以下ネタバレです




翌日、黒狐の掃除をしているとTVから昨夜の国会図書館の盗難事件のニュースが流れる。

いくら世直しのためとはいえ、ミッションに協力してしまったことがどうしても気になった。

気にしていると、更科くんがやってきてお店の開店まで気分転換に散歩に行こうと誘われた。

私達は近くのコーヒースタンドでカフェラテを買って、公園に来ていた。

今日の更科くんは授業が休講になったため、黒狐にお昼を食べに来たと言う。

宙  「そういえばさっき、マスター、見なかったね」

主人公「今日は朝から買い出しに行ってるよ」

主人公「あ、昨日・・・と言えば」

(あ、もしかしたら、更科くんなら何か知っているのかも・・・)

宙  「どーしたの?」

主人公「あの、マスターって一体どんな人なんですか・・・」

宙  「マスター?」

主人公「実は昨日・・・」

地下室での出来事を話した。

宙  「そっか、きっとまだ・・・」

主人公「まだ・・?」

宙  「あ・・・ううん、何でもない。まあ、人それぞれ色々な過去があって当然だし」

主人公「色々って・・・?普段、何を考えてるのかよくわからないけど・・・」

宙  「アハハ、ちょっといい加減に見えるところもあるかもしれないけど、やっぱり、すごく頼りになる人だし・・・ま、あんまり詮索しないであげてね」

主人公「うん・・・」

カフェラテを飲みながら、少しの間、更科くんとのおしゃべりを楽しむ。

噂をすればマスターから更科くんに電話。

店を開ける前に次のミッションの打ち合わせをすることになり、急いで黒狐に戻った。

稲垣さん以外は揃っていて、早速昨日話していた大学施設へのミッションの説明が始まった。

パソコンの画面や、見取り図のようなものを見比べながら、今回のミッションについて確認を取っている。

(あ、そういえば・・・)

主人公「マスターは話に入らなくていいんですか?」

集  「オレたちは、今回もお留守番だからね。あいつらに任せておけば、大丈夫でしょ。優秀な部下を持つと楽でいいねー」

主人公「オレたち?」

集  「そ、オレと○○ちゃんのことね」

流輝 「宙、あとで健至に確認取ってから連絡してくれ」

宙  「はーい」

流輝 「拓斗、夜までに出来そうか?」

拓斗 「ヨユー」

(柳瀬さん、やっぱりリーダーらしいなぁ・・・)

流輝 「じゃ、また夜に」

宙  「僕も一度帰ろうかな・・・」

ミッションのミーティングはいつの間にか終わったようで、柳瀬さん達が慌ただしく黒狐を出て行った。

蛭川さんがテーブルに伏せたまま眠っている。

集  「おーい、たっくん、店、開けるから上で寝てよ」

拓斗 「んー」

集 「こりゃダメだな。ちょっと二階まで運んでくるから、ランチの看板、表に出してきてくれるかな?」

主人公「わかりました」

マスターが、眠そうな蛭川さんの肩を抱えて、二階へと連れて行った。

(なんだかんだ言って、この人たちって仲良しなんだよね)


夜---

みんなはミッションのため大学施設へ向かうため黒狐を出ていった。

みんなを見送った後、前回と同じく、マスターと地下室にやって来た。

この間と同じ、大きなモニターの前のイスに座る。

しばらくすると、大きなモニターにみんなの姿が映った。

流輝 『ミッション開始』

集  「はいよー、了解。頑張ってね」

みんなが手際よく忍び込んでいくのを見届けると、マスターはまた、占いの本に目を落としてしまった。

主人公「あの、見てなくてもいいんですか?」

集  「まぁ、いつも通り、あいつらに任せておけば何とかなるから」

(また、その言葉・・・)

主人公「あの、マスターが、ブックフォックスのボスなんですよね?」

集  「ま、一応ね」

主人公「全然、ボスらしくないような気がするんですが・・・」

集  「そうかもね・・・」

主人公「そんなにのんびりしていていいんですか?」

集  「・・・」

(あ、言いすぎちゃったかも・・・)

黙ったままのマスターの様子を見る。

主人公「すみません、あの、私、余計な事・・・」

集  「おーっ!」

主人公「ど、どうしたんですか!」

集  「○○ちゃんちょっと見てよ。オレ、明日の金運が絶好調!パチンコでも行こうかな」

主人公「は・・・・?もう、また占いの話なんですか・・・」

(もう・・・よくわかんない人だな・・・)

(昨日はあんなに悲しそうな顔してたのにな・・・)

主人公「別人みたい・・・」

(更科くん、どうしてマスターのこと、あんなに庇ってたんだろう・・・)

(なんだか心配して損しちゃったかも・・・)

主人公「はぁ・・・」

集  「・・・そうあかrさまにため息つかれるとなぁ・・ま、言いたいことがあるのは、わかるけど」

占いの本に目を落としたまま、マスターが静かに言った。

主人公「えっ・・・」

集  「昨日、オレが眺めていたのは何の写真なのか、とか・・・気にしてるんでしょ」

主人公「・・・あっいえ・・・そんな。だって、あんなに切なそうな顔してたから・・・」

集  「昨日も言ったでしょ?まぁ、余計なことでこれ以上○○ちゃんを悩ませたくないし、全然気にしなくていいことだよ」

主人公「でも・・・私に、何か力になれることがあればと思って・・・」

開いていた本から顔をあげ、マスターがいつになく真剣な顔でこちらを見ていた。

集  「大人の男にはね、簡単には言えない秘密があるの。だからこれ以上、詮索しないでね」

(更科くんと同じような事言ってる・・・)

(でも、そんなこと言われたら余計に気になるけど・・・)

主人公「・・・」

集  「いい子だね」

マスターの大きな手が、ぽんぽんと、優しく頭を撫でた。

その時・・・

ガガガーッ!

健至 『うわっ!』

バンッ!バンッ!

主人公「えっ・・・」

  健至ー!!

集  「おい、健至!どうした!何かあったのか!」

ザザー・・・・

突然・・・銃声が響き、モニターからの通信は途切れてしまった。

集  「流輝、おい、聞こえるか!」

集  「拓斗、宙!」

集  「・・・くそっ・・・」

集  「急いで車に乗って!オレたちも行こう」

主人公「えっ、現場に行くんですか!?」

集  「これは緊急事態だ。さすがに、悠長にお留守番とはいかないだろ」

主人公「は、はいっ」

急いで黒狐を出ると、突然音信の途絶えた、みんなの元へ駆けつけた。


大学に到着するや否や、警報機が鳴り響いた。

中からは煙も出てきていた。

集  「オレが様子を見てくるから。○○ちゃんは絶対に車から出ないでね」

集  「これ、念のために持っててくれるかな?」

主人公「分かりました」

手渡されたインカムを耳に当てる。

周囲の様子を急いで確認するとマスターは一人、車を降りて中の様子を確認しに行った。

ジジッ・・・

ジジッ・・・

何か音が聞こえて聞き取ろうと意識を集中させる。

主人公「聞こえますか!」

健至 『だめだ・・・』

主人公「稲垣さん!稲垣さんですか!!」

健至 『ううっ・・・』

主人公「稲垣さん!聞こえますか!何があったんですか!」

ジジジ・・・

主人公「今、マスターがそっちに・・・」

健至 『だ・・・ダメだ・・・』

健至 『こ・・・これは・・・罠だ・・・来る・・・なよ・・・』

主人公「!」

ジジジジジ・・・・

主人公「稲垣さん!聞こえますか!」

(罠って・・・きっと、中で何かあったんだ)

主人公「今・・・来るな?って言ってた・・・」

主人公「大変・・・急いでマスターに知らせないと!」

慌てて車を降り、先に中に向かったマスターの後を追い掛けた。






選択肢

・気になってない

・そんなことしてる場合じゃない



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この子、知り合ったばかりの人に結構入り込んでいくね

気になるのはわかるけど・・・

一生懸命隠してるんだから今はそっとしておこうよ、ね?

大人には大人の事情、秘密ってものがあるのよ( ´艸`)


ところで、他のメンバー大丈夫かしら?

健至、撃たれちゃったの?

えー!! ((>д<))