら、いっぱい子供つくろうな?」
主人公「健至・・・」
結婚の事、かなり考えてくれていて、すごく嬉しい。
主人公「うん・・・私、頑張るね」
健至 「ああ。オレも頑張らなきゃな」
主人公「ふふっ、なんか変な会話」
健至 「・・・だな」
主人公「・・・ん」
私達は、軽くキスをする。
健至 「○○・・・」
主人公「あ、ちょっ・・・」
健至の手が私の着物の懐へと潜り込んできた。
主人公「健至・・・さすがにマズい、かもっ・・・!」
健至 「あっ・・・」
慌てて手を離す。
健至 「だよね・・・やべ、ごめん・・・」
主人公「ううん・・・」
子供の話をしたからか、意識してしまう。
健至 「・・・でもさ。今日のことで余計に○○と結婚したくなった。もし結婚したら・・・いつでも好きな時に好きなだけ○○に触れられるもんな」
あーでも、きくふじだと、無理かも( ´艸`)
最初は女将さんとは別居じゃないと・・・( ´艸`)
(健至・・・)
主人公「・・・うん。私も、そう思う」
健至 「ホント?やった」
(健至は結婚したら・・・きっと、すごく素敵なお父さんになるんだろうな)
すんなりと想像できたその未来に、自然と笑みがこぼれた。
主人公「・・・あれ、なんか騒がしくない?」
健至 「ホントだ。下の座敷から聞こえるな」
主人公「披露宴会場から?」
健至 「気になるな・・・ちょっと行ってみるか」
主人公「うん」
二人で、廊下へと降りていく。
健至 「・・・様子が変だ。やっぱり、なにかあったんだ!」
主人公「もしかして・・・事件とか?」
女将 「きゃあ!!」
(えっ!?)
主人公「今の悲鳴!女将さんになにかあったのかも!」
健至 「っ・・・!行くぞ!!」
座敷へ行くと、女将さんが腰を抜かして座り込んでいた。
披露宴用のブーケが無くなってしまったらしい。
主人公「あっ。もしかしたら。私のブーケを盗んだ犯人と同じかも!」
健至 「いや、それは絶対に違う!」
主人公「えっ?」
健至 「あっ・・・・」
主人公「えっと・・・なんで断言できるの?」
健至 「いや、それは・・・えっと・・・カン?」
主人公「カンって・・・」
女将 「やだ、この子のカンなんて小さい頃から当たった試がないのよ。○○ちゃん、あんまり気にしないで」
主人公「はぁ・・・」
(やっぱり、健至ってば何かごまかしてるなぁ・・・)
女将 「さ!うかうかしてられないわ。早くブーケを探さないと」
主人公「あ、私も手伝います」
女将 「そう?助かるわ。お願いね」
主人公「黒狐ときくふじでブーケ盗難事件か・・・」
健至 「・・・」
主人公「行こう、健至。絶対にブーケ、見つけるよ!」
健至 「お、おう。なんかやる気だな」
(女の子の夢を壊すなんて・・・絶対に犯人を見つけなきゃ!)
つづく---