以下ネタバレです





廣瀬さんと2人きりで食事なんて初めて・・

悠月さんとのことで悩んでる私をからかうかのように話をする廣瀬さんだけど・・・

遼一 「で?なんとなくでも答えは出たのか?」

主人公「それは・・・」

遼一 「まあ、そう簡単には無理か」

主人公「自分の中で、どうしても悠月さんと仕事のどっちかを選ぶことができないんです。考えれば考えるほど、どっちを選んでも後悔するような気がして・・・」

遼一 「そもそも、比べるようなものじゃないからな、仕事と恋愛ってのは。どっちの男を取るか、っていうのならどっちかを選ぶしかないんだけど」

主人公「それもまた極論ですね」

遼一 「結局そういう事だろ?比べようのない、まったく別物を同じ土俵に立たせるからダメなんだって。おまえがどっちかを選べないってのは、正論だと思うけどな。むしろ、そんなことをしてどっちかを選べるなら、どっちも所詮は比べられる程度の存在だったってことだ」

主人公「選べないのは当然・・・ですか」

遼一 「と、オレは思うけど。まあ、ただでさえ人生を左右するような問題なんだから、そうでなくとも悩むのは当たり前だしな」

昨日、皐月さんに話を聞いてもらった時のように、少し気持ちが楽になるのを感じた。

昨日と今日で、少しだけ気持ちを持ち直しながら・・・私は廣瀬さんとの食事を楽しんだ。


久しぶりに編集部に出社。

風子と久しぶりに顔を合わせハリウッドでのこと、まだ私の答えは出ていないことを告げた。

風子もまだまだ悩めばいいと言ってくれる。

  いい友達だよね・・・風子って、なんか安心できる

  出しゃばらないし・・・それでいて結構素直だし

今回の件で編集長にお礼を言って、早速今回の取材の件を話そうとするが・・・

編集長「ああ、それはあとで聞く。それよりおまえ、やったな!」

主人公「え?な、何がですか?」

以前からお願いしていた、長期連載の話を廣瀬先生が受けてくれたと言う。

編集長「ただ、条件があってな」

編集長「それってのが・・・」

遼一 「おまえが担当になることだ」

編集長の許可が下り、廣瀬さんの担当を務めることになり、早速打ち合わせにはいる。

編集長が打ち合わせの資料を取りに部屋を退席し2人になる。

今まで何度も打診していたのに急に仕事を受けてくれたことが気になり廣瀬さんに確認。

すると、気紛れだと言われてしまった。

忙しいのに大丈夫なのかと心配になる。

遼一 「それより、すっきりしない顔してんな」

主人公「それは・・・」

遼一 「時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものだ」

主人公「え?」

遼一 「シェイクスピアだよ」

  遼一って、シェイクスピア、好きねー

  まったくわかりませんが・・・ (^▽^;)

主人公「はい・・・それは、聞いたことあります」

遼一 「普通、20代ってのはまだ働く時期だ。だからそんなに急がないで、おまえのペースで走ったらいい」

主人公「私のペースで・・」

遼一 「焦ったって答えなんか出ねーよ。結局は自分が納得いくまで悩むしかない。悩むのも全部、自分のペースじゃなきゃダメだってこと」

主人公「廣瀬さん・・・」

遼一 「つーわけで、オレもこれが自分のペースなわけ。1本くらい連載が増えてもなんてことない」

主人公「なるほど・・・」

(仕事が好きで、これが何よりもやりたいことで・・・今は・・・急いでそれを手放さなくてもいいのかな)

編集長が戻ってきて再び打ち合わせを再開。

廣瀬さんに背中を押されたような気がして・・・

3人で打ち合わせをしながら、たまに自分の意見も思い切って言ってみる。

その時、どこかで携帯のバイブ音が聞こえた。

私の携帯・・・今は仕事に集中しないと!

内容の濃い打ち合わせが終わる頃には、もう外も薄暗くなっていた。

廣瀬さんを玄関まで送る。

主人公「廣瀬さん、今日は本当にありがとうございました」

遼一 「別に、仕事しに来ただけだし」

主人公「でも・・・色々話を聞いて頂けて、少し気持ちが楽になりました。私のペースで・・・もう少し考えてみます」

遼一 「おまえね、あんまり考えすぎるんじゃないよ。悩みすぎたら、また泣きそうな顔になるんだろ?」

主人公「泣きそうな顔って・・・」

遼一 「おまえ、ここ最近そういう顔しかしてないって自覚ないだろ。まあ、オレもそう頻繁におまえと会ってるわけじゃないけど」

主人公「気をつけます」

  ほんと、気をつけろ! 仕事に支障が出る。

  あと、つけ込まれることだってあるし?

遼一 「真面目だね。まあ、あんまり悩むな。いざとなったら、オレがいるだろ?」

主人公「え?」

遼一 「最後には、オレの所に来いっつってんの」

  ぜひっ!о(ж>▽<)y ☆

主人公「はあ・・・」

遼一 「ははっ、その顔」

主人公「え!?」

遼一 「もしかして今の言葉、信じた?」

主人公「!」

遼一 「嘘に決まってんだろ。なんでオレがお前の世話しなきゃならないんだよ。おまえはもうちょっと男ってもんを学ばなきゃダメだな」

  なーんだ、嘘なんだ・・・期待したのにな(-""-;)

主人公「・・・やっぱり廣瀬さんは、意地悪ですね」

遼一 「それ、オレにとっては最高の褒め言葉になるけど。それに、素直な奴は嫌いじゃないぜ」

廣瀬さんの大きな手が、頭にぽんとおかれた。

遼一 「じゃあな」

廣瀬さんの背中を眺めながら、私はさっきの言葉と今の行動をどう取っていいのか、分からなくなっていた・・・


自宅にもどり今日一日を振り返る。

廣瀬さんが急に仕事を受けてくれたこと、そしてその担当に私がなったこと・・

その時、バックの中から携帯のバイブ音が聞こえてきた。

慌てて、バックから携帯を取り出すと、悠月さんから。

日本に戻ってからの仕事のことを話す。

廣瀬さんの担当になり、打ち合わせがとても楽しくて時間が早く過ぎた事、

そして今、仕事を頑張ろうって思ってることを伝える。

悠月さんはどこか寂しそうな声。

疲れているだろうからと電話は切れてしまった。

(悠月さん・・・・・やっぱり元気なかった)

(今の仕事を頑張ろうって決めたってことは・・・私、悠月さんよりも仕事を選んだことになるの?)

(でもまだ自分の中で答えは出てない・・・)

主人公「・・・本当にこれで・・・いいのかな」

出口のない迷宮に迷い込んでしまったような気持ちのまま、その日は眠りについた。







選択肢

・編集長に聞く

・残業しちゃって



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毎日この悩みかー

さすがに長いでしょ?


考え方かたが極端だし・・・

ほんと、読んでて疲れる ((o(-゛-;)