以下ネタバレです





教団本部から黒狐に戻ると軽い食事をとりながら、蛭川さんに持ち帰ったデータの解析をお願いして終わるのを待った。

データーは目的の物だったらしく・・・・

蛭川さんが、パソコンの画面を見せた。

流輝 「ん、これは・・・」

流輝 「この前図書館から借りてきた本に書いてあった化学式の応用だな」

主人公&私「あれは、借りていたって言うより盗んだんじゃ・・・

流輝 「細かいことは気にするな」

宙  「で、結局、何のためのものだったの?」

拓斗 「石を溶かす液体を作るための化学式」

健至 「石?」

拓斗 「ああ、花崗岩か、なんか・・・」

健至&私「花崗岩って・・・

集  「御影石って言った方が馴染みがあるかもな」

宙  「お墓とか、国会議事堂の外壁なんかに使われてるよね」

拓斗 「おまえ、ついて来てるか?」

主人公「花崗岩くらいならわかりますよ。中学校の理科で習った記憶がありますし」

  ごめん・・・わからない・・・お墓で分かったけど(^▽^;)

健至 「そうか、すっかり忘れてたけど、△△は博物館で働いてるんだもんな」

主人公「はい。一応・・・」

  最近は、黒狐の店員ですけどねっ!( ´艸`)

集  「・・・」

主人公「マスター、どうしたんですか?」

集  「いや・・・花崗岩くらいなら、こんな複雑な液体を作らなくても加工方法なんて他にいくらでもあるだろうし。問題は、『何に使うためのものか』・・・だな」

健至 「あえて、削るんじゃなくて、溶かす・・・のか」

集  「なんだか怪しいね。お宝のニオイが近くなってきたよ」

マスターの笑顔に、みんなも頷いた。

今日はここでお開き---

その時私の携帯に博物館で一緒に働いている同僚(鴨野橋)から電話。

博物館の捜査が終了したので、明日から開館するとの連絡だった。

一応ブラックフォックスに見張られている立場上確認してみると、快くOKしてくれた。

(久しぶりの仕事、嬉しいな)

(そういえば、ずいぶん長く一緒に居るような気がしてたけど、みんなと出会ったのは、数日前のことなんだよね)

主人公「でもなんだか、ずっと昔から知ってる人たちのような気がするんだよね・・・」

また明日ね、と帰っていくみんなを見送りながら、ふと、そんなことを考えた。


久しぶりの職場に嬉しい気持ちでいっぱい。

見慣れた博物館の館内を見回した。

(えっと、今度の展示は・・・)

主人公「奇跡の仏像展、か・・・」

鴨野橋くんがやってきたので、今度の展示の話を聞いてみると

写真の入った展示のチラシを見せてくれた。

主人公「この白い仏像、すごく素敵・・・」

(どれもすごい仏像なんだろうけれど、この白い仏像が特に素晴らしいな・・・)

(なんか神々しいっていうか、迫力があるっていうか・・・)

鴨野橋「ああ、これですか。これは国宝だそうですね」

主人公「そうなんだ・・・」

鴨野橋「作った人は不明みたいですが、大正時代に発見されたそうで・・・花崗岩で出来てるみたいです」

(あれ、花崗岩ってどこかで聞いたような・・・)

鴨野橋「それにしても、珍しいですね」

主人公「えっ、何が?」

鴨野橋「アジアの方には花崗岩の仏像と言うのがたくさんあるんですが、日本ではあんまり見かけないんですよ。野ざらしの仏像なら、採掘地などにいくつかありますが、こんなに綺麗なものはめったにないんじゃないですか」

主人公「そうなんだ・・・」

仏像の写真の下にある、説明文をじっくりと見た。

この展示の協賛の団体・・・

『人類みんなお友達教会』

今回の展示物はこの団体の仲介で展示できることになったらしい。

特に私が気に入った白い坐像はこの団体の力添えが無かったら展示できなかったとまで言う。

主人公「ご、ごめん鴨野橋くん。ちょっと用事を思い出しちゃって、また後でいろいろ教えてね」

(こんなタイミングでなんて、怪しすぎる)

(それに、花崗岩って、昨日の話に何か関係があるのかも)

主人公「マスターに知らせなくちゃ・・・」

マスターに電話をするものの繋がらない。

その日は慌ただしく時間が過ぎていき、あっという間に帰宅の時間になった。


黒狐に戻るとお店はいつもより忙しそう。

私は着替えて、閉店まで店を手伝った。

マスターと夕飯をとりながら、博物館の展示のことを話す。

集  「花崗岩で出来た仏像か・・・」

主人公「はい。それに、またあの教団の名前が・・・」

集  「・・・確かに、このタイミングでは怪しすぎる。こっちでも何か裏がないか調べてみるよ」

集  「あとはオレが片づけておくから、ゆっくりお風呂でもどうぞ」

時計を見ると、もう遅い時間だった。

主人公「ありがとうございます。お言葉に甘えますね」

集  「おやすみ、おつかれさん」

主人公「はい、おやすみなさい」

お風呂上り、喉が渇いたのでお店のある1階へと降りる。

マスターが誰かと電話していた。

私の姿を確認すると、すぐに電話を切ってしまった。

電話の相手は?・・・私を危険なことに巻き込みたくないとの配慮から教えてはくれなかった。

その日は少し複雑な気分のまま眠りについた。


翌日

白い仏像が搬入されてきた。

学芸員「お世話になります~」

主人公「こちらこそ。素晴らしい展示物を紹介してくださって、ありがとうございます」

(あれ・・どこかで聞いたことのある声・・・)

学芸員「いや~実にすばらしい仏像です~」

主人公「そうですね、特にあの・・・」

学芸員「白い坐像ですよね~あれは素晴らしい仏像です~」

主人公「は、はぁ・・・」

(なんだろう、この人・・・私まだ何も言ってないのに)

学芸員「実は・・・あの仏像には特別な言い伝えがあるです~」

主人公「言い伝え・・・ですか?」

(もしかして、秘法に何か関係あるのかも)

主人公「あっ、あの・・・その言い伝えを教えて頂くことは出来ますか?」

学芸員「いえいえ、盗まれることになっても大変ですう~。あまり他言しないように、お友達にも言われていますので・・・」

主人公「お友達・・・!?」

学芸員「あっ!いやいや。仏像の展示の実現に、力を貸してくれた知人のことです~」

主人公「あの・・・絶対に他言はしませんので、なんとか教えて頂けませんか?」

(この仏像が秘宝に繋がってるのかもしれないんだし、何か少しでも手掛かりをつかまなくちゃ・・・)

学芸員「まぁ、いいでしょう。あなただけ特別ですう~。実は・・・ここだけの話」

主人公「はい・・・」

学芸員「この仏像の隠された秘密を解くと・・・とんでもないお宝の隠された場所が明かされると言う言い伝えがあるんですう~」

もう少しで、お宝につながる手がかりをつかめそうだと思うと、握った手も、いつの間にかうっすらと汗ばんでいた。

(この仏像と秘宝・・・いったいどんな関係があるの?)










選択肢

・私も手伝います

・聞いてみる




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