以下ネタバレです
昨日私達を襲った相手がわかった。
昨日の出来事を思い出しながらパソコンを見る。
ヘンな服装の男が映し出されていた。
『人類みんな友達教会』
最近世界で話題になっているカルト教団のメンバーだという事がわかった。
なぜ、大学の施設に入り込んでデーターを盗んだかの理由はわからない。
ひいおじいちゃんのお宝を狙っているかどうかも・・・
集 「理由はともかく、平気で銃をぶっ放すような危険な奴らには絶対渡せないな。お宝はオレ達が先に手に入れないとな」
まずは教団に侵入して調べることになるのだけど、他のメンバーは顔がばれてる可能性が高い。
そうなると・・・私が教団に入り込んで調べるしかないことになる。
主人公「わかりました。私が行きますよ・・・」
流輝 「よし、よく言った」
集 「・・・やっぱり○○ちゃんじゃなきゃダメ?」
黙って、様子を見守っていたマスターが口を開いた。
拓斗 「コイツ以外いねーだろ」
集 「なら、オレも行くよ」
宙 「ボスも?」
集 「・・・本当は行かせたくないけど、○○ちゃん一人に、危ない思いをさせるわけにはいかないしね。誰かがついていくとしたら、オレしかいないでしょ」
宙 「お、やっと本格的に現役復帰するの?そうだよね、あれから随分立つもんね・・・」
(あれから?)
流輝 「おい、宙!」
健至 「・・・」
気まずい空気が流れた。
宙 「ごめん・・・うっかり」
集 「おいおい、暗くなるなよ。もう昔のことなんだからさ」
笑顔でマスターが続けた。
主人公「あの・・・・今の話って・・・」
集 「・・・あんちゃんには言ってなかったから、急に困っちゃうよね。うーん、ちょっとトラウマって言うかね。・・・忙しさに追われて、最愛の人の死に際に立ち会えなかった・・・って言えば、少しは自分も慰められるのかな」
(それって・・恋人をミッション中に亡くしたのかな・・・だからあの時、更科くんがこれ以上深く聞かないでって言ってたんだ・・・)
主人公「あの、私・・・すみません。立ち入ったことを聞いてしまって・・・」
集 「別に○○ちゃんが悪いわけじゃないし、そんな気にしないで」
集 「じゃあ、ミッションに関してはオレが○○ちゃんに同行するってことで。ほら、明日は早いんだし、お開きにして早く休まないとね」
流輝 「そうだな」
その日はいつもより早めに、それぞれが家へと帰っていった。
みんなが帰った後、私達は後片付けを始める。
マスターは何もなかったかのようにふるまってるけど、ため息が漏れてしまう。
集 「○○ちゃん、さっきの話なんだけどね。隠してたつもりじゃないんだよなー」
主人公「はい・・」
集 「なんか、そう言うのって、話される方も重い気分になるだろうし・・・なんとなく、触れられたくない部分だったりしてね」
(マスター、無理に笑ってるよね・・・)
集 「気を使わせて、ごめんね」
主人公「ちがいます、私がいけなかったんです」
集 「○○ちゃんはなんにも悪くないでしょ?あんな風に、みんなでコソコソ隠してるように見えたら、普通気になるだろうし」
主人公「そんなことはないですけど・・・ただ・・・少し心配には思いました」
集 「あーそれだ、うん」
主人公「何ですか?」
集 「こんなヒミツの話まで、話したくなっちゃった原因。なんとなく、○○ちゃんには話していいかな?って思ったんだよね」
主人公「そんな・・・」
(そんなこと言われたら、なんだか、胸の奥がせつないよ・・・)
集 「なんて言うか、自分のことを心配してくれる人がいるっていうのは悪い気はしないものだよね。いつもはオレがみんなのことを心配する立場だからさ」
主人公「そうかもしれないですな」
集 「よし、明日のミッションも頑張ろう。今度はこの間みたいに、勝手に動いちゃダメだよ」
主人公「大丈夫ですよ」
(迷惑を掛けないようにしなくちゃ)
集 「よし、いい子だね」
主人公「じゃあ、このお皿、しまってきますね」
集 「一気に運ばなくてもいいよ。危ないから・・・」
ガッシャーン
言われた傍から落としてしまい、慌てて掃除用具を取りに行った。
集 「いたっ・・・」
マスターが指を切ってしまっていた。
絆創膏を探してマスターの指に張った。
集 「なんか、こんな風に○○ちゃんに手当てしてもらうのもいいなぁ・・・って。いつも、オレがあいつらを手当てしてあげる方だから」
主人公「そうなんですか。確か・・・みんなは子供の頃から一緒なんですよね」
集 「そうだよ。ひいじいさんたちの時代から、いろいろとつながりがあったんだよ」
主人公「子供の頃から、みんなは今みたいな感じだったんですか?」
懐かしそうに、微笑んで、みんなのことを話してくれた。
主人公「なんだかマスターってお兄さんというより、お父さんみたいですね」
( ´艸`)
集 「ハハハ、それはひどいなぁ。まだまだ若いって思ってるのに。まあ、オレがあいつらの子守役ってことには変わりないけど」
主人公「ふふ、なんだか想像できますね」
集 「でしょ?だけど・・・こんな風に、心配してくれる人がいるのは悪くないものだね」
集 「そういえば昔は、時々こんなこともあったな・・・」
主人公「前にも?」
(もしかして、さっき話していた恋人のことかな・・・思い切って聞いてみようかな・・)
主人公「あの・・・マスターの恋人って、どんな方だったんですか・・・?」
集 「うーん。何ていうか・・・恋人って言うか・・・奥さんだった人ね」
主人公「えっ!」
(マスター、結婚してたの・・・!?)
集 「もともと体の弱い人でね、病気で亡くなったんだ。オレが店をはじめたばかりの頃は、料理も全然うまくなくて。よく包丁で手を切ったりしてね。その時も、こんな風によく手当てをしてもらったな・・・って」
懐かしそうな目で、キッチンを眺めた。
主人公「もしかして、最初の日にキッチンの掃除はしなくていいって言ったのは・・・」
集 「ああ、あの時はごめんね。なんとなく、親しい人以外にここに立ってほしくなくて」
主人公「あ、私、今も勝手に入っちゃって・・・昨日も勝手に朝ご飯作ったりしてすみませんでした!」
集 「アハハ、今はもういいんだよ。いや・・・正直、ちょっと動揺しちゃったんだけどね。なんというか・・・○○ちゃんならイヤじゃないし」
主人公「・・・それ、どういう意味ですか」
集 「さあ?・・・どういう意味だろうね」
思わせぶりはやめてー!!
主人公「・・・」
集 「もちろん。○○ちゃんは大事な仲間だしね」
主人公「仲間・・・そんな風に言ってもらえて、嬉しいです」
集 「なんだか、久しぶりに昔のことを色々思い出したよ」
主人公「私のせいで・・・すみません・・・」
集 「いや、あくまでも思い出としてね。思い出としての・・・懐かしさって言う感じかな」
集 「そんな暗い顔しないで、○○ちゃん。昔のことなんだからさ」
マスターが、怪我をしていない方の手でくしゃっと私の髪を撫でた。
主人公「手当てしちゃいますね。もう少し、動かないでください。絆創膏がずれちゃいますから」
集 「はいはい。宜しくお願いします」
(なんだろう・・・・マスターの方をうまく見れない・・・)
主人公「もう良いですよ」
集 「ありがとう」
集 「あ・・・そうだ」
マスターが思い出しようにポケットから何か取り出し、私に手渡す。
小さなラインストーンのついた、黒い狐の形のストラップ。
マスター自作の黒狐特製ストラップ。
揺れるたびチリン、と音を出す小さな鈴もついていて、私は何度か指ではじいてみた。
翌日---
蛭川さんから、盗聴器と小型のカメラを渡される。
集 「ほらほら、ちゃんと準備してね。備えあれば憂いなしっていうでしょ?」
宙 「盗聴器は見つかることないと思うけど、カメラは気を付けてね。あんまりキョロキョロしすぎると逆に目立っちゃうから」
主人公「うん」
(こんな風にいざ侵入するとなると、やっぱり緊張するな・・・)
健至 「何かあったら、すぐに助けに行くから」
主人公「ありがとうございます」
集 「準備は出来たかな?じゃあ、そろそろ行こうか」
主人公「はい」
健至 「気をつけてな」
主人公「・・・」
こくんと頷くと、マスターと一緒に教団の本部へと向かった。
選択肢
・考えさせてください
・見つめ返す
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